2008年03月29日

ジョーダンの妨害、フォース・インディアに影響なし ファクトリーには2本の道路

先日、エディ・ジョーダンがフォース・インディアのファクトリーに通じる道に制限を課しているというニュースが報じられたが、当のフォース・インディアはその報道を否定している。

今週明らかになったこのニュースは、フォース・インディアの前チームのオーナーであるジョーダンが、イギリス・ノーサンプトン州にあるフォース・インディアのファクトリー周辺の土地を所有しているため、ファクトリーに通じる道をコンクリートブロックでふさいでいるというものだった。

しかしチームのスポークスマンは、ジョーダンの行為はチームの妨害にはなっていないと話す。

「シルバーストーンのファクトリーには、2本の道路が通じています。メインの公道のほうは今でも開いていますので、訪問者やスタッフたちは通常通りファクトリーに入ることができています」

しかし、ジョーダンがもう1つの道をふさいでいることも、このスポークスマンは認めている。


「2本目の道路には、まだオーナーシップを持っていた時のエディ・ジョーダンによって閉じられました。しかし、フォース・インディアには何の影響にもなっていません」


フェラーリスポークスマン、マッサのスピンに言及 「7コーナーでリアを滑らせ、スピンした」

26日(水)に報じられたように、フェラーリのスポークスマンは“フェリペ・マッサのマレーシアGPでのスピンはドライバーのミス”と発言している。

マッサのスピンによって、彼が2008年以降フェラーリのシートに座り続けることができるのかどうかも大きな注目を集めているが、フェラーリはスピンの原因を調査していた。

実際、スピンでリタイアを喫したマレーシアGPの前戦だったオーストラリアGPでも、マッサはオープニングラップの1コーナーでスピンを喫し、ウオールにノーズをぶつけていたのだ。そしてその後にはデビッド・クルサード(レッドブル)との派手な接触事故も発生した。

フェラーリのスポークスマンを務めているルカ・コラジャンニは先週末のマッサのスピンについて、「彼(マッサ)は6コーナーの出口で少し縁石に乗り上げすぎてしまい、マシンは空力的にアンバランスになってしまいました」と説明。

そして「そのため、彼は続く7コーナーでリアエンドを滑らせ、スピンを喫してしまったのです」と付け加えた。


一方、コラジャンニはスイス誌『Motorsport Aktuell(モータースポーツ・アクチュエル)』に対し、“2009年以降のフェラーリドライバーとして、すでにフェルナンド・アロンソ(ルノー)と契約を済ませているのではないか?”といううわさをはっきりと否定した。

「フェルナンド・アロンソとフェラーリの間には何の契約も存在していません」

また、「すでに2人のドライバーと2009年シーズンの契約を持っていることを改めて強調したいと思います」と語ったコラジャンニは、2009年も現行のライコネン&マッサというドライバーラインアップを継続することを示唆した。

しかしF1パドックでは、マッサは自らのミスによって将来を暗雲立ち込める状態にしてしまったのではないかといううわさが広まっている。

Honda Racing F1のテストドライバーを務めるアレキサンダー・ブルツは、「彼は自分のポジションを高めることができていない」とコメントした。


タグ:F1 マッサ

力強いスタートを誓う バーレーンGP - BMWザウバー - プレビュー

開幕後の2レースで連続2位表彰台をゲット、19ポイントを獲得しコンストラクターズチャンピオンシップで2位につけているBMWザウバーは、2008年シーズンを力強いパフォーマンスと共にスタートした。来週末に開催されるバーレーンGPでも、このポジティブな流れをキープしていきたいところだ。

ニック・ハイドフェルド

「バーレーンのサーキットレイアウトや施設が本当に好きなんだ。すべてが新しく、広々としているからね。全サーキットの中で僕が選ぶ最高のセクションとは、バーレーン・インターナショナル・サーキットの5コーナーから11コーナーなのさ」

「バーレーンの気候は悪くない感じだけど、砂漠の真ん中に位置しているため、コース上やチームの機材には砂が舞い降りるんだ。昨年はバーレーンテストを2度行うことで準備万端だったから、結果として素晴らしいレースができた。今年は数チームだけがニューマシンで開幕前のテストを行っている。GPウイークエンドの金曜日にまずやるべきなのは、セットアップ面で彼らとのギャップを縮めることだ」

ロバート・クビサ

「バーレーンでのレースをとても楽しみにしているよ。その理由の1つは、昨年のバーレーンGPで2007年の初ポイントを獲得することができたからだ。そしてもう1つの理由は、今シーズンのオーストラリアGPとマレーシアGPで力強いスタートをすることができたからさ」

「バーレーンのサーキットはメルボルンやセパンとはかなり異なっている。長い直線とハードブレーキングが必要なコーナーを備えているんだ。それに高速コーナーも多い。風向きもかなり重要な役割を果たすことになると思うが、僕らのマシンは風を受けた時に不安定になりやすいから、あまり強い風は吹かないでほしいな。もちろん、このサーキットでF1.08がどんなパフォーマンスを見せるのか知りたいよ。だけど、ここでも競争力を発揮することができるだろうって自信を持っているんだ」


マリオ・タイセン(BMWモータースポーツディレクター)

「シーズン開幕戦からのフライアウェイでのわれわれの結果はかなり良いものとなっている。メルボルンとセパンで獲得した2位という結果は、本当にハッピーだ。マレーシアではファステストラップも記録し、これまでに19ポイントを獲得しているからね。マレーシアGP後は1度ヨーロッパに“ピットストップ”し、モチベーションを高めてバーレーンに向かうよ」

「バーレーンGPでもこれまでに発揮できたパフォーマンスを保つことを狙っている。BMWはバーレーンを我が家のように感じるだけの理由があるんだ。サーキットにある最新鋭の施設には、BMWパフォーマンスセンターとBMWドライバートレーニング、そしてフォーミュラBMWレーシングスクールがあるからね。さらに自動車メーカーとしてのBMWは、中東でもプレミアムな存在として強固な足場を築いているんだ」

ウィリー・ランプ(テクニカルディレクター)

「オーストラリアGPとマレーシアGPで見せた力強いパフォーマンスは、F1.08の開発の方向性が正しいものであり、しっかりと前方へ進んでいることを証明している。だが、チーム間勢力に関してはまだ明言をしたくはないんだ。あと1、2戦戦ってみないことにはわからないだろうからね」

「バーレーンのサーキットはいくつかの低速コーナーと、長いホームストレートを有しており、最後にはタイトなセクションもある。サーキットレイアウトを考えると、空力的セットアップには妥協点を見出す必要が出てくるね。低速コーナーを考えれば高いダウンフォースが欲しいが、ストレートでのトップスピードも重要だ。良いトラクションを得ることも大切なことで、特にホームストレート後に設けられている狭いセクションではトラクションのかかりが大事になってくる。バーレーンではこれまでよりも1段階軟らかいタイヤコンパウンドを使うことになるが、これがレース戦略では重要な役割を果たすはずだ」


タグ:F1 BMW

第3戦に期待するハミルトンとコバライネン バーレーンGP - マクラーレン - プレビュー

2008年F1世界選手権第3戦はバーレーンで開催される。

マクラーレン・メルセデスは2戦を終えて合計24ポイント獲得、コンストラクターズ選手権1位というポジションでバーレーン・インターナショナル・サーキットに乗り込む。

ドライバーズ選手権はルイス・ハミルトンが14ポイントで1位、ヘイキ・コバライネンは10ポイントで4位につけている。

ルイス・ハミルトン

Q: バーレーン・インターナショナル・サーキットはエキサイティングなレースを目的として建設されましたが、コースレイアウトについて、そしてオーバーテイクポイントについて説明していただけますか?

ルイス・ハミルトン: バーレーンは本当に最高のサーキットだ。文字通り、砂漠のど真ん中を走るわけだから、他のところとは完ぺきに違うよね。ドライブする場所は木やビルのない、ただただ砂漠があるだけ。僕はこのコースが本当に好きなんだ。ターン1、4、7、10のようにオーバーテイクするチャンスがたくさんあるからね。どのストレートでもスリップストリームが生かせるんだ。だから、レースという観点からすれば、本当に素晴らしいサーキットだよ。

レイアウトも素晴らしい。スタートが超ロングストレートで、その後にはかなりタイトなコーナーが待ち受けている。そこから次のロングストレートに向かってキンクを通過しながら加速していくんだ。キンクが多くて勾配の変化が激しい曲線的なサーキットだから、いくつかの領域に大きく影響する。それに、路面に砂を運んでくる風も重要だね。ラインを外れると(砂の影響で)本当に滑りやすい状態になる。オーストラリアとマレーシアもそうだったけど、バーレーンも暑いから、この3レースは肉体的に要求が厳しい。でも、シーズン最初にまとめてあるってことは、準備を一度にできるってことだから理想的だよね。

Q: 何度かレースをされたことがあるかと思いますが、思い出を聞かせてください。

ハミルトン: バーレーンでレースをするのが大好きなんだ。モナコやスパ(フランコルシャン)のように、僕が楽しみにしているサーキットのひとつさ。いい思い出もたくさんある。昨年はファンタスティックなレースだったしね。本当に楽しかったし、F1で3度目の表彰台に上って世界選手権のトップにも加わることができた(キミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソと同点)。ちょっと非現実的だったけどね。一番の思い出はF3時代の2004年。予選で23番手という散々な結果だったんだけど、優勝するために必死で順位を上げた。このレースが一番感情的なレースだったよ。

Q: マレーシアが終わって、バーレーンまでの時間はどう過ごされましたか?

ハミルトン: タイで過ごしたんだ。トレーナーと一緒にフィジカルトレーニングに励んだよ。


ヘイキ・コバライネン

Q: 風やそれに伴う砂の多さで知られるバーレーンですが、路面コンディションにどのような影響があるのでしょうか?

ヘイキ・コバライネン: 一番はっきりしているのは、砂の影響でタイヤのかみつきが悪くグリップレベルが低くなるってことと、いろんな場所で滑りやすくなるってこと。だけど、僕らが走りだすと砂がはじかれていくから、バーレーンの路面コンディションの改善速度はかなり速いんだ。あとは、ほこりも多いからエンジンに対してもストレスが増える。それに天候も変わりやすい。砂漠だから、そういう風に変わりやすくなるんじゃないかと思っている。

Q: バーレーン・インターナショナル・サーキットはブリヂストンポテンザタイヤにどのような要求をしてきますか?

コバライネン: タイヤにはかなり厳しい。ハードブレーキングのポイントもいくつかあるし、高速で方向転換する高速シケインもあるから、タイヤに負荷がかかるんだ。週末を通して、できる限りタイヤを意識しながら、気を使っていく必要がある。レース中の重要な要素にもなるだろうね。

Q: 一番楽しみにしているコーナーやセクションなどはありますか?

コバライネン: ターン6とターン7かな。F1マシンで走ると本当にすごい気分なんだよ。高速シケインでは5速で走るんだ。

Q: マレーシアが終わって、バーレーンまでの時間はどう過ごされましたか?

コバライネン: セパンでのレース後はヨーロッパに戻って、エンジニアと一緒にマクラーレン・テクノロジー・センターに行ったんだ。それから家に帰ってトレーニングに励んだよ。

コレス、スーティルの才能開花に自信 フォース・インディアで存在感を示すフィジケラ

フォース・インディア・チームのコリン・コレス代表が、いまだ結果を残せずにいるエイドリアン・スーティルについて、2008年末でレースシートを失うのではないかといううわさを否定した。

昨年のルーキー、スーティルは、スパイカー・チームでクリスチャン・アルバースや山本左近のチームメイトとして、アクシデントなどを経験しながらも、堅実な成果を残していた。

だが、優勝経験もあるベテラン、ジャンカルロ・フィジケラと組んだ2008年は、ここまでの2戦で完全に見劣りしてしまっている。


すでに昨年序盤のアルバースとスーティルのペースを比較し、シルバーストーンに拠点を置くチームからの離脱を予想し始める者も出てきた。

「そのような事実はまったくない」とチーム代表のコレスはスイスの『Motorsport Aktuell(モートアシュポルト・アクチュエル)』に断言した。

スーティルのシーズンはここまで、2度のテクニカルトラブルに見舞われたこともあり、オーストラリアGPとマレーシアGPの両方で早々にリタイアを喫している。

「エイドリアンは、本来持っているパフォーマンスを見つけ、取り戻す必要がある。才能があることはみんな分かっているんだ」とコレスは言葉を続けた。

コレスは、スーティルのパフォーマンス不足が目立ってしまっている原因にフィジケラの存在もあるという。

「データを見ると、われわれが達成してきた成果を目の当たりにすることができる。これこそ、フィジケラがわれわれにとっていかに大きな存在かを表すものだ」と彼は説明した。


エクレストンの後継候補、また1人辞退 アガグ氏、F1トップの座に興味なし

後継者選びが話題となっているF1チーフエグゼクティブのバーニー・エクレストンだが、また1人、候補者が自ら辞退を表明した。

77歳のエクレストンが引退を決めた場合に、フラビオ・ブリアトーレがその跡を継ぐ可能性について否定のコメントを発表したばかりだが、また1人、同じくエクレストンの親しい友人でビジネスパートナーでもある人物が、将来のF1運営に携わる可能性を否定した。

その人物とは、GP2チームの共同オーナーを務めるアレハンドロ・アガグ氏だ。彼はブリアトーレのクイーンズ・パーク・レンジャーズ買収にも関係しており、スペインのF1放映権を所有している。


アガグ氏はスペインのラジオ局『Cadena SER(カデナSER)』に対し、「私がエクレストンの跡を継ぐなんて考えられないし、ふさわしいとも思わない」

「彼には天賦の才能があると思う。ただの仲間同士の集まりを、2週間ごとに開催される世界的なイベントに変えてしまったんだからね」と語り、エクレストンを称賛した。

しかし、本人の考えとは裏腹に、37歳のアガグ氏の政治経験を指摘し、彼こそエクレストンの後継者にふさわしいと主張する者もいる。

アガグ氏が“アロンソ・マニア”なる存在が出現する前にスペイン放映権を手に入れた背景には、ブリアトーレのアドバイスがあったという。

「当時、そんなものを欲しがる人は誰もいなかった。だが、フラビオはフェルナンドの可能性を信じて疑わず、F1はスペインで必ずブレークすると保証してくれたんだ」とアガグ氏は説明する。

また彼は、ブリアトーレとマクラーレンのロン・デニス代表の不仲についてもやけに詳しかった。先週のマレーシアGPで、両チーム代表がディナーの席で同席した場に居合わせたのだという。

アガグ氏いわく、両者にはお互い“毛嫌い”し合っているという共通点があるらしい。


元フェラーリ監督が次期ドライバーを品定め アロンソ、クビサ、トゥルーリの名前を挙げる

元フェラーリ監督が、チームのシートに将来的な空席ができた場合、候補に入れるべき現役ドライバーの名前を挙げた。

「私なら、今のフェリペの立場にだけはなりたくないね。2週間の重要な週末で3度も手痛いミスを犯したのだから」と、ジャン・トッドが指揮を執り、フェラーリの黄金時代を築く20年近く前に跳ね馬を率いたチェザーレ・フィオリオは語った。

2008年以降のフェリペ・マッサのシートが疑問視される中、フィオリオはセバスチャン・ベッテルが有力候補であるといううわさを認めている。


「若いベッテルに素晴らしい可能性があることは確信しているが、成功を約束されたドライバーが他にも2人いる」と68歳のフィオリオはイタリア誌『Autosprint(オートスプリント)』に対し語った。

彼が名を挙げたのは、フェルナンド・アロンソとBMWザウバーのロバート・クビサで、いずれも今年限りで現在のチームとの契約が切れることになっているドライバーだ。

フェラーリを離れた後も、プロストやミナルディといったチームで働いた経歴を持つフィオリオはまた、先週末のマレーシアGPで、トヨタのマシンを見事4位に導いたヤルノ・トゥルーリの熱心な支持者でもある。

トゥルーリの33歳という年齢は、イタリアが崇拝するチームの母国ドライバーになるという“重圧を背負うに足る”経験だとフィオリオは考えているようだ。


マーティン・ウィットマーシュQ&A バーレーンでのテスト不足は問題なし

ライバルのフェラーリがオフシーズンにサヒールで6日間のテストを実施した一方で、同地でのテスト走行に参加しなかったマクラーレン・メルセデスだが、CEOのマーティン・ウィットマーシュは第3戦バーレーンGPに強気だ。

Q: バーレーン・インターナショナル・サーキットがなぜブレーキに厳しいのか、そしてチームが準備を進める上で厳しい点を教えていただけますか?

マーティン・ウィットマーシュ: バーレーン・インターナショナル・サーキットの特性はカナダと似ている。それゆえ、高速コーナーの出口では急激な減速を伴うため、ブレーキに厳しくなるのだ。これによってオーバーテイクという点ではエキサイティングになるが、マシンにはかなり要求が厳しくなる。加えて、ドライバーらはブレーキング時にサーキット周りの特徴などで目安を計るのが常だが、バーレーンはそれがないため、ブレーキングポイントに集中しなければならない。レースに向けた準備として、われわれはパートナーの日本企業、アケボノ(曙ブレーキ工業株式会社)と共に改良されたブレーキ効率とクーリングに焦点をあてている。

Q: プレシーズンの同地でのテストは不参加でしたが、そのことが不利になると感じていらっしゃいますか?

ウィットマーシュ: 当然ながら、われわれもバーレーンでテストをやりたかったが、われわれは自分たちが時間を過ごすべき場所を重んじた。冬を通してマシンの空力効率やクーリングを改善してきたので、それがわれわれの弱点になるとは思わない。バーレーンのコースを走行した、ここ数年の素晴らしいデータがあるし、それほど不利になることはないと確信している。


Q: マレーシアからバーレーンまでの2週間、チームの焦点はどこにあてられたのでしょうか?

ウィットマーシュ: 満足できる結果だった開幕2戦を終えて、信頼性に焦点をあてたが、気を配るべき点はいつも多くあるものだ。具体的には、マレーシアでルイス(ハミルトン)のピットストップで起きた右フロントホイールの問題に取り組んでいる。われわれのマシンのペースは素晴らしいし、この勢いを維持しなければならない。風洞での開発も継続された。しかしながら、バーレーンに持ち込む空力パーツについては今も評価しているところだ

元FIA会長ジャン・マリー・バレストル死去 享年86

フランス自動車スポーツ連盟(FFSA)の創設メンバーであり、元国際自動車連盟(FIA)会長のジャン・マリー・バレストルが死去した。享年86。

華やかで時に論争を呼ぶことも多かったバレストルは1986年にFIA会長に選出され、それから5年後にマックス・モズレーにその地位を譲るまで会長職を務めている。

『TSN』によるとモズレーは「ジャン・マリー(バレストル)の死を知り、深い悲しみに暮れている」と語り、こう続けたという。

「フランスおよび世界のモータースポーツに対する彼の貢献は、たぐいまれなものだった」

「このスポーツの全関係者が彼の死を惜しみ、悲痛の時を過ごしている彼の家族と友人に心から哀悼の意を表する」

1921年生まれのバレストルは今日のFIAとして知られる国際自動車スポーツ連盟(FISA/1993年にFIAに吸収された)を率いた人物であり、F1コンストラクター協会(FOCA)とコンコルド協定を締結した人物だ。


28日(金)午後、FFSAはバレストルの死を認め、彼の死は“(モーター)スポーツにおける重大な損失である”とした。

ブリアトーレ「F1を愛しているがバーニーの後釜に入るつもりはない」

フラビオ・ブリアトーレが、一度ルノーを去れば永遠にF1を去ることになるだろうと述べ、いまの彼は過去を振り返ることも未来を見据えることもなく、ただチームとともにあると語った。

 ブリアトーレは1988年、コマーシャルディレクターとしてルチアーノ・ベネトンによってチームに招かれ、すぐ後にベネトンF1チームのマネージングディレクターに就任して以来、F1で活躍し続けてきた。これまでワールドチャンピオンを7回(ドライバーズチャンピオン4回、コンストラクターズチャンピオン3回)経験したほか、44回もの優勝を飾った。ただ、昨年と今年はぱっとしない成績を残している。この事に関してブリアトーレはF1公式ウェブサイトの中でインタビューに答え、「新しいシーズンが始まった。過去に執着する必要などない」と強調する。

 一昨年、癌の摘出手術を受け、健康状態が懸念されたブリアトーレは、ここ数ヶ月間、色々と話題になってきた自身のF1での将来について、はっきりしていることだと答えている。ロンドンのサッカーチーム、クイーンズ・パーク・レンジャーズでの自身の役割について尋ねられたとき、彼は次のように述べた。

「F1は私の時間の90%を占めている。(チームを所有することは)選択肢のひとつなんかではない。私はこれまでリジェ、ミナルディ、ベネトンと渡り歩き、今はルノーで仕事をしている。今の仕事以外、F1でやってみようと考えていることはない。私はチームとともにある」

「今はそんな(将来の)ことを考えて時間を無駄にしたくない。どのようにシーズンが始まっていくか見ていたい。新しい仕事を探してはいない。今持っているもので十分だ。F1への情熱の炎はまだ燃えている。時にはもっと燃え、時には炎が小さくなることもある。だが、依然として燃えているんだ」

 一方、F1で最高の権力をもつバーニー・エクレストンは、引退後にブリアトーレを後継者にするのではという噂を否定している。エクレストンとブリアトーレは、クイーンズ・パーク・レンジャーズの共同オーナーを務めるビジネスパートナーであるのみならず、私的にも仲のよい関係にある。エクレストンはすぐに引退する意志はないと言い続けているが、引退した場合は、後継者としてひとり以上の人間が必要になるだろうと述べてきた。

 現在77歳のエクレストンは、男性ライフスタイル雑誌FHMスペイン版で次のように語っていた。「彼がこの仕事に関心を持っているとは思えない。彼はそもそも私とは異なるプライオリティを持っている男だ」

 エクレストンはまた、F1ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンについて、現在ポイントランキングトップのルイス・ハミルトンと「正反対」の男だと語った。
「ハミルトンは話好きなので、周囲から注目が集まる。一方、キミはまったく違う。彼が次の年にかけて何をしようとしているのか、だれも知らない。彼が今後どうなるかは予想し難い」

トロロッソ、カスタマー問題の和解案を提案

スクーデリア・トロロッソはカスタマーカーの一件で、F1におけるライバルであるフォース・インディアとの争いに決着をつける模様だ。

 フォース・インディアは、レッドブルのセカンドチームとも言えるトロロッソと、ホンダのサテライトチームであるスーパーアグリをスイスの裁判所に訴えている。コンストラクターであるスパイカーを前身とするフォース・インディアは、その両チームはいわゆるコンストラクターではなく、F1の母体であるFIAの定めるコンコルド協定の規定に違反していると、かねてより懸念を表明してきていた。

 だが、ドイツのモータースポーツ誌、アウト・モーター・ウント・シュポルトによれば、トロロッソはフォース・インディアに対し和解案として、シーズン末までコンストラクターズのスタンディングでトップ10内でフィニッシュしないことを条件に、今年の収益の半分を与えることをオファーしている。

 また同誌の記事では、フォース・インディアの共同所有者であるビジャイ・マリヤは、この譲歩案を受け入れると述べる一方、チーム代表のコリン・コレスは、2006年および2007年シリーズの補償としてさらに6百万ドルを要求しているという。

「今の時点で行われている審議では、法律家が勝利しているに過ぎない」とトロロッソ代表のフランツ・トストは不満を表しており、自らのチームはルールの範囲内であると断固として主張する。「だが我々はこの件を過去のものとし、新しいコンコルド協定に向けて新たな道筋を付けて行きたい」

カタール、F1開催を視野に入れ、サーキットをアップグレード

カタールは、ロサイル・サーキットをF1グランプリ開催に必要な基準を満たすようアップグレードする計画を発表した。

 同サーキットは現在MotoGPのレースを開催しており、今月にシリーズ史上初のナイトレースが行われた。
 そして今、ロサイル・サーキットは、将来のカタールでのF1世界選手権戦開催を実現すべく、F1水準に合わせた向上を目指すことになった。中東ではすでに、バーレーンでF1が開催されている。

「私たちは、時が来たらF1開催が可能なように、ロサイル・サーキットの大幅なアップグレードを計画している」と、カタール・自動車・モーターサイクル連盟のナセル・カリファ・アル−アティヤー会長が、カタールのガルフ・タイムズ紙に対して語った。
「私たちはまもなく、この仕事を請け負う業者の入札を募集する予定だ。契約相手が決定し次第、作業はスタートする」

 アル−アティヤーはさらに、サーキットをF1水準にまでアップグレードすることで、将来、各チームに対して新たなテスト地を提供できるようになるかもしれない、とも付け加えた。そうなれば、さらなる収益がもたらされることになる。
「将来何が起こるか分からない」と彼は述べた。
「F1チームがこのコースをテストに使用できるだろうし、そうなれば、カタールが有名になり、私たちに大きな収入をもたらしてくれるだろう」
 カタールが将来、F1のナイトレース開催を目指すのかどうかはまだ分からないが、MotoGPのナイトイベントは、関係者の多くが成功だと受けとめている。

タグ:F1 カタール

ライコネンがマッサに勝つことはフェラーリの“予定通り”?

先週末に行なわれたマレーシアGPにおいて、フェラーリは1回目のピットストップでキミ・ライコネンをフェリペ・マッサの前に出そうとしていた。それが元ジョーダンのデザイナー、ゲイリー・アンダーソンの意見だ。彼は、F1の世界ではいまだにチームオーダーがまかり通っていると示唆する。

 セパンにおいてマッサは、チームメイトのライコネンに約0.5秒の差をつけてポールポジションを獲得、ちょっとした波乱を巻き起こした。レースにおいては第1ターンでライコネンと接触しそうになったがかろうじて持ちこたえた。マッサは最初のピットに入る17周目までレースをリードしたが、ライコネンのピットワークは素早く、マッサのピットワークは時間を要した。その結果、ピットワークの後、ライコネンがマッサの前を走り、その後はずっと勝利に向けて後続を引き離していくのである。

 ライコネンの勝利によって、フェラーリはメルボルンの悪夢を消し去ることができたが、マッサは31周目でスピンを喫してリタイヤに終わり、チームにとっての夢であったワン・ツーフィニッシュはかなわなかった。

「最初のピットストップでライコネンがマッサをパスしたやり方は、フェラーリが最初からそれを狙っていたように思えた」アンダーソンはスイスのモータースポーツ・アクチェル誌にそう語っている。

 彼はさらに個人的な意見としながらも、フェラーリはいまだに“ナンバーワン・ドライバー"のポリシーを貫いていると語っている。それはミハエル・シューマッハーの時代から続いている風習のようなもので、その間エディー・アーバイン、ルーベンス・バリチェロ、そしてフェリペ・マッサが、チームにとってのお気に入りのドライバーのサポート役を務めている。シューマッハーが獲得した7度の選手権のうち、5度はフェラーリでのものである。

「忘れないでもらいたいのは、我々は7度の世界チャンピオンに輝いたミハエル・シューマッハーの代役としてチームに加入した男(ライコネン)のことを話しているのだ」と、現在はセタンタ・スポーツでF1の解説を務めているアンダーソンは強調した。「私が感じたのは、最初のコーナーが鍵となるシーンだったと思う。そこではライコネンはフェリペと接触しないようにあえて無理をしなかった。キミは、常に大きな絵を見ている」

「クラウン」ハイブリッド 予約殺到に潜む不安

トヨタ自動車の13代目「クラウン」に新設定されたハイブリッド車の販売で、全国のトヨタ店(東京地区は東京トヨタと東京トヨペット)は不安を抱えている。発売開始は2008年5月6日だが、人気は高水準で推移し、すでに納車が7月以降の状況にある。好調注文が増えれば納期はさらに伸びる。今後、殺到するとみられる注文をどうするのか、お客は待ってくれるのか。販売店は早くも悩んでいる。

開業医や弁護士など個人事業主が予想以上に関心示す

「クラウン」ハイブリッドモデルへの予約が殺到している 08年2月18日に発表・発売された13代目クラウンの発表後1ヶ月間の累計受注台数は約2万4000台。2003年12月に発表・発売された12代目クラウンの発表後1ヶ月累計受注台数約2万2千台を上回った。12代目の月販計画台数は5000台、13代目は5500台で、累計受注実績はともに月販計画の4倍超を果たした。

13代目の発表時にマスコミに公表した発売後1ヶ月間の累計受注目標は月販計画の2倍となる1万1000台。だがトヨタは販売店に対し、月販計画の2倍ではなく4倍の受注台数の確保を最低限達成するように指示していた。3月中旬までは、この高い目標に対して到達が困難との見方もあったが、なんとか超えることができたわけだ。

販売店が4倍の目標達成に苦戦したのは、東京などにおける個人事業主の新車代替獲得が難航したためだ。この結果、累計受注台数のうちの法人契約者の比率は12代目の30%に対して13代目は35%となり、法人ユーザーの比率が増えた。

燃料価格の高騰やCO2排出量削減に対する取り組みなどにより、企業のハイブリッド車に対する関心は高まるばかりの状況にある。クラウンの購入層は企業や官公庁、団体、個人事業主、個人など幅広い。とくに開業医や弁護士、個人タクシーなどの個人事業主が予想以上にハイブリッドに関心を示したという。

1ヶ月間の累計受注台数の構成比は、12代目のロイヤル70%、アスリート30%に対し、13代目はロイヤル50%、アスリート40%、ハイブリッド10%となり、13代目は12代目よりもアスリートの比率が上昇した。それでも、ユーザー層の若返りがそれほど進んでいないのでは、という心配がある。

ユーザーは納期まで待ってくれるのか
発売後1ヶ月の間に旧型以前のクラウンから新型クラウンに代替するユーザーの比率が、12代目では65%だったのに対し、13代目では70%に増えたことも要因だ。販売店は、本来、レクサスの「GS」「IS」に移行するはずだったユーザー層が、クラウンに居残っているだけではないかと推測する。レクサス「LS」は、トヨタ「クラウンマジェスタ」「セルシオ」のユーザーが移行することで販売好調となった。13代目クラウンの受注好調は良いが、トヨタ店が保有するユーザーをトヨタ、レクサスの両ブランドで食い合うのでは、両ブランドの店舗を持つトヨタ店は経営が成り立たなくなるわけだ。

5月に発売されるハイブリッドは、法人や官公庁の購入が中心になり、13代目のなかでハイブリッドの比率は15%程度になるとトヨタは予測。東京などの大都市圏の販売店は、代替に踏み切らない個人事業主が多いこともあり、一時的に13代目の受注の30%をハイブリッドが占めるとみる。

13代目の月販計画5500台のうち、ハイブリッドの販売計画は800台。発表後1ヶ月の累計予約受注は2400台に達し、5月の発売後の納車は2ヶ月待ちの7月となった。トヨタはハイブリッド車の生産能力の増強を順次行っているが、ハイブリッドユニットの増産でトヨタ自動車九州や部品メーカーなどの足並みが揃うのは2009年となる。

ただ、2009年以降、トヨタにはリチウムイオン電池を搭載した新たなハイブリッド専用車やプラグインハイブリッド車の投入計画もあり、他社も含め新たな魅力のある車は次々と登場する。クラウンハイブリッドの納期があまり長くなった場合、新技術を求める個人ユーザーがどれだけ納期を待てるのかにトヨタの販売店は疑問を持つ。

LSのハイブリッドの販売では納期を待つユーザーがしっかりと存在した。はたしてクラウンハイブリッドはどうなるのかが見えない状況にある。クラウンハイブリッドを試乗してから購入車種を決めるという個人事業主や個人ユーザーも多く、評価が下されるのは、まだ先のようだ。


トヨタ、中東向けの生産拡大 米市場の急減速で判断

トヨタ自動車グループは、日野自動車の羽村工場(東京都羽村市)で5月をめどにランドクルーザー・プラドの生産を始めるなど、原油マネーで沸く中東で需要が伸びている車種の生産を拡大する。主力の米国新車市場が低所得者向け(サブプライム)住宅ローンの影響で急減速しているため、米国向けの生産設備を振り向け、収益悪化を防ぐ。

 日野・羽村工場では北米向けに大型SUV(スポーツ用多目的車)「4Runner」「FJクルーザー」を生産しているが、数十億円を投じて部品生産や溶接、組み立てラインなどを改修。新たにプラドを年数万台規模で生産する方針だ。プラドの07年世界販売は前年比14%増の16万6千台で、砂漠の多い中東で特に人気が高いという。

 原油高と景気減速で米国の大型車販売は当面低迷するとみて、トヨタは「地域の需要変動に応じた柔軟な設備運用が最重要」(幹部)と判断。成長が続く中東での需要増にあわせ、グループ全体の供給能力を拡大する。

 トヨタ車体系の岐阜車体工業(岐阜県各務原市)でも6月から、ミニバン「ハイエース」の年産能力を1万8千台増の7万6千台に引き上げる。高層ビル建設ラッシュが続く中東で、作業員の移動用として需要が膨らんでいる。

 トヨタ本体でも、SUVの最上位モデル「ランドクルーザー200系」を昨秋に全面改良したのに伴い、田原工場(愛知県田原市)でも生産を始めるなど、中東向けの生産強化を進めている。


トヨタ、北米でもコスト減 収益強化、国内の新手法導入

トヨタ自動車は24日、国内で先行するコスト改善の新手法について、1年以内をめどに北米生産の新型車にも導入する方針を明らかにした。車両の設計段階から機能ごとに部品点数などを見直すとともに、品質確保の対策も進める。円高の急伸で北米への輸出競争力が低下する中、現地生産のてこ入れで収益力を強化する。

 コスト改善の新手法は「バリュー・イノベーション(VI)」と呼ぶ原価低減活動。部品ごとに仕様や製造方法を改良する従来手法と違い、VI活動は車両の設計段階から部品を機能ごとに見直す。車の性能を左右する電子制御の場合、ボディー、エンジンなど4つの機能でコンピューターを統合し、関連部品を簡素化する。

 国内では、ことし2月発売の新型クラウンで初めて成果を実現。ボディー系統のコンピューター群を4分の1に減らしながら、最新技術をふんだんに搭載した。車両形状の改良でプレス工程の不良品発生も抑えられた。

 トヨタは北米でも部品メーカーに協力を求め、既にVI活動を開始。車両1台で約3万点に上る部品の数を3割減らすことなどを掲げている。

 一方、品質面も設計段階からの取り組みを重視し、生産ラインには自動計測器を多く導入していく。リコール(無料の回収・修理)が多発した国内では2006年から品質対策を強化し、「新車段階の不具合は皆無」(トヨタ幹部)という。北米生産車も同等水準に向上させ、VI活動と併せて生産効率を高める。

 トヨタの北米生産は年々拡大してきたが、生産効率の伸び悩みが積年の課題だった。さらに原材料高によるコスト上昇が日本より早く進み、北米の現地事業は売上高に対する営業利益率が低下している。

 トヨタは中国など新興国中心に生産台数を増やすため、原価改善や品質対策の世界展開を本格化する。連結業績で年間3000億円程度の原価低減力をさらに引き上げ、円高や原材料高の減益要因を吸収する考えだ。

【トヨタF1】トゥルーリ、バーレーンで6位内を予想

マレーシアGPで4位に入ったトヨタのヤーノ・トゥルーリ。予想を上回る健闘ぶりに、続くバーレーンでもトップ6内でフィニッシュできるだろうと自信を見せる。

「バーレーンでの冬季テストもポジティブな結果を得ることができた。バーレーンでのトヨタTF108の状態は予想できる。トップチームに挑戦するには、継続的なパフォーマンスの向上が不可欠。だが次のレースでもトップ6圏内で戦えると自信を持っている。」

「トップのマシンは少々手の届かないところにあるが、マレーシアではいい結果を得られるポテンシャルがトヨタにあることを証明できたと思う」とトゥルーリはコメントしている。

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トヨタなど、オートモール併設の複合商業施設「トレッサ横浜」南棟をオープン

ショッピングシティ&オートモール
『トレッサ横浜』グランドオープンについて
南棟がオープンし、全220店の専門店が揃う


■3月27日(木)グランドオープン

トヨタ自動車(株)および(株)トヨタオートモールクリエイトは、横浜市港北区のオートモール併設の複合商業施設「トレッサ横浜」に、2008年3月27日(木)「南棟」をオープンし、全館グランドオープンとする。既に2007年12月にオープンしている「北棟」(55店舗)に加え、このたびオープンする南棟には165店が出店し、「トレッサ横浜」の全テナントは合計220店となる。


■トレッサ横浜 開発の経緯・施設コンセプト

 開発地は、1963年よりトヨタ自動車の物流拠点として長年利用されてきたが、物流合理化により横浜港に移転し、その後の土地利用として、地域の方々に役立つ商業施設を計画し、開設した。
 トレッサ横浜は、オートモールを併設する特徴ある商業施設として「クルマと愉しむ豊かな生活」をコンセプトに、「パパ、ママ、キッズ、親世代を含めた家族全員のつながり」を創出する、広く地域社会から愛される商業施設を目指している。


■北棟の特徴

 昨年12月に先行オープンした北棟は、横浜市の姉妹提携都市フランス・リヨン市の旧市街地の美しい街並み(世界文化遺産に登録)を再現。リヨン市から取り寄せた看板やレリーフ、ライオン像、マンホール、だまし絵などを配置し、ワクワクする街並み空間を演出している。
 テナント構成は、オートモールを中心に「家族のアクティブライフ」を提案する55店舗で構成。アウトドア、スポーツショップ、カジュアルファッション、フィットネスなどファミリーで生活を活動的に楽しむことをサポートする商品・サービスを提供するテナントが揃う。また、こだわりのワインや雑貨、楽器、アクセサリー、レストランなどが揃っている。
 オートモールにはトヨタ各チャネルの販売店5店舗〔トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店(2店舗)〕とダイハツ販売店が、整備工場を併設した形態で出店。商業施設との融合により、「お買い物ついでにクルマの点検やサービス」もご利用可能になるなど、クルマを通した生活の愉しさを再発見いただく新しい施設とした。


■南棟の特徴

 南棟の施設はリヨン市の新市街地のイメージで作られている。また、多くの方々が集い、楽しめるガーデンを作り、緑を積極的に取り入れた空間づくりをしている。
 商業店舗は「デイリーサポート&親子ゾーン」(1F)、「ファッションゾーン&グルメタウン」(2F)、「ホーム&ペットライフゾーン」(3F)で構成。特に親子ゾーンには「つくって走ろう!でこぼこモータース」、「リトルワゴンカフェ」、「タミヤ プラモデルファクトリー」、「スヌーピーカフェ」などが新業態として日本初出店して、親子で楽しめる遊びや学びを提供する新しい感覚のテナントが揃った。
 また、スタイリッシュなレディスファッションとバッグ、シューズ、アクセサリーなどのファッション雑貨が40店舗勢揃いする。
 大規模テナントとしては「sanwa」(1F/生鮮食品スーパーマーケット)、「ジェームス」(1〜2F/自動車用品販売)、「ロフト」(2F/生活雑貨)、「ノジマ」(3F/家電販売)、「アトリスプラザ横浜」(3F/トヨタホーム住宅の展示・販売)、「ペットエコ」(3F/ペット総合サービス)が出店した。
 南棟1F中央部には、センターガーデンや大型の映像モニター「トレッサビジョン」を設け、広いオープンスペースでイベントなどが開かれる。

■環境問題への対応

 トレッサ横浜は、周囲の自然環境との調和を意識して、緑を積極的に取り入れた街づくりをリードするデザインとした。地域に生育する植物、大気汚染防止効果の高い環境浄化木を積極的に採用して建物周辺の緑化を推進するとともに、壁面には緑化パネルを採用している。さらに省エネ対策として、NAS電池、氷蓄熱システムなどの最新の設備を導入した。
 それらの居住環境のアメニティの向上、環境への負荷低減を考慮した建築として、北棟はCASBEE横浜のA評価を頂いている(南棟は現在申請中) ※横浜市建築物総合環境性能評価システム


■地域への貢献

 南棟3Fには、地域の方がサークル活動、生涯学習活動などにご利用いただく、横浜市運営の「師岡コミュニティハウス」を設けている。また内観デザインに反映している横浜市の姉妹都市であるフランス・リヨン市とのつながりなど、地域の皆様への貢献、グローバルな視点での社会貢献をトレッサ全体で目指している。

■駐車場について

 駐車場は、北・南棟合わせて2700台分が設けられ、北敷地には4箇所、南敷地には3箇所の出入口を設置し、交通量を分散するとともに、南北敷地を陸橋(スカイデッキ)で繋ぐことで、どちらの敷地からも南北の駐車場にアクセスが可能で、お客様が来店した方向に向けて出庫できる環境を実現している。さらに敷地外周に駐車場までの導入路(スカイウェイ)を約4km設けることで、公道で発生する入庫待ちの渋滞緩和にも配慮している。



危機感バネに新たな「カイゼン」追求 トヨタ

昨年、生産台数で米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜いたトヨタ自動車。今年も世界販売985万台とさらなる上積みを目指しており、生産、販売、売上高で首位となり「三冠」を達成する可能性も出てきた。だが、社内に「世界一」の高揚感はない。生産現場は全世界に広がり、生産台数も年間1000万台に上る。ものづくりの原点である「品質」を確保することが容易でなくなったからだ。今こそトヨタの「カイゼン」力が試されている。(田端素央)

 「もっともっと臆病になれ」。佐々木眞一専務は、生産の最前線に立つ社員に危機感を植え付けようと懸命だ。

 記憶に新しい大量リコール(回収・無償修理)問題。日本国内では平成16、17年に2年連続で年間販売台数を超える188万台ものリコールを出した。米国でも3年前に229万台ものリコールを届け出た。

 トヨタだけでなく、国内メーカーの不具合件数は高止まりしている。背景にあるのはクルマの「高度化」。最近のクルマは環境・安全技術で飛躍的に進歩した「走るコンピューター」だ。搭載する小型コンピューターの数も従来の10〜20個程度から、最高級車「レクサスLS」では約100個に増えた。だが、「それは言い訳にならない」。経営陣は口をそろえる。




 そんな状況の一昨年、「品質専任」となったのが佐々木専務だった。品質管理のエキスパートだが専務が一分野だけを専任するのは極めて異例。「品質のトヨタ」を守るという危機感が表れた人事だった。


 「品質は危機感を緩めた途端に崩れる。品質第一でその次が量。コスト削減は最後だ。絶対に品質にしわ寄せしてはならない」と強調する佐々木専務だが、その脳裏には今も忘れられない失敗がある。1992(平成4)年に現地生産を開始した英国に駐在し、「トヨタ生産方式(TPS)」を従業員に浸透させようと取り組んでいたときのことだ。

 TPSはトヨタの強さを支えてきた根幹。作り過ぎや製造現場での無駄な動きを極力なくし、必要なものを、必要なだけ、必要なときに作る。世界の製造業の共通語となっている「カイゼン(改善)」も、「カンバン(看板)」も、TPSから派生した言葉だ。

 佐々木専務もマニュアルに沿って現地の従業員にTPSを指南したが、数十人の従業員が一斉に職場放棄する事態が発生した。

 「左利きなのになぜ右手での作業させるんだ。おれはロボットじゃない」

 「TPSは世界中で有名だが、何も面白くない」

 こんな捨てゼリフを残して辞めていく者もおり、現地では一時、従業員のモチベーションとともに品質も低下したという。

 「仕事の意義を伝えずに『形』だけを持ち込んだのが失敗だった」と当時を振り返る佐々木専務が今、現場に徹底するのが「自工程完結」。不良品を自分より後の工程に流さないことだ。ただ、国内工場では作業員の水準が高くこうした考え方を実践できるが、海外の一部工場ではうまくいかない。そのため、検査や手直しの体制を一層強化して、作業の「質」を補うという方法論も編み出された。


トヨタは昨年末にロシア新工場での生産も始めるなど、BRICsなど新興国市場の拡大を背景に一段と世界戦略を強める。後の「カイゼン」につながった英国での失敗の意味は決して小さくない。




 「生産拠点は世界52カ所もある。目に届かないところも出てくる」。張富士夫会長は自らの経験を踏まえて自戒する。若いころ、TPSを体系化した大野耐一元副社長(故人)から薫陶を受け、その後、米ケンタッキー工場長を務めた張会長。今も胸に刻む大野氏の言葉がある。

 「つねにそこからどうするのかを考えよ。自分の改善したものをさらに改善できる人間こそが真のプロフェッショナルだ」


【トヨタ クラウン 新型発表】新色はダークグリーンマイカとライトブルーマイカメタリック

トヨタが2月18日に発表した新型『クラウン』に設定された外装の新規設定色は、ダークグリーンマイカ(ロイヤルとアスリートに設定)とライトブルーマイカメタリック(ハイブリッド専用色)。

ダークグリーンマイカについて、デザイン開発部 カラーデザイン室の富田洋史さんは「美しく輝く樹々の緑をイメージしました。今回のクラウンに相応しい、斬新な色だと思っています」と言った。混合されているフレークは荒めで、コントラストは強い。

ハイブリッド専用色のライトブルーマイカメタリックについては、「色のイメージは水の潤い、風の透明感です。ハイブリッドの専用色についても、レクサスとは差別化を図っています。レクサスはパープル系で、トヨタはブルー系です」と言う。

顧客リストが鞄ごと車上荒らし被害に - トヨタ系ディーラー

愛知トヨタ自動車は、従業員が車上荒らしに遭い、顧客情報84件が記載されたリストなどが盗まれたと発表した。

被害に遭ったのは、個人顧客71件や法人顧客13件の情報が記載された顧客リスト。3月20日に車上荒らしの被害に遭い、システム手帳などとともに鞄ごと何者かに盗まれた。同リストには、氏名、 住所、電話番号、保有車両の登録番号など記載されている。

同社では、顧客情報の持ち出しを禁止していたという。今回の事件を受け、同社では関連する顧客に対し、説明と謝罪を行った。また、警察へ被害を届けているが、紛失した情報の不正利用などの報告は確認されていないとしている。


トヨタ・ブレイド、ブレイドマスター用のエアロなど

トムスから、トヨタ・ブレイド(AZE15#h)およびブレイドマスター(GRE156H)用のフロントスポイラーとリアアンダースポイラー、フロントグリルが発売された。

ブレイド、ブレイドマスターのエクステリアを、よりアグレッシブに仕立てるエアロパーツとフロントグリル。クールホワイトパールクリスタルシャイン、シルバーメタリック、ブラックマイカの純正ボディカラー塗装済みと、無塗装タイプをラインナップする。

また、フロントグリルのフラットブラックカラーは4月1日から受注を開始する予定。

■フロントスポイラー

適合車種:ブレイド(AZE15#h)

      :ブレイドマスター(GRE156H)

価格:4万9350円(無塗装)

   :5万7750円(純正カラー塗装済み)

カラー:クールホワイトパールクリスタルシャイン

    :シルバーメタリック

    :ブラックマイカ

・素材:ABS樹脂

■リアアンダースポイラー

適合車種:ブレイド(AZE15#h)

      :ブレイドマスター(GRE156H)

価格:4万8300円(無塗装)

   :6万0900円(純正カラー塗装済み、フラットブラック)

カラー:クールホワイトパールクリスタルシャイン

    :シルバーメタリック

    :ブラックマイカ

素材:ABS樹脂

■フロントグリル

適合車種:ブレイド(AZE15#h)

      :ブレイドマスター(GRE156H)※Gグレード除く

価格:4万3050円(無塗装)

   :5万1450円(純正カラー塗装済み)

カラー:クールホワイトパールクリスタルシャイン

    :シルバーメタリック

    :ブラックマイカ

    :フラットブラック(4/1受注開始)

素材:ABS樹脂


技術職の採用 大幅増 トヨタグループ、開発力高める

トヨタ自動車の主要グループ各社が、2009年春の新卒採用で技術職の大幅増員を計画している。自動車業界では環境技術や安全性能の開発競争が世界規模で激しさを増しており、若手の育成を急ぐことで機能部品などの提案力を高める。繁忙続きの生産現場で効率化を進める狙いもある。

 アイシン精機が26日発表した来春採用計画は、大卒技術職が250人と今春見込みと比べて30人増える。工場で働く高卒技能職が横ばいの330人に対し、増加ぶりが際立つ。

 トヨタ紡織も技術職採用を46人増の180人に拡充する。「トヨタ自動車の世界展開に対応するため、技術力の強化は継続的な課題」(広報)と意欲的だ。デンソーは70人増の500人、豊田自動織機は8人増の200人をそれぞれ計画している。

 技術職の採用を増やすのは世界規模の競争に打ち勝つため、製品開発力とともに生産効率も高める必要があるからだ。アイシン精機は「工法技術の革新に力を入れているため」(宇佐見一美常務役員)と理由を挙げる。07年度には80人の技術職を即戦力の中途入社で確保しようとしたが、「生産技術の職種で苦戦した」と56人の採用にとどまった。

 新卒者への期待は大きいが、理系人材の確保は製造業共通の課題。しかも東海地区は売り手市場の度合いが強く、各社は企業イメージの発信に努めている。

 トヨタ紡織は今年に入って東海地区でテレビCMの放映を始めた。「明日の車室空間をデザインします」と事業活動を伝えており、「採用への効果も意識した」(広報)と話している。


トヨタ10代目カローラを発表=インダイアトゥーバに大型投資=年産7万台、シェア奪還めざす=長谷部社長「若者にも支持うける」

トヨタ自動車の南米現地法人メルコスル・トヨタ(長谷部省三社長)は二十五日、バイオエタノール混合率一〇〇%燃料に対応する新型カローラ三種を発表した。高級感と優雅さを前面に打ち出したデザインが売りで、全伯百二十二ある代理店を通じて二十八日から販売、南米各国への輸出もすすめる。中心車種の販売価格は約七万五千レアル。好調なブラジル経済をふまえて一定の富裕層をターゲットに、シェア拡大をねらう。
 同日、聖市のクレジカード・ホールで記者会見した長谷部社長は、「現状のカローラユーザーの要望に応えながらも、新たに若者の支持をうけるデザインだ」と述べ、新車種の投入に大きな自信を示した。
 ブラジル自動車市場は、好調な経済伸張とインフレ抑制政策などが後押して、昨年は前年比二八%増の約二百八十万台を記録。二〇一〇年には、三百万台を突破する見込みだ。また、二九%増の十六万六千台を昨年記録した中型セダン分野でも市場拡大が期待される。
 同社は今回の新モデル投入により、ブラジルでのカローラ販売を昨年比五〇%増の年間五万台をめざす。すでに生産拠点の聖州インダイアトゥーバ工場に、二億六千八百万ドルを投資。生産ラインを拡張し、現状の年間六万二千台から、七万台まで生産能力を引き上げた。
 カローラは一九六六年の発売開始から世界各国で累計約三千三百万台を販売する中型セダン分野の代表車種。ブラジルには〇二年から投入され、〇六年まで五年連連続で同型の販売トップシェアを維持。昨年は新型シヴィックを発表したホンダにその座を譲ったが、今回の新車種投入で巻き返しをはかる構えだ。
 新発表した十代目カローラは、搭載設備別や価格別に「SE-G」「XEi」「Xel」の三種。中心車種の「XEi」(AT車・皮仕様)は価格七万四千五百レアル、マニュアル式は七万レアル前後。九代目より一万レアル以上高い。それぞれ白、ベージュ、緑、青、グレイ、シルバー、黒の七色を用意した。(SE-Gは白なし)
 新型では、サスペンションや電気系統を変更、車高を下げたスリムな設計にし、低振動、高速走行での安定性や静音性を高めた。また、サイドを含めたエアバックを四つ備え、ヘッドライトの自動点灯機能など、安全面も強化。車幅を五五ミリ伸ばし、車内空間も最大限に増やしている。
 車両保証は三年。走行距離五千キロで最初のオイル交換、一万キロで最初のメンテナンスの目安になる。
 記者会見では、長谷部社長、板垣恒夫副社長、ルイス・カルロス・アンドラーデ副社長、奥平総一郎ECE(エグゼクティブチーフエンジニア)が参加。百人以上のブラジルメディア関係者が出席した。会見で重ねて出された新工場設立案

トヨタ・ダイハツ2月実績、トヨタ国内販売はマイナス

トヨタが28日に発表した2008年2月の生産・国内販売・輸出実績によると、国内生産は前年同月比6.1%増の39万2,457台。また、海外生産は同20.7%増の37万5,542台。ともに2月として過去最高となった。

国内販売は同3.4%減の14万7,820台。3ヶ月連続での前年同月を下回った。

輸出は同7.0%増の23万406台。アジア・中近東・オセアニア向けなどが増加し、5ヶ月連続で前年同月を上回った。

また、同時に発表されたダイハツの2月実績は、国内生産が7万4,787台で、2月として過去最高となった。海外生産はインドネシアでの生産が増加し、同116.1%増の8,346台。

国内販売は、同2.6%増の6万2,014台。4ヶ月ぶりに前年同月を上回った。また、軽市場でのシェアは34.0%で、2月として過去最高となった。

輸出は、アジア向けなどが増加し、同4.1%増の1万1,638台。

トヨタ関連会社、元トヨタ期間従業員を続々正社員に

トヨタ自動車のグループ企業が、トヨタ本体で約3年の契約期間を終えた期間従業員を、正社員に採用する動きが広がっている。国内生産能力の増強が一段落したトヨタでは、期間従業員から正社員への転身は「狭き門」。登用枠からあふれたトヨタ生産方式の経験者を「即戦力」として活用する構図が鮮明になってきた。

 トヨタの期間従業員(9000人超)は6カ月以上働くと、正社員登用試験の受験資格を得る。07年度は過去最多の1250人が登用されたが、合格率は約3割に過ぎない。正社員への登用数そのものも08年度は前年度比350人減の900人に抑える計画で、新卒技術職採用を上回る規模で正社員登用を進めたトヨタの人事戦略は転機を迎えている。

 一方、トヨタの急成長に対応して生産現場の人材拡充を進めるグループ企業の多くは、優秀な人材の不足に悩んでいる。

 トヨタ本体の期間従業員の士気を高めつつ、優秀な人材をグループ内に囲い込む――。そんな一挙両得を狙ったのが、07年春から始めた人材紹介制度「ジョイン3」。トヨタで正規雇用の希望がかなわなかった期間従業員をグループ会社に送り込むものだ。この制度を使って、07年度はトヨタの元期間従業員150人がグループ企業の正社員になった。

 トヨタ紡織は07年度、同制度で20人を正社員に採用。自社の期間従業員からも199人を正社員に登用したが、「トヨタのDNAを受け継いだ即戦力は魅力」(人材開発部)という。

 部品物流のキムラユニティーも07年夏以降、21〜46歳の計30人を採用。バブル後の採用抑制で少ない30代社員を補充することで、社員のいびつな年齢構成をすぐに是正できる効果もあるというわけだ

トヨタ、2月の国内生産・販売・輸出実績を発表 トヨタ自動車、2月 生産・国内販売・輸出実績

トヨタ自動車(株)は、2月のトヨタ自動車(株)、ダイハツ工業(株)(以下、ダイハツ)及び日野自動車(株)(以下、日野)の生産、国内販売、輸出の実績を下記のとおり発表した。


【国内生産】

 トヨタは、39.2万台(前年同月比106.1%)と、2ヶ月連続で前年同月実績を上回るとともに、2月としては過去最高となった。

 ダイハツは、7.5万台(前年同月比103.0%)と、2ヶ月連続で前年同月実績を上回るとともに、2月としては過去最高となった。

 日野は、9.6千台(前年同月比111.3%)と、7ヶ月連続で前年同月実績を上回った。

 合計は47.7万台(前年同月比105.7%)と、2ヶ月連続で前年同月実績を上回るとともに、2月としては過去最高となった。


【国内販売】

 トヨタは、14.8万台(前年同月比96.6%)と、前年同月実績を下回った。
 そのうち、レクサスブランド車の販売は、2,553台(前年同月比75.9%)となった。
 除軽市場に占めるシェアは、45.8%(前年同月差▲1.6ポイント)と前年同月実績を下回った。

 ダイハツは、6.2万台(前年同月比102.6%)と、4ヶ月ぶりに前年同月実績を上回った。
 そのうち、軽自動車の販売は、6.1万台(前年同月比103.6%)と、4ヶ月ぶりに前年同月実績を上回った。
 軽市場に占めるシェアは、34.0%(前年同月差+1.6ポイント)と前年同月実績を上回るとともに、2月としては過去最高となった。

 日野は、3.5千台(前年同月比97.7%)と、前年同月実績を下回った。
 そのうち、普通トラックの販売は2.3千台(前年同月比97.5%)と、前年同月実績を下回った。
 普通トラック市場に占めるシェアは、35.8%(前年同月差+2.1ポイント)となった。

 ※最大積載量4t以上のトラック(輸入車を除く)

 合計は、21.3万台(前年同月比98.3%)と、前年同月実績を下回った。
 また、含軽市場に占めるシェアは、42.4%(前年同月差▲0.5ポイント)と前年同月実績を下回った。


【輸 出】

 トヨタは、アジア・中近東・オセアニア向け等が増加し、23.0万台(前年同月比107.0%)と、5ヶ月連続で前年同月実績を上回った。

 ダイハツは、アジア向け等が増加し、11.6千台(前年同月比104.1%)と3ヶ月連続で前年同月実績を上回った。

 日野は、アジア・中南米向け等が増加し、5.4千台(前年同月比130.2%)と、26ヶ月連続前年同月実績を上回った。

 合計は、24.7万台(前年同月比107.3%)と、5ヶ月連続で前年同月実績を上回った。


【海外生産】

 トヨタは、ほぼ全地域で生産が増加し、37.6万台(前年同月比120.7%)と、74ヶ月連続で前年同月実績を上回るとともに、2月としては過去最高となった。

 ダイハツは、インドネシアで生産が増加し、8.3千台(前年同月比216.1%)と、16ヶ月連続で前年同月実績を上回った。

 合計は、38.4万台(前年同月比121.9%)と、74ヶ月連続で前年同月実績を上回るとともに、2月としては過去最高となった。


2008年03月28日

マクラーレンの罰金が有効活用されることに モータースポーツ・セーフティ・ディベロップメントが始動

26日(水)にフランス・パリで世界モータースポーツ評議会(WMSC)が開催され、モータースポーツ・セーフティ・ディベロップメント・ファンドの経営委員会に関する話し合いが行われた。同ファンドは、昨年F1界を震撼(しんかん)させたスパイ疑惑でマクラーレンが支払った罰金、60億ドル(当時のレートで約68億円)が中心となっている。

この経営委員会はFIAの監視下に基づき、同ファンドを有効活用していくことになるようだ。

委員会のメンバーに選ばれたのはFIA会長のマックス・モズレー、FIAファンデーションの理事をも務めるミハエル・シューマッハ(フェラーリアドバイザー)、アメリカ自動車競走委員会会長のニック・クロウ(国際スポーティング連盟をも代表する)。さらにスパイ疑惑の当事者でもあるフェラーリのジャン・トッドとメルセデス・ベンツのノルベルト・ハウグも選出された。


同ファンドは今後5年間に渡り、若手ドライバー・セーフティ・スカラシップ・プログラム、オフィシャルのスキル養成プログラム、そして施設安全性向上コンサルティング・プログラムに活用されることになる

トロ・ロッソ、フォース・インディアに妥協案を提示 新しいコンコルド協定締結を狙う

F1ではいまだにカスタマーカー問題がくすぶっているが、その当事者であるトロ・ロッソはフォース・インディアに対し、この揉め事の終止符を打つことを提案している。

フォース・インディアは今でもレッドブルの姉妹チームであるトロ・ロッソと、Hondaエンジンの提供を受けるSUPER AGURIに対して、スイスの仲裁裁判所に提訴を起こしている。トロ・ロッソとSUPER AGURIが純粋なコンストラクターではなく、ルールを破っているというのが、イギリス・シルバーストーンにファクトリーを構えるフォース・インディアの主張だ。

これに対し、ドイツ誌『Auto Motor und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』によれば、トロ・ロッソはフォース・インディアに対し、商業的分配金の半分を差し出すことを提案したようだ。現在のコンコルド協定では、コンストラクターズチャンピオンシップでトップ10に入ったチームにのみテレビ放映権料などをはじめとする商業的分配金が配分されるという取り決めになっている。

フォース・インディアのオーナーであるビジェイ・マルヤはこの妥協案を受け入れる姿勢を見せているものの、ミッドランド時代からチーム代表を務めているコリン・コレスは、2006年と2007年シーズンの分としてさらに600万ドル(約6億円)を要求しているようだ。


トロ・ロッソ代表のフランツ・トストは、イタリア・ファエンツァにファクトリーを置くトロ・ロッソは規則の範囲内で行動をしていると主張しているが、「現時点での進行状況でいえば、弁護士サイドは勝利を収めているんだ」と説明。

さらに「こういった、問題はさっさと水に流し、(昨シーズンいっぱいで期限が切れたコンコルド協定に代わる)新しいコンコルド協定を早く合意に持っていきたいものだね」と付け加えている

ハミルトン、タイトル獲得のご褒美はスーパーカー 4億円のマクラーレンLMを手に?

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)が今シーズンのタイトルを獲得した場合、チームからは400万ドル(約4億円)のマクラーレン製スーパーカーがハミルトンにプレゼントされるようだ。

23歳のイギリス人ドライバー、ハミルトンは英紙『The Sun(ザ・サン)』に対し、10年前に製造され、現在はマクラーレンのファクトリーに保管されているマクラーレンLMを獲得するチャンスをもらったと明らかにした。

「初めてマクラーレンのファクトリーに行った時に、そのマシンがあったんだ。ホントに一目惚れしちゃったよ」と語るハミルトン。マクラーレンの伝統カラーであるオレンジにカラーリングされたマクラーレンLMは、全世界でたった5台のみ製作されたスーパーカー中のスーパーカーだ。

マクラーレン・グループCEOである60歳のロン・デニスは、もしハミルトンが2008年のチャンピオンに輝き、マクラーレンがコンストラクターズチャンピオンシップを獲得した場合、ハミルトンはそのビッグプレゼントを受け取ることができると示唆した。

デニスは「プレゼントをあげるために貯金しなくちゃいけないが、(タイトル決定までは半年ほどあるため)そのための時間はまだある。ラッキーだよね(笑)」とジョークを交えつつ語っている。


2008年のF1世界選手権はまだわずか2戦を終えたのみだが、現時点でハミルトンはキミ・ライコネン(フェラーリ)を3ポイント差で抑えてドライバーズチャンピオンシップを引っ張っており、マクラーレンもBMWザウバーを5ポイント差に従えてコンストラクターズチャンピオンシップをけん引している。

シューマッハの2輪挑戦を擁護するマネジャー 「彼は自分自身の行動をいつも理解しているんだ」

F1で7回王者に輝いたミハエル・シューマッハは最近、2輪のセミプロレースに参加したことで話題となったが、マネジャーは特に心配はしていないようだ。

最近報じられたニュースの中で、シューマッハがハンガリーのパノニア・リンクで行われた2輪レースでアマチュアライダーとしてのデビューレースを戦ったということが報じられた。

またモータースポーツ関係者の目がマレーシアで開催されていたマレーシアGPに向いていた週末も、39歳のシューマッハは再びヨーロッパでレースに参加していたようだ。

ドイツ紙『Bild(ビルド)』によれば、シューマッハが参加した最近のレースはスペインのカタロニア・サーキットで開催されたという。

シューマッハの友人でありフェラーリ時代の上司でもあるジャン・トッドは先週末、シューマッハの危険な趣味をサポートすることは“間違いなく”ないと考えていることを明らかにした。

しかしシューマッハのキャリア初期からマネジャーを務めているウィリー・ウェバーは、「マイケル(シューマッハの愛称)に対してはなんの心配もしていないよ」と余裕の表情。


さらに「彼は“自分自身が何をしているか”ということを常に理解しているし、自らが背負うべきリスクも認識しているさ」と大人の扱いぶりを見せた。

またウェバーは「F1と同じように、間違いが起こる可能性はあるよ。でもミハエル・シューマッハは物事を運任せで決めるような人間じゃない」とも付け加えている。

一方、シューマッハはこれまで参戦したアマチュア2輪レースで非常に高い競争力を見せているため、将来的に2輪プロライダーとしてレース界に復帰するのではないかという推測さえ巻き起こっている。

記者から“バイクの最高峰レース、Moto GPに参戦することがシューマッハの目標なのか?”と尋ねられたウェバーは「正直なところ、そういう質問に答えるのはまだ早いよ」とコメント。肯定も否定もしていないところが気になる。


「ルノーは今年勝てると思う」とブリアトーレ

ルノーのチームプリンシパルであるフラビオ・ブリアトーレは、F1ファンに対し、F1シーズンがヨーロッパに移動するまではルノーチームに対する評価は待つべきだと語り、来月あたりにはR28はさらによくなるだろうと述べた。

 開幕2戦でルノーが蓄えたポイントはわずか6ポイントにすぎず、そのうち5ポイントは、オーストラリアでフェルナンド・アロンソが激しい争いといくらかの幸運の結果、4位に入って稼いだものである。ブリアトーレは、ルノーの相対的な位置関係を判断するのは時期尚早であると考えている。

「1、2レースを終了した時点でマシンの評価をしても何の意味もない」と、彼はF1公式サイトで語った。
「(正当な評価ができるのは)トルコGPあたりだ。現在、我々が行っている開発作業はとても有望だ。我々が数日でマクラーレンやフェラーリとの数秒もの差を縮められると考えるのはあまりにも非現実的だ」
「マクラーレンとフェラーリのマシンは速い。だが、オーストラリアでフェラーリに起こったことを考えてほしい。我々のマシンは“中団のマシン”だったかもしれないが、フェラーリのマシンはメルボルンでは一台も残っていなかったのだ! 今後の2、3レースでどうなるか見てみるべきだろう」
「我々は可能な限りよい仕事をした――他のチームもそうだろうがね。私には、我々が今どの位置にいるかはまだ判断できない。午前中はうまくいったと思っても、その後、ギヤボックスにトラブルが発生して、いい結果が手に入らなくなってしまう。さっきも言ったように、私に質問するなら、3戦か4戦は待ってもらいたい。その頃には、我々がどういう状態にあるかについての見解もかなりまとまっているだろう。現時点では何もかもが推測で、具体的に言えることは何もない」

 マレーシアでの厳しい週末を終えた後のブリアトーレのコメントには、彼の楽観的な気質が表れている。彼はロイター通信に対し、マクラーレンやフェラーリとも張り合うことができると語った。
 ルノーは今年勝てるかと聞かれたブリアトーレは、次のように答えた。
「イエスだ。そう思うよ。バルセロナでは新しいパッケージを導入する。だから間違いなくその答えはイエスだ」と彼は、成功するのは難しいだろうというシーズン前の見解とは相反するコメントを述べた。

 フェルナンド・アロンソの争奪戦を制し、彼をルノーに連れ戻すことに成功したブリアトーレは、このスタードライバーは一時的にチームに留まっているにすぎないという見解に対してコメントするのは気が進まない様子であった。
 アロンソは2009年にはフェラーリに移籍するのではないかという憶測について、ブリアトーレは次のように述べた。
「フェルナンドは常にベストを尽くす偉大なスポーツマンだ。私は噂に対してはコメントしない」
「仮説に基づいた想像にのめり込むのは時間の無駄だよ」
「彼(アロンソ)は(メルボルンで)素晴らしい仕事をやってのけた。ほとんど不可能な状況の中でもレースを完走する能力ゆえに、彼は大勢のドライバーの中でも際立った存在なんだ。チームにとっても大きなモチベーションになる」

タグ:ルノー F1

ウィットマーシュ「予選ルール変更は慎重に」

マクラーレンのCEO、マーティン・ウィットマーシュは、土曜日のセパンの最終予選で起きた事態を招いたのは、ルール作りで見落としをした各チーム自身であると考えている。しかし、規則を変更する前には冷静に考慮する必要があると主張している。

 ウィットマーシュは、マレーシアの週末を振り返って、当然ながらヘイキ・コバライネンとルイス・ハミルトンに科せられたペナルティについて触れた。このペナルティにより、ふたりはグリッドを2列目から8位と9位に下げられてしまった。しかしウィットマーシュは、これを厳しいと表現することは避けた。
「ヘイキとルイスは、進路妨害をしないよう精一杯努力していたが、他のドライバーたちのフラストレーションも分かるし、スチュワードの決断も理解できる」とウィットマーシュは語った。
「表面上は厳しく思われるかもしれないが、オフィシャルははっきりしたメッセージを発信する必要があり、私たちはそれを尊重する」

 論争の直後の主張を繰り返し、ウィットマーシュは、マクラーレンが両ドライバーにまだフライングラップ中のマシンがあることを伝えようとしたのだ、と述べた。しかし、コース上で走っていたポジションの関係で、できることはほとんどなかったのだという。
「通常、予選終盤に各マシンが同時にアタックするものだが、今回はウチを含めてかなりのドライバーたちが、雨の恐れが明白にあったため、若干早めに出て行った。結局、6台のマシンが同時にサーキットの同じ地点を走行するという状況になってしまった。4台のマシンが、アタックを終えて燃料節約モードで走行しており、そのうちの2台がルイスとヘイキだった(あとの2台はフェリペ・マッサとロバート・クビカ)。だが、他の2台(ニック・ハイドフェルドとフェルナンド・アロンソ)は、まだ全開で走行していた」
「私たちは、ウチのドライバーたちに、速いマシンが近づいてくることを知らせ、邪魔をしないよう警告した。ヘイキはミラーを見て、たくさんのマシンを認めた。何台かは左に、何台かは右にいて、BMWが右に方向を変えたのが見えたので、クイックラップ中なのかどうかを瞬時に判断しなくてはならなかった。彼は、後ろのマシンが時速200kmほどの接近スピードでやって来ている場合、コースを横切るのは危険だろうと判断したのだ」

 マレーシアでの事態を受けて騒ぎが起きているなか、ウィットマーシュもレギュレーションの変更を望むかと尋ねられると、彼はいかなる変更も慎重な検討を要すると答えた。
「後先を考えずに行動しないよう、気をつける必要がある。しかし、全チームがルール作りのプロセスに関わっているのであり、前回レギュレーションが変更されたときに、私たちは何かを見落としてしまったのだ」とウィットマーシュは語り、このような事態を防止するための条項がルールブックに加えられるべきだったと示唆した。
「誰もが燃料を節約するためにスピードを緩める。なぜならルールがそれを許可しているからだ。しかし実際には、混雑したコース上で時速200kmもの接近スピードが許されるようなレギュレーションは、決してあってはならないだろう」

ナイトレース開催に関し、マレーシアは前向き、中国は反対

バーニー・エクレストンは、F1のカレンダーにナイトレースを増やしたいとの主張をますます強く打ち出しているようだが、マレーシアに続いて中国とオーストラリアを説得するのは少々難しいようである。

 今年の9月にF1史上初のナイトレースがシンガポールで開催されるが、どうやらマレーシアGPが投光照明の下で開催される2番目のF1レースになるということはほとんど確実な模様である。エクレストンは、東南アジアでの全グランプリを夕刻開催とすることで、ヨーロッパのゴールデンタイムに生中継し、TV観戦者数を増やしてさらなる収益を上げることを狙っている。

「F1開催国となって10年間が経ち、セパンがナイトレース開催に向けて準備をするのは当然の進展で、可能であれば来年には実現させたいと考えている」と、セパンサーキットのゼネラルマネージャーであるアズミ・ムラドはマレーシアのスター紙に語った。
 マレーシアの大会関係者は、夜間のイベント開催がもたらす利益に関してまだ決定がなされていないと発言していたが、週末にシンガポールGPの照明担当チームの訪問を受けた。セパンでレースを夜間に開催する利点のひとつとしては、ドライバーも観客も、例年ほどの気温の高さに耐えなくてもよくなるという点にある。2008年のマレーシアGPは、気温約37.7度を超える息苦しいほどの暑さの中で行われた。

 エクレストンは中国、オーストラリア、そして2010年から開催国となる韓国にも、夜間レースを開催するよう圧力をかけているが、このうち少なくとも2カ国から反対を受けている。中国は夜間レース開催の成否に疑念を抱いている。一方、F1開催の契約が2010年に期限終了となるオーストラリアは、夜間レースとなるよう開催時刻を変更しなければ、1985年以来毎年開催してきたグランプリが失われることになるかもしれないという脅威に晒されながらも、イベント主催者はそのような選択肢を取ることはないと何度も述べている。

「我々は中国の関係者と話し合って、何ができるかを模索するつもりだ」と、エクレストンはブルームバーグ通信に対して語った。
「当然、韓国でレースをする際には、ナイトレースができればいいと思っている」
「(オーストラリアに関しては)別れるのは簡単だ。子供がいるわけでもないしね。契約を更新しなければそれまでだ」
 77歳のエクレストンは来月、オーストラリアGPの大会関係者と会う予定になっている。

タグ:F1

2008年03月23日

Q2進出を逃し、悔しがるフィジケラ マレーシアGP - フォース・インディア - 予選 22/03/08 17:51

マレーシアGP予選で、フォース・インディア・フェラーリはまたしてもわずかな差でQ2進出を逃してしまった。

当落線上だったベテラン・ドライバーのジャンカルロ・フィジケラは、明日の決勝レースを17番グリッドからスタートする。チームメイトのエイドリアン・スーティルは20番グリッドを獲得した。

ジャンカルロ・フィジケラ

「Q2進出までほんの0.05秒だったね、惜しかった! 出られなかったことには少しがっかりしているけど、ベストは尽くしたし、素晴らしいラップだった。希望はあると考えたいね。ベスト16とQ2まで100分の5秒。それに、セッションの最速タイムとの差は1秒以内だ。この先が大いに期待できそうだ。チームはここまで素晴らしい仕事をしてくれた。もちろん、まだまだやるべきことは多いけど、正しい方向に進んでいることが分かったんだから、それだけで素晴らしいよ」


エイドリアン・スーティル

「あまりいい予選じゃなかった。でも、正直なところ、午前中のプラクティスがそれほど良くなかったから、予想はしていた。今日も、ソフトタイヤをうまく使いこなせなかったんだ。僕のクルマはどうも、ソフトだと思うように動いてくれない。だから、仕方なくハードも試してみたよ。感触はかなり改善されたけど、ハードじゃ他のクルマと戦えない。でも、レースやロングランになれば、もっと良くなると思う。メルボルンでも問題なかったし、可能性があるクルマだという手応えはあるんだ」

マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「たった100分の5秒差でジャンカルロがQ2進出を逃したことは非常に残念だ。さらに、最初のセッションで最速タイムから1秒以内にいたにもかかわらず、17番グリッドに沈んだことにももどかしさを感じる。だが、これもF1がいかにしのぎを削る、エキサイティングなスポーツかを証明することになろう。ジャンカルロは一日よくやってくれた。エイドリアンはバランスに苦しんでいたが、クルマは前にいる人々よりコンペティティブだと考えている。投入したニューパーツによって、メルボルンよりもパフォーマンスは向上するはずだ。戦略を練って、明日はいいレースがしたい」

セーフティカールールに変更の動き 運に左右される現システムにチームが抗議

ドライバーのレースを左右しかねない現在のセーフティカールールに、F1チームは不満を抱いている。

ミハエル・シューマッハも今週、セーフティカーの投入に応じてピットレーンが自動的にクローズされる現在のルールを変えるべき、とコメントした。

先週のアルバートパークでは、トロ・ロッソのルーキー、セバスチャン・ボーデがセーフティカーの投入によって大きなアドバンテージを得た。しかし、一方でルーベンス・バリチェロは悪影響を受けており、ヘイキ・コバライネンに至っては、ほぼ確実視されていた表彰台フィニッシュを奪われる結果となってしまった。


ボーデの状況については、セパンでのグランプリ前の打ち合わせで、いくつかのライバルチームのマネジャーがレースディレクターのチャーリー・ホワイティングに苦情を申し立てたと言われている。

「より良い方法を考える責任がわれわれにはある」とマクラーレンF1 CEOのマーティン・ウィットマーシュはマレーシアで述べた。

ウィットマーシュは、セーフティカー投入の際にドライバーたちがフルスピードでピットに向かっていた以前の状況を改善しようとしたFIAの判断は正しかったと考えている。

「だが、もっと良いやり方を考えるべきであり、FIAもそれを受け入れてくれるはずだ」と彼は付け加えた。

BMWのマリオ・タイセンも、現在のルールを喜ぶ者は“誰もいない”と、この動きに賛同する。

そして、「チャーリーとチームマネジャーたちの間で議論が行われている」ことを明らかにした上で「その結果を待とうじゃないか」と語っている。


フェラーリがフロントロー独占! マレーシアGP - 予選 22/03/08 16:11

22日(土)、2008年F1世界選手権第2戦マレーシアGP公式予選が、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた。

日曜日のレースでは雨との予報が出ているが、セッション開始時の天候は曇り。少し風が吹く中で、予選の戦いが始まる。

気温29℃、路面温度44℃というコンディションの中、まずは20分のQ1がスタート、各車一斉にコースに飛び出していった。

午前中のフリー走行でトラブルに見舞われたと見られるHonda Racing F1のルーベンス・バリチェロとウィリアムズのニコ・ロズベルグも、無事にガレージを離れている。

ソフトタイヤを履いたトヨタのヤルノ・トゥルーリがQ1トップとなる1分35秒205をマークする一方で、Q2進出をかけた争いは激しさを増す。

そんなQ1で姿を消したのはジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、中嶋一貴(ウィリアムズ)、セバスチャン・ボーデ(トロ・ロッソ)、佐藤琢磨(SUPER AGURI)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、アンソニー・デビッドソン(SUPER AGURI)。

中嶋は前戦オーストラリアGPでロバート・クビサ(BMWザウバー)と接触したアクシデントのペナルティを受けるため、決勝は最後尾からのスタートとなりそうだ。

中団グループにとってはトップ10入りをかけた厳しい戦いとなるQ2でノックアウトされたのは、ジェンソン・バトン(Honda Racing F1)、デビッド・クルサード(レッドブル)、ネルソン・ピケJr.(ルノー)、バリチェロ、セバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)、ロズベルグだった。

雨を心配しながらの予選となったセパンで今季第2戦のポールポジションを獲得したのはフェラーリのフェリペ・マッサで、タイムは1分35秒748。

2番手には1分36秒230をマークしたチームメイトのキミ・ライコネンが入り、フェラーリが1-2を決めている。

マクラーレンのヘイキ・コバライネンが1分36秒613で3番手。

4番手以降はルイス・ハミルトン(マクラーレン)、トゥルーリ、クビサ、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)、マーク・ウェバー(レッドブル)、フェルナンド・アロンソ(ルノー)、ティモ・グロック(トヨタ)となっている。

トヨタは2台そろってQ3進出を果たした。

注目の決勝レースは23日(日)日本時間16時スタート。オーストラリアでトラブルが相次いだフェラーリ勢と連勝を狙うマクラーレン勢の戦いに注目が集まる。

ハウグ、第一希望はコバライネンではなかったと認める 「希望通りではなかったが、今は満足」 22/03/08 15:20

21日(金)、マクラーレン・メルセデスとヘイキ・コバライネンの契約は、すべてのドイツ人ドライバーたちとの交渉が不成立に終わった後で交わされたことをノルベルト・ハウグが認めた。

シーズン開幕前のうわさによると、メルセデスのチーフを務めるハウグがチームに対し、ルイス・ハミルトンのチームメイトをニコ・ロズベルグ、エイドリアン・スーティル、セバスチャン・ベッテルの中から選ぶように強く迫ったと伝えられていた。

「冬の間、われわれがドイツ人ドライバーと交渉していたことは秘密でも何でもない」とハウグは『Bild(ビルド)』紙に語った。


「しかし、フリーな者がおらず、今はルイスとヘイキで満足している」と彼は付け加えている。

同様に、チーム代表のロン・デニスも1週間ほど前、コバライネンはハミルトンのチームメイトとして第一希望ではなかったとあっさり認め、周囲を驚かせた。

「われわれは、常に契約可能なベストドライバーを選ぶ。キーワードは“契約可能”だ。彼らに既存の契約がある場合、それを破棄させるようなことはしない」とデニスは述べた。

スチュワード、レッドブルにゴーサイン ただし、チームへの調査は継続

金曜日のフリー走行でサスペンション・トラブルを起こしたレッドブル・レーシングに対し、レース・スチュワードは22日(土)朝、チームのセッション参加を認める決定を出した。

スチュワード側は、エイドリアン・ニューイ設計のRB4が“危険な構造”に関するレギュレーションに抵触するのではないかという疑惑を抱き、このためチーム首脳陣はマレーシアでFIA代表者らに対してテクニカル・レポートの提出を求められた。

レース参加も危ぶまれていたが、今朝のスチュワードの発表によると、マシンの目視検査が行われる以外、現時点で何も行動は起こさないとのこと。


「しかしながら、この件はイベントの開催中、調査が継続される」と彼らは記している。

3回目のフリー走行で、マーク・ウェバーとチームメイトのクルサードは、5番手、6番手につけた

マレーシアはマッサが2年連続のポール! フェラーリが磐石のフロントロウ独占

F1マレーシアGPの公式予選が土曜日午後に行われ、フェラーリのフェリペ・マッサが昨年に続くポールポジションを獲得した。フェラーリはキミ・ライコネンも2番手に入り今季初のフロントロウ独占。3番手にはマクラーレンのヘイキ・コバライネンとなった。

 土曜日午後2時からの公式予選は、若干の黒っぽい雲とともに風も吹き始めセッション中の降雨が心配される中スタート。開始時の気温は28度、路面温度39度、湿度は70%のコンディション。

●第1セッション(20分間)
 まずは最長20分の第1セッション、雨の心配もありほとんどのマシンが開始と同時にコースインを果たすと、その中からフェラーリ2台がいち早く抜け出す。序盤、キミ・ライコネンがトップをキープするとフェリペ・マッサもチームメイトと変わらぬペースでラップを重ね、その後トップに浮上。2台は早くも安全圏のタイムを出し、万全のかたちでQ2進出を確実なものとした。
 このセッションはそのフェラーリを抑えたトヨタのヤルノ・トゥルーリがトップに立った。彼のTF108は、セクター1でベストをマークすると、その後のセクターもまとめ1分35秒205をタイムを刻んだ。2番手はヘイキ・コバライネン、3番手にはルイス・ハミルトンがつけた。
 ここでは、フォース・インディア、スーパーアグリに混じり期待の中嶋一貴もドロップアウトを喫している。

●第2セッション(15分間)
 続いては最もハイレベルな戦いが繰り広げられる第2セッション。コースオープンからマクラーレンとフェラーリが積極的な走りを展開し、ラップタイムは1分34秒台に突入する。そんな中、2強に続くBMWザウバーやトヨタが好タイムを並べてトップ4の牙城を崩しにかかるがトップ2のライコネン、マッサはそれ以上の走りを見せる。それでもハイドフェルドが4番手に食い込む意地を見せ、上位8台が34秒台と予想を上回る接近戦が繰り広げられた。
 一方、トップ10をかけた争いでは調子の上がらないフェルナンド・アロンソがなんとか滑り込みで10番手を確保。対して、またもホンダはジェンソン・バトンが11番手とあと一歩で脱落。今季目立った走りを見せるセバスチャン・ベッテルやニコ・ロズベルグもここで予選終了となってしまった。

●第3セッション(10分間)
 残り10分のポール争いは本命のフェラーリとマクラーレンにBMWザウバー、さらにはトヨタのヤルノ・トゥルーリがチャレンジするという展開が予想された。しかし実際はフェラーリ2台によるチームメイトバトルが繰り広げられ、ライコネンとマッサが1分36秒台でトップを争う展開に。対するマクラーレンはコバライネンの3番手が精一杯で、ハミルトンは精細を欠く走りで4番手止まり。BMWザウバーもここではクビカ6番手、ハイドフェルド7番手とそれまでの勢いは続かなかった。そんな中、ポールを獲得したのは最終アタックでパーフェクトなラップを決めたマッサで、Q3唯一の35秒台となる1分35秒748をマークしてチームメイトのライコネンを退けた。
 また、トゥルーリはBMWザウバーの2台を上回り、前戦に続き好位置の5番グリッドを獲得した。

 マッサ、ライコネンは昨年のベルギー以来となるフロントロウ独占。以下コバライネン、ハミルトン、トゥルーリ、クビカ、ハイドフェルド、アロンソ、グロックの順となった。
 なお、中嶋一貴はオーストラリアでの10グリッド降格ペナルティがこの予選に適用され、明日は最後尾の22番グリッドからスタートをきることになる。
 
F1第2戦マレーシアGP 土曜日公式予選
Pos. No. Driver Car Time Lap
1 2 フェリペ・マッサ フェラーリF2008 1'35"748 17
2 1 キミ・ライコネン フェラーリF2008 1'36"230 13
3 23 ヘイキ・コバライネン マクラーレンMP4-23・メルセデス 1'36"613 12
4 22 ルイス・ハミルトン マクラーレンMP4-23・メルセデス 1'36"709 18
5 11 ヤルノ・トゥルーリ トヨタTF108 1'36"711 18
6 4 ロバート・クビカ BMWザウバーF1.08 1'36"727 13
7 3 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1.08 1'36"753 13
8 10 マーク・ウエーバー レッドブルRB4・ルノー 1'37"009 18
9 5 フェルナンド・アロンソ ルノーR28 1'38"450 18
10 12 ティモ・グロック トヨタTF108 1'39"656 20
11 16 ジェンソン・バトン ホンダRA108 1'35"208 15
12 9 デイビッド・クルサード レッドブルRB4・ルノー 1'35"408 12
13 6 ネルソン・ピケJr. ルノーR28 1'35"562 12
14 17 ルーベンス・バリチェロ ホンダRA108 1'35"622 15
15 15 セバスチャン・ベッテル トロロッソSTR2B・フェラーリ 1'35"648 15
16 7 ニコ・ロズベルグ ウイリアムズFW30・トヨタ 1'35"670 13
17 21 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディアVJM01・フェラーリ 1'36"240 9
18 8 中嶋一貴 ウイリアムズFW30・トヨタ 1'36"388 9
19 14 セバスチャン・ブルデー トロロッソSTR2B・フェラーリ 1'36"677 8
20 18 佐藤琢磨 スーパーアグリSA08A・ホンダ 1'37"087 9
21 20 エイドリアン・スーティル フォース・インディアVJM01・フェラーリ 1'37"101 10
22 19 アンソニー・デイビッドソン スーパーアグリSA08A・ホンダ 1'37"481 9
※タイヤは、ブリヂストンのワンメイク
※タイムは全セッションを通したもの。

マレーシアGP土曜ドライバーズコメント:マッサ「すごく嬉しい!」

マレーシアGP土曜に行われた予選で、ポールポジションを獲得したフェラーリのフェリペ・マッサをはじめ、各ドライバーたちが、それぞれのセッションについて語った。

2008年F1第2戦マレーシアGP土曜日ドライバーズコメント

1 キミ・ライコネン(フェラーリ) 予選2位
もちろんポールを獲りたかったけど2位だって全然悪くない。チームはできるだけの結果を出したから僕はハッピーだよ。Q2ではすごく上手くいったのに、Q3の特に2回目のアタックでタイヤを最大限に活かせなかった。コースが滑りやすくなってクルマの力を出し切れなかったみたいなんだ。明日のレースは厳しいものになるだろうね。メルボルンでは良いスタートが切れたから、明日もそうできるよう願ってるよ。

2 フェリペ・マッサ(フェラーリ) 予選1位
すごく嬉しい! Q2ではちょっと苦労したけど、予選の終盤で本当に良い2ラップをまとめることができたんだ。最後の方はちょっと雨がぱらついたけどパフォーマンスには何の影響もなかったよ。前列からスタートすることはとても重要だから、良いレースをしたいね。僕らのクルマはロングランではすごくコンペティティブ。だけどタフなレースになることは確実だ。それでも明日に関しては自信があるよ。

3 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー) 予選7位
Q3の結果にはがっかりだよ。最後の1周、最初のコーナーはスムーズにいったのに、インラップですごく遅く走っているクルマが現れたんだ。どうも彼らはまだ予選が続いていることを知らなかったみたいだ。ターン4の手前でマクラーレンの2台がライン上をゆっくり走っていてタイムをロスしてしまったよ。0.2秒くらいロスしたんじゃないかな。それだと7位じゃなくて3位になれた計算なんだよ。走りたいラインで走れなかっただけじゃなくて、これはもっと重要なことなんだけど、ブレーキングも自分の思うポイントでできなかったんだ。だけど予選でのクルマには満足してるよ。

4 ロバート・クビカ(BMWザウバー) 予選6位
セカンドローに付くには何かがちょっと足りなかったんだけど、それでも今日のパフォーマンスには満足しているよ。天気がどうなるか分からなかったからスリリングな予選になったね。僕の選んだセットアップだと予選がちょっと難しいのは分かっていたんだけど、この週末はレースの準備にかなり努力したから明日に関しては楽観的に見ているんだ。

5 フェルナンド・アロンソ(ルノー) 予選9位
今日は僕らの最初の目標であるQ3進出を果たせた。ここからは二番目の目標の、レースでのペースを上げてポイント圏内でフィニッシュすることに集中していけるよ。午後のQ3ではもっと良い結果を出すこともできたんだけど、ハイドフェルドと同じでアタック中に他のクルマがゆっくり走っていたから、それに影響されてしまった。残念だよ。明日のレースは面白くなると確信している。メルボルンの時みたいになんとかポイント圏内に残りたいんだ。今は明日のレース準備に集中しなきゃいけないね。

6 ネルソン・ピケ(ルノー) 予選13位
午後の予選にはまあ満足してるよ。午前中にあった最後のフリー走行で前進できたし、予選でもそんなに問題はなかった。もちろん僕はもっと成長しなきゃいけないけど、チームメイトからそれほど離れたところにいるとは思わない。明日がどんなレースになるか楽しみだな。僕の目標はメルボルンよりも上手くやること。そして僕の2回目のグランプリを完走して、できればポイントを獲ることだ。

7 ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ) 予選16位
信じられないよ。数日前のレースでは表彰台に乗ったっていうのに、今は予選で16位だよ。最後の1周はまあまあ良かったけどね。僕のクルマはここの新しいアスファルトが気に入らないみたいなんだ。スムーズすぎてタイヤがちゃんと仕事をしないから滑ってばかりいるんだよ。このポジションからのスタートじゃ明日はかなり厳しいと思うけど、クルマはレースのコンディションでの方が調子良く走るだろう。雨が降ればちょっとはいいかもね!

8 中嶋一貴(ウイリアムズ) 予選18位
タイムが近接していたからひとつのミスでQ2に進出できなくて、僕にとっては厳しい予選だったよ。どちらにしても明日はグリッドペナルティを受けているから、安定したレースをして絶対に完走しなきゃいけない。パフォーマンスに関しては戦略と相談しながら様子を見ることにする。タフなレースになるだろうね。

9 デイビッド・クルサード(レッドブル・レーシング) 予選12位
第一セクターが午前中のフリー走行より遅くなってしまったのに驚いたよ。メカニカルグリップもなくて、中間のセクターではそれに苦しめられた。この週末に起こったことは気にしてない。レーシングドライバーとしてはクルマに不具合がでるなんて思いもしないんだ。だからそんなこと考えないし、僕はチームのことを信頼してる。

10 マーク・ウエーバー(レッドブル・レーシング) 予選8位
正直、思っていたより良い結果だったよ。昨日はクルマを進歩させるためにたくさん働いて、みんな素晴らしい仕事をしてくれたから明日のレースに向けて良い準備ができた。Q3はQ2よりグリップレベルが低かったから多くのドライバーにとって難しいものだったけど、僕らは明日のレースに向けてはそこそこのポジションにいるよ。メルボルンの半分くらいの荒れ方なら、面白いレースになるだろうね。

11 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ) 予選5位
ここまでは満足な週末だったよ。問題は何も起きなかったし、クルマのパフォーマンスも良くてコンペティティブだった。今日のラップタイムは昨年から大きな進化があったことを示している。みんなこの結果に喜んでいるから、明日のレースも楽しみだよ。ティモも今週末はとても良い仕事をしたから、それについても嬉しく思ってる。これでチーム全体のモチベーションがさらに上がれば、クルマをもっと進化させるためにより一層頑張れるようになるからね。僕はここではいつも良いパフォーマンスをしてこられたから、明日のレースには自信があるんだ。明日は絶対にトラブルなくレースを終えなければいけない。完走できればポイントを獲る自信があるんだ。

12 ティモ・グロック(トヨタ) 予選10位
Q3に進出できて嬉しかったんだけど、僕にとっては難しい予選だった。午前中のフリー走行では予選用のセットアップでオプションタイヤのフィーリングが良かったのに、午後はタイヤを最大限に活かせなくなってしまった。最適なセットアップを見つけ出すのが難しくてね。最終的にはとても良いラップが走れて、最終セクターも上手くいってトップ10に入ることができた。明日の天気がどうなるか様子を見るよ。だけどもしドライになったら、タイヤを上手く使うのが難しくなってしまうな。ここはサーキットの道幅が広いからオーバーテイクの可能性がたくさんある。だけどあまり期待しすぎないようにするよ。このままトップ10で終われるか、もしかしたらポイントも獲れるかもしれないね。そうなったらすごく良いよね。

14 セバスチャン・ブルデー(トロロッソ) 予選19位
2回目のアタックでは15位だったし、クルマの感じも良かったからQ2に進出できたはずだったんだ。だけどふたつ目のコーナーでブレーキに問題が出て、ブレーキペダルをポンピングしてみたんだけどターン4に入るころにはまたペダルが床についてしまって、僕にできることは何もなかった。昨日あまり走れなかったから今週末はかなり厳しい。星は僕らの味方をしてくれないみたいだね。明日は運に恵まれて、天候が荒れるとかしてくれるといいな。

15 セバスチャン・ベッテル(トロロッソ) 予選15位
Q3には全然届かなかったね。メルボルンと違ってこのサーキットは高速コーナーが多くて、僕らには合わなかったみたいなんだ。それでも僕らはベストを尽くしたと思うよ。残念なことに最後のアタックのターン14でミスをしてしまった。もちろんQ3に進出するため、少なくとも少しでも良いポジションにつけようとかなりプッシュしていたんだが、0.2秒ロスしてしまった。でもそこそこ満足だよ。僕らはレースに向けては良いセットアップを持ってると思う。

16 ジェンソン・バトン(ホンダ) 予選11位
11番手でレースを右側のグリッドからスタートできるのが嬉しい。天気は変わりやすく雨の可能性もあったから、Q1とQ2の両セッションで早めにタイムを出しにいった。オプションタイヤで行った最後のアタックにはとても満足してるよ。あと0.1秒でQ3に進むことができたのにね。一番の問題は、プライムとオプションのどちらのタイヤを選ぶかだった。オプションタイヤには苦戦していたのでセッションのほとんどをプライムで走ったけど、他の人はほとんどオプションタイヤを履いていた。だから、トラックにラバーが乗ったところでQ2の最後にオプションタイヤを試してみたら、0.25秒縮められたんだ。今日一番のペースで良いラップを刻むことができたから、ポジションには満足だ。

17 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ) 予選14位
午前中にギヤチェンジのトラブルを抱えて、あまり走行できなかったのが残念だったな。予選で遅れを取り戻さなければならなかった。午後にはみんなの努力のおかげで前進できて、結果として14番手に入ったことに満足してる。午前にもう少しマシンセットアップにかける時間があればよかったんだけど、難しい状況の中でベストを尽くしたよ。もし明日も変わりやすい天気が続くなら、トップ10から外れたこの位置のおかげで戦略を調整することができる。午前のフリー走行のことを考えれば予選は良かったし、14番手からならポイント獲得に向けて戦えると思う。

18 佐藤琢磨(スーパーアグリ) 予選20位
今の状況で、今日も皆が素晴らしい仕事をしてくれたと思う。午前中に予選のシミュレーションを行い、良いスピードを見せられてバランスも良かったと思う。予選の一度目の走行ではグリップがかなり低かった上に混み合っていた。最終走行では必要なものを全て揃え、楽しむことができた。明日は良いレースができるように頑張りたい。

19 アンソニー・デイビッドソン(スーパーアグリ) 予選22位
僕たちにとっては今日も厳しい予選だったものの、オーストラリアGPからは少し進歩していると思う。午後の中盤の走行は良かったけど、最終走行ではクルマの一番良いバランスを見つけるのに苦労したよ。

20 エイドリアン・スーティル(フォース・インディア) 予選21位
あまり良い予選じゃなかったけど、正直、午前中のフリー走行もあまり良くなかったからこんなものだと思うよ。またしてもソフトタイヤをちゃんと使えなくて、僕のクルマはそのタイヤだとちゃんと走ってくれないんだ。ハードを試してみたらそっちの方が良かったんだけど、これではレースはできないからね。レースやロングランでの方が僕らは良いみたいだ。メルボルンはまあまあだったから、このクルマにはもっと力があると感じているよ。

21 ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア) 予選17位
Q2進出に0.05秒ばかり足りなかったね。もうちょっとだったのに! 進出できなくてがっかりしてるけど自分のベストを出せたし、あれは素晴らしいラップだった。あれは心強かったな。トップ16、Q2から0.05秒差で、そのセッションのトップタイムから1秒以内の差だったから、これからに期待できるね。チームはここまで素晴らしい仕事をしてくれた。もちろんまだやることはたくさんあるけど、正しい方向に進んでいるから期待してるよ。喜ばしいことだね。

22 ルイス・ハミルトン(マクラーレン) 予選4位
最後のセッションではグリップがあまりなくて、ちょっと苦労したかな。それから路面のでこぼこを見極めるのも結構大変で、ブレーキを暖めたりタイヤをコントロールするのに影響したよ。正直に言うと今日の僕の仕事はパーフェクトとは言えない。明日もっと速く走るためにこれからデータを研究しなきゃね。それでもポジションは悪くないし、レースでは何が起きるか分からないからポジティブに考えていくよ。

23 ヘイキ・コバライネン(マクラーレン) 予選3位
2回連続で2位になれて嬉しいよ。もちろんフロントロウだったらもっと良かったけどフェリペとキミはこの週末中とても強かったから、3位は僕らが達成し得る最高の結果だよ。セッションごとに少しずつ良くなって、Q3は本当に素晴らしかった。明日のレースで僕らの戦略がどう展開するか、様子を見ることにしよう。雨が予想されているから何が起きてもおかしくないよね。

トヨタF1、トゥルーリが5番グリッドを獲得。グロックもトップ10入り

第2戦マレーシアGP予選 J.トゥルーリが5番グリッド獲得
T.グロックも10番グリッドで両者ポイントを狙う

2008年03月22日(マレーシア・セパン)

天候:曇り、気温27-29℃、路面温度35-40℃
2008年の予選最高:5位 ヤルノ・トゥルーリ(マレーシア)

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー11 シャシー:TF108/02
概要:予選第1セッションでトップタイム。5番グリッド獲得。
公式練習3回目:4番手 1分35秒389(トップと0.370秒差) 20周
予選第1セッション:1番手 1分35秒205(トップタイム) 6周
予選第2セッション:7番手  1分34秒825(トップと0.637秒差) 6周
予選第3セッション:5番手 1分36秒711(トップと0.963秒差) 6周
グリッド:5番手(暫定)
「今までのところ、かなり満足のいく週末だったね。問題なく走行できたし、車のパフォーマンスはとても良くて、競争力がある。 今日のラップタイムを見ると、昨年の車と比べてとても良くなっていることを証明しているよ。 だから我々は、この結果に非常に満足しているし、明日のレースは確実に良いものになると思う。ティモも、週末の間にとても良い仕事をしたから、とても嬉しいよ。なぜなら、この事によって車をもっと良くしていくためのチーム全体のやる気に繋がるからね。このサーキットではいつも良いレースが出来ているから、明日のレースには自信があるよ。ポイントを獲得できると信じているから、何の問題もなく確実にレースを終えなければばらない。」

ティモ・グロック:カー・ナンバー12 シャシー:TF108/01
概要:安定した走りで第3セッションまで進む。5列目獲得。
公式練習3回目:10番手 1分35秒911(トップと0.892秒差) 21周
予選第1セッション:11番手 1分35秒891(トップと0.686秒差) 10周
予選第2セッション:9番手 1分35秒000(トップと0.812秒差) 6周
予選第3セッション:10番手 1分39秒656(トップと3.908秒差) 4周
グリッド:10番手(暫定)
「第3セッションまで進めて嬉しかったけど、自分にとってはとても厳しい予選だった。午前中のフリー走行では、予選用のセットアップのオプションタイヤでいい感じを掴めていたんだけれど、午後のフリー走行で、再び上手く活用できなくて苦闘していたんだ。 ぴったり合ったセットアップを見つけるのが難しかったんだよ。最終的には、とても良い走行が出来て、最後のセクターでとても良い結果を出して10番手に入れたから嬉しいね。今は、天候がどうなるかかが気になるけど、ドライコンディションだとタイヤを上手く活用しにくいね。ここは本当に広いサーキットだね。それはつまり、オーバーテイクの可能性が多いことを意味しているんだ。 けれど、その期待には蓋をしておくよ。上手くいけば、我々は10位以内かポイント圏内に入れると思う。そうなれば良い結果だね。」

パスカル・バセロン:シャシー部門シニア・ゼネラル・マネジャー
「今までのところ、予選前に不安定だった天気を含めても今週末は順調に進んだ。サーキットの周りでは、そこら中で雨が降っていたから、最初から雨の恐れはあったが、予選はドライコンディションで雨には邪魔されずに済んだよ。 ヤルノの予選結果は期待した通りのものだったからとても嬉しいね。 今日は、彼が昨日の1周走行でも長距離走行でも非常に良かったことが再確認できた。明日になれば、それがはっきりするよ。また、ティモは、2回のレースで、2回とも第3セッションに進むという良い走りをしてくれた。 彼がタイヤの扱いに苦闘しているのは分かっているが、それはとにかくとして、タイヤの扱い自体は複雑ではないんだ。 両方のコンパウンドは異常磨耗などの問題もないからね。 従って、我々は、これを良い結果に結び付けることが出来ると思っている。」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「ヤルノ5位、ティモ10位と明日の決勝レースに向けていいポジションを確保できた。予選は雨が心配されたので早め早めにアタックをするようにしたが、波乱もなく順調にタイムを刻むことができ、最終予選に2台揃って進むことが出来た。車に不具合が出ないようにしっかり点検して、最後までわくわくするレースをしたい。」
 

バトン「いまはとてもポジティブな気分でいる」

ジェンソン・バトンが、メルボルンでは1コーナーのアクシデントに巻き込まれて早々とリタイアを喫したが、日曜日のマレーシア戦ではもっと長くレースをしたいと願っている。

「マレーシアを楽しみにしている」とバトン。「オーストラリアでは戦いができなかった。ターン1でアクシデントを起こしたからね。でもいまは、次のレースに向けてとてもポジティブな気持ちでいる」

「セパンは35度の気温の中でレースを行うのでタフだが、本当の問題は湿気だ。ただ暑い中にいるのと、暑くてしかも湿った空気の中にいるとのは違う。呼吸も大変なぐらいだし、ヘルメットの中はびっしょりになる。やるべきことはただ、準備を万端にすることだ。僕たちもやってみるさ!」

「メルボルンでの週末を通してマシンはかなり進化した。次のレースでも同様の進化を期待している。中団グループの戦いは熾烈なので、どのステージでもマシン性能を最大限に引き出さなくてはならない。それができれば、レースでいい結果を残すことができる」

 一方、ホンダのチーム代表ロス・ブラウンも、マレーシアではうまくやれるだろうと考えているとともに、トップ8入りをしてポイントを獲得できればと願っている。
「(オーストラリアでの)結果は残念だったが、肯定的な部分に目を向ける必要がある。予選の結果から、私たちは中盤グループにいることが確認できたし、決勝でのルーベンスの素晴らしい走りから、私たちにはポイントをかけて戦う能力があることがわかった。今週末も、メルボルンで経験したのと同じような強さを持てると考えている」

「私たちには、ポイントを狙っていけるマシンがあり、それを達成できる高い能力を持つふたりのドライバーがいることを示した」
「ヘレス以降の空力のアップデートが期待通りだったことも嬉しかった。開幕3戦のレースを戦うにあたって、基本的に素晴らしい力を持っていると思う。その後は、スペインに向けて、さらに改良したマシンを投入する予定だ」

 バリチェロもこうした考えに同調し、同じようなとても明るい見通しを持っている。「ヘレスでのシーズン最終テストで、マシンが進化したことはわかった。だが、他のチームとの相対的な差は知ることができなかった。しかし、シーズンの開幕で素晴らしいスタートが切れてとても勇気づけられた。日本とイギリスの全てのスタッフに対し、特にこの数週間に渡るマシンに関する全てのハードワークに感謝しなくてはならない。いいシーズンが送れそうな感じだ」

ハイドフェルド、マクラーレンの2台を非難

マレーシアGP予選で2列目に並んだマクラーレンのヘイキ・コバライネンとルイス・ハミルトンだが、同じく7番手となったニック・ハイドフェルドがこの2台に進路を妨害されたと訴えている。

 BMWザウバーのニック・ハイドフェルドはマレーシアGPの公式予選終了後にマクラーレンの2台に対し不満を訴えた。ハイドフェルドは彼の最後のアタックラップで進路を妨げられたとして、セッションの結果がいくらか犠牲になったと考えているようだ。

 この日の予選は早くから降雨が予想され、セッション中何度も雨が落ちてくるという予報が出されていた。これにより各セッションとも開始早々にタイムアタックを行うマシンが続出。問題となっている最終セッションでも多くのマシンは2回目のアタックラップを通常よりも早く終えていた。そこでハイドフェルドは運悪くインラップ中のマシンに遭遇してしまい、レースの燃料を節約しようとスロー走行を行っていたマシンを避けながらアタックを強行せざるを得ず、結果7番手に終わってしまった。

 これにより3番手のヘイキ・コバライネンから7番手のハイドフェルドまでの僅か0.140秒の差の中にはルイス・ハミルトン、ヤルノ・トゥルーリ、ロバート・クビカを含む5台がひしめくことになった。ハイドフェルドは特にターン4でレコードラインをゆっくり走っていたというマクラーレンの2台を非難している。

「Q3の結果については非常に失望しているよ」そう彼は不満を口にした。「最終アタックでは最初の連続コーナーをうまく駆け抜けることができたんだ。でも、そこから先はとてもゆっくりラップしているクルマが多くいたね」

「明らかに彼らには僕がアタックラップを行っている最中だという情報が伝わっていなかった。2台のマクラーレンはレーシングライン上でクルージングしており、ターン4の手前で僕は多くの時間を失ってしまった」
「ここで僕はコンマ2秒はロスした。それがなければ3番手を得られたはずだ。今日のクルマには非常に満足していたしね」

 また、これと同じようにルノーのフェルナンド・アロンソも、最後ソフトタイヤでのアタック中に同じ目にあったと語っており、この件に関しハイドフェルドとアロンソはレーススチュワードに意見を述べた。その後、マクラーレンのハミルトンとコバライネンはスチュワードの呼び出しにあい、事情の説明を求められている。

 

2008年03月22日

マレーシア欠席予定もデニスの姿あり オーストラリア不参加のエクレストンも登場

1週間前のオーストラリアでイギリスの自宅に戻る用事があり、マレーシアGPには出席しないと語っていたロン・デニスが、セパンに現れた。

マクラーレンのチーム代表を務めるデニスは、日曜日のオーストラリアGP決勝を終えた後、私用のため実際にヨーロッパに戻っていたと見られている。

チームのスポークスマンは日曜日のレース時にはピットウオールに彼の姿があるだろうと認めていたが、どうやら土曜日の予選にも間に合ったようで、すでに通常のグランプリ業務に戻っている様子。

一方、2008年シーズン開幕戦への参加を見送ったF1最高権威のバーニー・エクレストンも、金曜日にセパン・インターナショナル・サーキットに登場した。

ハミルトン、再度GPDA加入を否定 自分の仕事に集中するのみ 22/03/08 14:06

現在グランプリが行われているマレーシアで、ルイス・ハミルトンはグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)への加入の意志がないことを、改めて表明した。

このところ、チャンピオンシップ・リーダーのハミルトンに対しては、GPDAを支持するペドロ・デ・ラ・ロサ、デビッド・クルサード、マーク・ウェバーや、オブザーバーであるジャッキー・スチュワートなどからも、組合への参加を求める圧力が高まっていた。

ハミルトン以外にGPDA不参加を決めているのは、現役F1ドライバーではキミ・ライコネン、アンソニー・デビッドソンとエイドリアン・スーティルだけである。


「僕は今の自分の状態に満足してるんだ」とハミルトンはセパンで語った。「参加しないことに対して、特にこれといった理由もない。騒ぐほどのことじゃないよ。単に、今決めなければいけないという必要性を感じないだけだ」

「僕は現状でハッピーだ。レースだけに集中したいから、他のことに責任を負いたくないんだ。FIAとGPDAには、必要があれば100%のサポートを提供するよ。それが一番大事なことさ」と彼は付け加えている。


BMWザウバーのハイドフェルドがフェラーリ勢を抑えてトップ!

F1第2戦マレーシアGPは、土曜日午前に3回目のフリー走行が行われた。トップタイムをマークしたのBMWザウバーのニック・ハイドフェルドで、2、3番手につけたフェリペ・マッサ、キミ・ライコネンのフェラーリ勢を抑えた。ルイス・ハミルトンは11番手。
 
 土曜午前11時(現地時間)から行われたフリー走行3回目の天候は晴れ、気温28度、路面温度39度、湿度70%のコンディション。

 序盤、インスタレーションラップを終えたマシンが最初のアタックを始めたのは開始10分を過ぎてから。ティモ・グロックがファーストタイムから1分39秒台に入れると、続けてヤルノ・トゥルーリも37秒台をマーク。さらに同じトヨタエンジンを積むウイリアムズのニコ・ロズベルグもいち早く36秒台へと入り、タイムシートには早くから各マシンのタイムが刻まれていった。

 開始20分近くになると今度はキミ・ライコネンがセクター1、2でベストを叩き1分35秒886のトップタイムをマーク、セッションの主役に躍り出る。すると、もう一台のフェラーリ、フェリペ・マッサもセクター2、3とベストで駆け抜けライコネンのタイムを更新、35秒513まで自身のタイムを刻んでいった。
 一方、マクラーレンはセッション折り返し付近でようやくルイス・ハミルトンが6番手に上がってくるが、それ以降は上位争いに加わることなくハミルトン11番手、コバライネンも16番手という結果でセッションを終えていくことに。
 
 対するフェラーリは終盤のアタックを前にマッサが1分35秒388を叩きトップを磐石なものとする。しかし、最終的にトップに立ったのは、ここ最近になり調子を上げているBMWザウバーだった。残り3分、ニック・ハイドフェルドはセクター2、3でさらなるベストを叩くと、僅差ながらマッサをパス。1分35秒019をマークしたハイドフェルドが午後の予選を前にトップでセッションを終えることとなった。
 結局フェラーリ2台は2、3番手に留まり以下トゥルーリ、マーク・ウエーバー、デイビッド・クルサード、ネルソン・ピケJr.、ジェンソン・バトン、セバスチャン・ベッテル、グロックの順となった。

 なお、ニコ・ロズベルグは終盤のアタックを前にマシンを降りたため僅か7周でセッションを終了。ホンダのルーベンス・バリチェロにいたってはセッション中にマシンからミッションが外されるなどして走行時間を大きく失っている。

 注目の公式予選はこのあと午後3時(日本時間)から開始される。
 
F1第2戦マレーシアGP 金曜日フリー走行3
Pos. No. Driver Car Time Lap
1 3 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1.08 1'35"019 18
2 1 キミ・ライコネン フェラーリF2008 1'35"262 17
3 2 フェリペ・マッサ フェラーリF2008 1'35"388 17
4 11 ヤルノ・トゥルーリ トヨタTF108 1'35"389 20
5 10 マーク・ウエーバー レッドブルRB4・ルノー 1'35"437 16
6 9 デイビッド・クルサード レッドブルRB4・ルノー 1'35"653 17
7 6 ネルソン・ピケJr. ルノーR28 1'35"768 15
8 16 ジェンソン・バトン ホンダRA108 1'35"781 19
9 15 セバスチャン・ベッテル トロロッソSTR2B・フェラーリ 1'35"827 16
10 12 ティモ・グロック トヨタTF108 1'35"911 21
11 22 ルイス・ハミルトン マクラーレンMP4-23・メルセデス 1'35"927 13
12 5 フェルナンド・アロンソ ルノーR28 1'36"068 14
13 8 中嶋一貴 ウイリアムズFW30・トヨタ 1'36"183 14
14 21 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディアVJM01・フェラーリ 1'36"229 21
15 7 ニコ・ロズベルグ ウイリアムズFW30・トヨタ 1'36"490 7
16 23 ヘイキ・コバライネン マクラーレンMP4-23・メルセデス 1'36"529 16
17 4 ロバート・クビカ BMWザウバーF1.08 1'36"618 19
18 14 セバスチャン・ブルデー トロロッソSTR2B・フェラーリ 1'36"668 15
19 18 佐藤琢磨 スーパーアグリSA08A・ホンダ 1'36"908 14
20 20 エイドリアン・スーティル フォース・インディアVJM01・フェラーリ 1'36"939 21
21 19 アンソニー・デイビッドソン スーパーアグリSA08A・ホンダ 1'37"140 12
22 17 ルーベンス・バリチェロ ホンダRA108 1'37"703 6
※タイヤは、ブリヂストンのワンメイク

ナイトレース開催に揺れるセパン。安全面に疑問?

マレーシアは、フォーミュラ・ワンが望む夜間レースに付随するメリットのポテンシャルに関して議論を続ける一方、あるF1のトップドライバーは、今年終盤に行われるシンガポールでのナイトレースの安全面に関して疑問を投げかけている。

 今週末セパンにおいて、10回目となるマレーシアGPが開催されるが、欧州視聴者にとって都合のよい時間帯に行われるべきという圧力に主催者が屈した場合、今回でこのレースは、太陽の下で行われる最後のレースとなるかもしれない。またサーキットのオーナーは、夜間に行うという考えに対してメリットも感じていると認めている。今週末、セパンにおいて行われる選手権第2戦は、このプロジェクトの最終的なメリットを考える“研究開発の機会”として利用されるかもしれない。

 夜間レースの開催を決定したのではないかという憶測に歯止めをかけるため、ゼネラル・マネージャーのダチュク・アズミ・ムラドは、マレーシアのニュー・ストレイト・タイムズ紙に対し、レースに関する将来の方向性に関して、まだ何も決めていないと語っている。

「今のところ、それは単に選択肢の一つにすぎない」サーキットのオーナーでもあるアズミは、ナイトレースに関してそう語っている。「何もまだ決まっていない。今は様々な情報を集めている段階であるし、さらにフォーミュラ・ワンやMotoGPのドライバーやチームに諮問することも必要だ。我々が適切な評価を下せるのはその後のことになるだろう。FIAやFIMといったレースの運営母体に対しても相談しなければならない」

「事は単にやるかやらないかだけの問題ではない。どのように行うべきか、どんな照明が必要なのか、そしてその照明をどこに設置すべきかなど、様々なことを考慮しなければならない」

 セパンに照明装置が設置される場合、それは一時的なものではなく、半永久的なものとなるものと思われる。それはちょうど、最近行われたばかりのMotoGPの開幕戦が開かれた、カタールのロサイル・サーキットの設備に類似する。一方、今年の9月にF1初のナイトレースが行われるシンガポールにおいては、コースが本来公道であるため、照明設備はレース終了後に撤去される。

「レースに直接関わる人々だけでなく、この業界内に関わるあらゆる人たちに相談し、正確な仕様を見出す必要がある。最終決定を下すのはその後になる」アズミはそう続けた。「また決定は、経済的に実行可能であるかどうか、ということもベースにして考えなければならない。とはいえ、我々は夜間レースは行わないだろうと思っている。それは単純に、シンガポールでそれが行われるからだ。これまでに述べたとおり、今は多くの選択肢がある。まだ見えてないことも含めれば、今後さらに多くの選択肢が現れるだろうと思う。いずれにせよ、まだ何も決まっていないということだ」

 シンガポールで行われるナイトレースに関する宣伝はかなり過剰なものとなっているが、ニコ・ロズベルグは、安全面に関する考慮は十分なされているだろうと願わずにいられないと語っている。

「ストリートレースの場合、安全が確保されているのかは常に懸念として付きまとう。それが夜間レースならなおさらのことだ。安全に関しては大きなクエスチョンマークが付く」ロズベルグはロイターに対してそう語っている。「とはいえ、実際どうなのかは僕は何も言えないんだけどね。だって夜にドライブしたことがないから。照明付きのトラックなんて無いから、十分な準備なんてまったく出来ないんだよ」

「だけど当然FIAはそのあたりはきちんと考えているだろうと信じているよ。であれば、素晴らしいイベントになるだろうと思うよ」

 初のナイトレースは、マレーシアなどの周辺諸国に対して大きな衝撃を与える一方、ダチュク・アズミ・ムラドは、日曜日に行われたばかりのメルボルンでの開幕戦後、チケットの売り上げが飛躍的に伸びていることを喜んでいる。

「我々は、このサーキットに12万5千人のファンが訪れてくれることを目標としている」とアズミ・ムラド。「オーストラリアGP後の反応が凄まじいのだ。インド、インドネシア、タイ、そしてフィリピンにおいてさえもそうだし、初めて販売されたベトナムでも売り上げは非常に好調だ」

ベッテルとボーデ共にトラブル マレーシアGP - トロ・ロッソ - 初日

マレーシアGP初日、午前中のセッションでブレーキのトラブルに見舞われたものの、トロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルは午後のセッションで5番手タイムを記録し、チームにとっては慌ただしい1日となった。

チームメイトのセバスチャン・ボーデはフリー走行1回目をトラブルフリーで終えるも、午後のセッション開始直後、アウトラップでエンジントラブルに見舞われ、その後、コースに戻ることなく初日を終えている。

セバスチャン・ベッテル

「ラップタイムがすべてじゃないけど、午後の結果には満足できると思う。多くの周回を重ねられたからね。午前中、ブレーキのトラブルに見舞われたのは残念だったけど、それほど時間をロスしたわけじゃないし、午後はプログラムを継続できた」

「マシンの微調整をして、正しいバランスを見いだし、タイヤ選択を検討することにほとんどの時間をかけた。いい1日だったと思うし、明日に向けたデータをたくさん集められたよ」


セバスチャン・ボーデ

「このサーキットはすごくいいし、とても速くて本当に素晴らしいコース。だけど、グリップがほとんどなかったから、状況を完全に理解するのが難しかった。こういうときは一歩ずつ前進して、路面の状態が向上するのを待つんだ」

「午後、セッション開始直後にギアボックストラブルに見舞われて、比率を変えたらエンジンが壊れたんだ。残念だったけど、午前中、マシンはそれほど悪くなかったと思う。午後は違うタイヤを試す予定だったけど、無理だった」


バトンが4番手 マレーシアGP - Honda Racing F1 - 初日

第2戦マレーシアGP初日フリー走行午後のセッションで、Honda Racing F1 Teamのジェンソン・バトンは、マクラーレンのルイス・ハミルトン、フェラーリの2台に次ぐ4番手に付けた。ルーベンス・バリチェロは11番手だった。

Honda Racing F1 Team 初日の展開:
初日は青空が広がり、午前10時で気温28度と、1週間前のメルボルンよりはずっと涼しい。しかし湿度が69%もあるために、こちらの方がはるかに暑く、重たく感じる。

午前中のHonda勢は、プライム(ハード側)タイヤでのセットアップを行い、終盤はオプション(ソフト側)タイヤで走行した。バトンは17周を走って9番手。バリチェロは20周で、13番手だった。

2 回目フリー走行が始まった午後2時。気温は33度、路面温度は54度まで上昇した。そんな暑さのせいか、セッション序盤は、午前中をしのぐタイムが出ない。終盤には、続々と1分36秒台に突入していく。プライムとオプションタイヤ両方でのロングランを行った2人は、バトンがチェッカー間際、1分35秒台に手が届きそうな1分36秒037の好タイムで4番手に、バリチェロは、11番手で午後を終えた。

ジェンソン・バトン
1回目フリー走行 9番手 1分37秒282
2回目フリー走行 4番手 1分36秒037

Q: 今日のプログラムで重要だったことは?

A: ここセパンの路面は、昨年以来、ずいぶんと再舗装された。だから、このことでどのくらい違いが出ているのかを知るのがとても重要だった。また、通常のタイヤ比較とセットアップ作業も行って、たくさん周回をこなすことができたのも良かった。全体的に、今後に向けた準備としては、とても価値のあるテストができた。

Q: 今後が期待できる4番手というポジションだったが、これはこれからの週末に向けていい兆しといえるか?

A: 1日を通じて、とても前進できたし、マシンやバランスに満足している。とてもポジティブだ。金曜の時点で、ライバルとの位置関係を推測することはとても難しいが、今夜、そして明日、まだまだ良くなっていくと期待している。

ルーベンス・バリチェロ
1回目フリー走行 13番手 1分37秒776
2回目フリー走行 11番手 1分36秒879

Q: 今日のプラクティスを終え、RA108のセットアップはどうだったか?

A: 午後に中古タイヤで走行したセットアップにはとても満足した。ロングランのペースについては、いい仕事ができた。しかし、新品タイヤでのセットアップには苦労しているので、今夜データを見ながら、明日に向けて改善していく必要がある。

Q: 先週メルボルンで力強い走りを見せたが、マレーシアでのレースをどう期待しているか?

A: メルボルンではいい週末を送ることができた。だが、油断せずに、できるかぎり懸命な作業が必要だ。マシンはとてもドライブしやすく、明日は予選に向けたセットアップをしっかり決め、トップ12に入ることを目指す。そうできれば、そこからいいレースができる自信がある。


スティーブ・クラーク(Honda Racing F1 Team レース兼テスト担当ヘッド・エンジニア)

Q: 今回の天候を配慮し、マシンやドライバーに特別な処置を施したのか?

A: 非常に高い気温を予測してマレーシアに入ったが、メルボルンで経験したほどの例外的な暑さはまだ感じない。天候はマシンの信頼性を左右するが、これとは別に、ドライバーにとっては湿度対策が課題だ。体の熱が下がりにくくなるため、熱そのものより湿度の方が厳しい問題になる。レース中には、脱水症が深刻な問題で、彼らは水分摂取量の管理に懸命に行う必要がある。熱と再舗装された路面により、タイヤにストレスを与え、フロントもリアもオーバーヒートするのではないかと見ている。

Q: 現時点で、どのような週末になると予想しているか?

A: これまでのところ、とても勇気づけられる結果が出ている。バランスは期待値に達していないので、これからも変更を加えていく。しかしながら、ペースは非常に良く、とくにレースを想定し、燃料を積んだときが良い。現時点では楽観的と言えるが、明日は予選の最終セッションに残れるような走りができることを期待している。


「着実に進歩できた」と琢磨 マレーシアGP - SUPER AGURI - 初日

佐藤琢磨 カーナンバー18(SA08A-06)
フリー走行1回目20番手/11周/最速ラップタイム 1:40.178
フリー走行2回目19番手/27周/最速ラップタイム 1:39.021

アンソニー・デビッドソン カーナンバー19(SA08A-05)
フリー走行1回目 21番手/14周/最速ラップタイム 1:40.351
フリー走行2回目 20番手/30周/最速ラップタイム 1:39.361

天気 晴天 (湿度:最低47.0% - 最高71.0%)
気温 最低28.4℃ - 最高34.2℃
コース路面温度 最低39.2℃ - 最高57.1℃

SUPER AGURI F1 TEAMにとって、今後に繋がるような心強い2008年マレーシアGPの最初の1日となった。限られた周回数の中、チームはテストプログラムを終了させることができた。土曜日のフリー走行3回目では、引き続きスピード面の改善に取り組む。

佐藤琢磨

「今日はとても良い金曜日のフリー走行だった。制限された周回数の中でも、予定していたほとんどのことができた。オーバーヒートの問題は少しあったが、周回毎に問題を解決でき、着実に進歩することができた。また、終盤にはクルマもグリップを増し、いくつかのセットアップを試した。今日は車に関してさらなる理解を深めることができたので、明日の午前中は、予選に向けてスピード面を強化したい」

アンソニー・デビッドソン

「今日はメルボルンのどのセッションと比べても、はるかに収穫の多い1日だった。クルマの信頼性もあり、2人のドライバーで建設的なタイヤのテストもすることができた。今日のところのクルマのバランスに比較的満足している。新しいエンジニアのリチャードを始め、皆、今日は素晴らしい仕事をしてくれたと思う」


グラハム・テーラー(スポーティングディレクター)

「今になって、冬のテスト不足が響いてきて、スタート時点では、両ドライバー共にクルマのバランスには特に満足していなかったが、今日は幅広い分析を行った。引き続き、セッティングをつめていきたい」

トラブルが多発したセパンでの初日 マレーシアGP - チーム分析 - 初日

マレーシアGP初日の21日(金)には波乱に満ちた合計3時間のフリー走行セッションが開催されたが、午前中にはフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、そして午後にはルイス・ハミルトン(マクラーレン)がトップタイムをたたき出した。灼熱のマレーシアということも影響し、幾人かのドライバーはメカニカルトラブルを経験、厳しいテスト初日を過ごしている。

マクラーレン・メルセデス

ハミルトンは午前中のフリー走行でギアボックストラブルに悩まされたこともあり、タイムシートはフェラーリのワンツー態勢となった。しかし、午後にはこの日最速となるトップタイムをマークしている。ヘイキ・コバライネンは自らの7番手タイムについて「堅実的」と評した。

フェラーリ

キミ・ライコネンは午前中のセッションで“ピットウオール側とのコミュニケーショントラブル”のため、燃料切れとなってコース脇にマシンを止めた。しかし、2台のF2008は競争力の高さを見せつけている。

Honda Racing F1

ジェンソン・バトンは午後に4番手タイムをマーク、チームメイトのルーベンス・バリチェロも11番手タイムを刻むことに成功した。Honda Racing F1の夜明けはまもなく?

トロ・ロッソ

セバスチャン・ベッテルはフリー走行2回目で5番手タイムを記録したが、本人は「まだ実力をすべて発揮したわけではない」とコメント。一方のセバスチャン・ボーデはセパン・インターナショナル・サーキット初体験となったものの、散々な1日を過ごした。ピットレーンではBMWザウバーの1台に危うく追突しそうになり、フリー走行2回目はギアレシオの選択を誤ったことにより、フェラーリエンジンがブロウしてしまったのだ。


トヨタ

ヤルノ・トゥルーリはフリー走行2回目で6番手タイムをマークした。チームメイトのティモ・グロックは開幕戦のクラッシュで痛めた腕にはもう問題がない様子。しかし、ニュータイヤを履いた時のパフォーマンスはトゥルーリと比べてどこか物足りなく、タイムシートでも下位に沈んでしまっている。

BMWザウバー

開幕戦と同じく、この質実剛健なドイツ&スイスチームの初日の結果は目覚ましいものではない。ロバート・クビサは序盤にギアボックス交換を迫られたものの、2つのセッションでチームメイトのニック・ハイドフェルドを上回るパフォーマンスを発揮した。ハイドフェルドは「オーストラリアGPの時と同じように、土曜フリー走行でいくつかのセットアップを試し、改善を見つけられればいいな」とコメントしている。

フォース・インディア

こちらもオーストラリアGPの時と同じく、ジャンカルロ・フィジケラが良いパフォーマンスを発揮し、タイムシートの上位に食い込んだ。再びタイムシート上でフィジケラに後れをとってしまったエイドリアン・スーティルは、午前中にフェラーリエンジンのトラブルに見舞われている。

ウィリアムズ

フリー走行2回目は中嶋一貴が10番手、ニコ・ロズベルグが12番手となった。中嶋は午前中、クラッチトラブルに見舞われたことで走行機会をいくらか失っていた。

ルノー

開幕戦の予選と同じく、この日のフリー走行2回目ではルノーのマシンが下位に沈み、11チーム中9番手のパフォーマンスを見せるにとどまった。フェルナンド・アロンソはギアボックスのトラブルで2速を完全に失ってしまったが、ピケJr.は改善されたパフォーマンスを発揮することに成功している。

レッドブル

レッドブルのプレスリリースには明記されていなかったが、チームはレーススチュワードから説明を求められている。午前中にデビッド・クルサードがセクター3(12〜13コーナー)でコースオフを喫したが、その際縁石を乗り上げただけにもかかわらずRB4のフロントサスペンションは両輪とも根元から外れたのだ。スチュワードの判断いかんによっては、レッドブルがこの週末のセッションに参加することができなくなる可能性もある。チーム代表のクリスチャン・ホーナーは「このトラブルは路面の問題に起因しており、偶発的な事故である」とコメント。クルサードはフリー走行2回目セッションへの出走を見送っている。午前中にルノーエンジンのトラブルに見舞われたマーク・ウェバーは、午後は16番手という結果に終わった。

SUPER AGURI

SUPER AGURIの状況はオーストラリアGPと変わらず、ほかの10チームからは大きなタイム差を築かれてしまっている。マシンにはオーバーヒートという問題が発生しており、走行距離を制限せざるを得ない状況となっていた。


トヨタF1、初日順調なスタートに予選への期待も高まる

F1マレーシアGP公式練習1日目 酷暑の2戦目スタート
J.トゥルーリとT.グロック、両車の情報交換でデータを収集

2008年3月21日(マレーシア・セパン)

天候;快晴、気温28-32℃、路面温度40-47℃
マレーシアGP予選最高:2005年2位 ヤルノ・トゥルーリ
マレーシアGP決勝最高:2005年2位 ヤルノ・トゥルーリ

オーストラリアグランプリでのティモ・グロックのヘビークラッシュに伴い、チームは今週末のためにスペアカーでクアラルンプールに飛んだ。

ヤルノ・トゥルーリ:カー・ナンバー11 シャシー:TF108/02
概要:問題のない走行で、公式練習2回目で6番手を獲得
公式練習1回目:10番手 1分37秒540(トップと1.796秒差) 24周
公式練習2回目:6番手 1分36秒493(トップと1.438秒差) 38周
「大まかに言えば、スムーズな一日で、進み具合には満足しているよ。もっと競争力を持たせるために解決すべき、いくつかの問題はまだあるけど、練習1回目と2回目の間にいくつかの変更をしたら、大きな変化をもたらしたんだ。それは良さそうだったし、実際に良いステップを踏めたと思う。もちろん、まだ金曜日だから判断するのは難しいけどね。けれど、いつもここでは良いパフォーマンスが出来ているから、メルボルンでの失望を跳ね返すことができる自信がある。 唯一の問題は、ここは雨が非常に激しい場合があって、今週末の天候も不安定だと言うことだ。ドライコンディションでのレースが好ましいけど、どんな天気になろうとも、その時の天候に合わせて対処しなければならないけどね。」

テティモ・グロック:カー・ナンバー12 シャシー:TF108/04
概要:公式練習2回目で17番手、テクニカルな問題はなし、
公式練習1回目:14番手 1分37秒782(トップと2.038秒差) 27周
公式練習2回目:17番手 1分37秒512(トップと2.457秒差) 35周
「車はそんなに悪くないんだけど、最初の周回ではまだタイヤを最大限に活用できなかった。全体的に見てあまりに滑りすぎていたんだ。何が問題なのかがはっきりしないから、今晩のうちに調べなければならない。 幸い、先週のクラッシュからの影響は全くないし、手も問題ないよ。 先週の我々のペースは力強かったから、新しいマシンには自信がある。けれど、もっと良くするためには更に作業する必要があるよ。我々のチームは、接近戦を争っているグループの間にいるから、強い結果を出すために、すべてのことをちゃんとやっていく必要があるんだ。」

ディーター・ガス:レース&テスト チーフエンジニア
「今日は、私が本当に好きなタイプの金曜日だったね。我々は、両方の車に関して、少しの問題もなくプログラムをこなした。 また、セットアップで車同士に非常に良い情報交換もできて、1台の車からもう片方の車に移し変えることで興味深い結果も入手した。欲しかったすべてのタイヤデータを集めることができた。そして、ヤルノはセッションの終わりに、非常に良い長距離走行をしたんだ。 ティモは、最初の周回でタイヤを最大限に活用するために苦闘し続けているよ。でも、今夜データを慎重にチェックして改善できると確信している。 サーキットは1日を通してとても良くなっていったけど、新しいコース表面になっても大きな差はないね。今は、残りの週末で強いスタートを目指すつもりだ。」

新居章年:技術コーディネーション担当ディレクター
「今日は空力、そしてメカニカルなセットアップ、タイヤの比較と忙しい一日だったがトラブルもなく順調に走行を進めることが出来た。またメルボルンと同様の暑い気温の中で信頼性の確認も行うことが出来た。ロングランのタイムも順調であり明日の予選ではヤルノ、ティモとも上位のポジションを取ってくれると思う。」
 
タグ:F1 トヨタ

レッドブルに技術報告書提出の要請。サスペンショントラブルが問題に

サスペンショントラブルが相次いだレッドブル・レーシングは、同チームのマシンのサスペンションがレースに出場するのに十分な強度を有しているかどうか、証明することを要請された。

 デイビッド・クルサードのマシンは、開幕戦オーストラリア決勝でフェリペ・マッサと接触した際にサスペンションが破損、マレーシアのフリープラクティス1回目では、ターン12でコースアウトを喫してタイロッドが壊れ、ターン13の縁石にヒットして両側のフロントサスペンションが破損した。
 このトラブルを調査するため、クルサードはプラクティス2回目を欠場したが、スチュワードはチーム代表を召喚し、トラブルに関する説明を求めた。その後、チームは、サスペンションがグランプリ走行時の圧力に耐えられるだけの強度を持っているという決定的な証拠をFIA技術代表団に提出するよう求められた。
 声明には、スチュワードはレッドブル・レーシングに対し「サスペンションに完全性があり、マシンが2008年フォーミュラワン・テクニカルレギュレーション2.3条に規定された“危険な構造物”とはみなされないことを証明する報告書を提出するよう求めた」と記されている。テクニカルレギュレーション2.3条には、“イベントのスチュワードは、構造が危険と見なされる車両を除外することができる”と規定されている。

 これに対しチーム代表のクリスチャン・ホーナーは、同様のトラブルが再発する可能性はないと主張している。
「デイビッドが2回目のセッションに出られず、残念だった」とホーナーはコメントしている。
「これはトラックロッドのトラブルだと思われるが、極めて偶発的なトラブルである。彼のマシンを完璧にチェックするために、今日の午後の時間を有効に使った。彼は明日には走行を再開する」

2008年03月21日

マレーシアGP金曜ドライバーズコメント:ハミルトン「安定したペースで走れ、スピードも十分ある」

2008年F1第2戦マレーシアGPの初日フリープラクティスが終了し、1回目のトップ、フェリペ・マッサや2回目のトップ、ルイス・ハミルトンをはじめ、各ドライバーが、それぞれの1日について語った。

2008年F1第2戦マレーシアGP金曜日ドライバーズコメント

1 キミ・ライコネン(フェラーリ) フリー走行1=2位/2=3位
今朝はチーム内のコミュニケーションの問題で時間をロスしてしまった。でも、午後のセッションでそれを補えた。クルマはいい状態だし、今日のチームがやり遂げた仕事には満足している。主に硬い方のタイヤを履いて走行したけど、今日のクルマの状態を見る限り、恐らくソフトタイヤででも十分競争力があると思う。ライバルと比較して僕らがどの辺のポジションにいるのかを把握するのはいつでも難しいけど、残りの週末を自信を臨めそうだよ。

2 フェリペ・マッサ(フェラーリ) フリー走行1=1位/2=2位
2回のセッションとも満足いくものになった。僕らのクルマが十分速く、ソフトとハード両方のタイヤでも安定したラップを重ねられることを証明できた。2セット目のソフトタイヤを履いて走行していたときに、スローダウンしていたハミルトンの後ろについてしまい十分なラップタイムを出せなかったのは残念だったたけどね。予選と決勝に向けて僕らはいい方向に進んでいるよ。

3 ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー) フリー走行1=11位/2=13位
今日のセッションは十分満足できるものになった。クルマのバランスは、メルボルンでの初日に比べるといい感じだ。まあ、すごくいいってわけではないけどね。土曜日に向けては、オーストラリアでできたように、セットアップを改善できるいくつかの変更箇所を探し出せればいいんだけどね。路面は舗装し直されているけど、良いグリップレベルが常に保たれているわけではないみたいだ。大きな不確定要素は天候だね。雨の正確の予想はここでは難しい。普通の雨中での走行にはなんら問題はないけど、それが激しくなると問題だ。熱帯雨林特有の土砂降りをレースでは望んじゃあいないんだけどね。もしそんな雨が来たら、視界はまったく遮られるだろうし、ひどいアクアプレーニングが起きるだろう。

4 ロバート・クビカ(BMWザウバー) フリー走行1=8位/2=8位
ギヤボックストラブルで午前中は時間をロスしてしまったが、午後には主にダウンフォースレベルの違いを試して、タイヤの比較テストを集中的に行った。おかげで多くのデータを収集できたので、残りの週末を正しい方向性に進めていくため、これを分析し理解していかないとね。クルマのセットアップに費やす時間はまだあまり持てていないが、今日収集したデータのおかげで明日以降は十分期待できるだろう。

5 フェルナンド・アロンソ(ルノー) フリー走行1=6位/2=14位
暑い1日だった。午後にギヤボックスに問題を抱え、それが予定していたプログラムに影響を及ぼしてしまった。でも、何とか走行を重ねることはできたし、明日の予選に向けて興味深い走行データを得ることもできた。今夜このデータを分析して、明日の最後のプラクティス走行に役立てたい。予選でのクルマのパフォーマンスを高めることは常に我々の課題で、このためにハードな仕事を重ねている。

6 ネルソン・ピケ(ルノー) フリー走行1=7位/2=15位
今日は多くの周回を重ねられ、予定していたプログラムをすべて完了することができた。大きなステップアップになったよ。このコースを知っていたことがすごく役立った。今日は多くのことを学べたし、快適だった。クルマの動きにはすごく満足しているから、日曜日までこういった状況が続ければいいんだけどね。まだやるべきことは多いけど、全体的にこの日の結果には勇気づけらたよ。

7 ニコ・ロズベルグ(ウイリアムズ) フリー走行1=4位/2=12位
舗装が新しくなったからコースはかなり違ってきているね。そのため、あらゆる面でみんなゼロからのスタートになるだろう。僕らに関しては、今日は丸1日を走行時間に費やせたのですごく前進できた。クルマのパフォーマンスについては、すごくいい状態でずっと来ているし、今日僕らが達成できたことにはすごく満足している。今日はひとつひとつを明確にするためにあらゆることを試したが、特に2回目のセッションでは路面の状態がかなり向上していたから、セットアップは非常に難しくなるだろう。でも、今日1日の僕らの仕事にはすごく満足しているよ。

8 中嶋一貴(ウイリアムズ) フリー走行1=12位/2=10位
暑い1日だった。もちろん、問題が発生したため午前中の走行タイムをロスしてしまったことは残念だ。にもかかわらず、午前中のセッションの最後の30分間に15周の計測ラップを記録できたのだから、相対的にはそんなに時間を無駄にしなかったとも言えるね。明日に向けてまだクルマにいくつかの変更を施す必要があるけど、2回目のセッション中にかなりクルマは向上したし、特に90分間の走行時間の最後には、いいバランスを見つけ出せた。

9 デイビッド・クルサード(レッドブル・レーシング) フリー走行1=16位/2=22位(ノータイム)
コメントなし

10 マーク・ウエーバー(レッドブル・レーシング) フリー走行1=17位/2=16位
エンジントラブルで最初のセッションの走行時間をロスしてしまった。2回目のセッションでは状況は改善されて、何周かはいいラップを刻めた。今夜クルマを解析するためのいいデータも取れた。でも、さらに良いペースを探し出す必要はありそうだが。

11 ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ) フリー走行1=10位/2=6位
全体的にスムーズな1日で、進捗状況には満足している。マシンの競争力を上げるために解決しなければいけない問題はまだあるけど、P1とP2の間にいくつかの変更を施したら、それが大きな変化をもたらした。いい感じで来ているし、良いステップを踏めたと思う。もちろんまだ金曜日だから状況を正確に把握するのは難しい。でも、チームはここマレーシアではだいたいいいパフォーマンスを見せられているから、メルボルンでの残念な結果から盛り返す自信はある。唯一の問題は、雨が強く降ってきそうなこと。週末の天候は不安定らしいね。僕はドライの方を好むけど、どんな天候になっても対応できるようにしないといけないだろう。

12 ティモ・グロック(トヨタ) フリー走行1=14位/2=17位
クルマはそんなに悪いフィーリングではないけど、最初の周回ではまだタイヤを最大限に活用できていなかった。それに、クルマは全体的にかなり滑っていた。問題がどこにあるのかまだわからないから、夜の間に調べなければならない。幸い、先週のクラッシュの後遺症はまったくなく、僕の手の状態も問題ない。メルボルンでの僕らのレースペースは十分力強いものだったし、新しいクルマのパフォーマンスには自信を持っている。もちろん、さらにマシンの競争力を高めるためにやらなければならないことは多いけどね。僕らは今、激戦区のグループで戦っているから、いい成績を残してこのグループを脱するためには、すべてを正しい方向に進める必要がある。

14 セバスチャン・ブルデー(トロロッソ) フリー走行1=18位/2=21位(ノータイム)
このサーキットはすごく良いし、すごく速い。本当にいいコースだね。でも、グリップはそんなになかったから、コースの状況を完全に把握するのは難しかった。こういうときは、ひとつずつ仕事を確実に行ない、無理にコースを覚えようとはせず、コースが僕らに理解させてくれるようになるまで待つことが大事だね。残念ながら、午後の走り始めにギヤボックスに問題を抱えてしまった。ギヤ比を変えたら、それがエンジンにまで影響を及ぼしてしまったんだ。クルマは午前中の走行ではそんなに悪くはなかったから、午後には違ったタイヤでどんな状況になるかをテストする予定だったんだ。でも、それをすることはなかったけどね。

15 セバスチャン・ベッテル(トロロッソ) フリー走行1=15位/2=5位
ラップタイムがいつも真実を語るとは思わないけど、午後の結果には満足している。十分な周回も重ねられたしね。残念なことに午前中にブレーキトラブルが発生したが、セッション終わりまでにはそんなに時間をロスすることなく、午後に走行プログラムを続けることができた。今日は主にクルマのファインチューニングと、良いバランスを見つけること、そしてタイヤの選択に時間を費やした。いい1日だったし、明日に向けていい走行データを得られたよ。

16 ジェンソン・バトン(ホンダ) フリー走行1=9位/2=4位
セパンのコースは昨年から完全に舗装し直されているため、まずは以前と比べてどれくらい変わったのかを知ることが重要だった。僕らは通常のタイヤの評価テストとマシンセットアップを行い、多くの周回数をこなすことができた。すべてにおいて、週末のレースに向けていい準備ができた。全体的に前進できたし、クルマにもバランスにも満足している。金曜日の結果で自分たちのポジショニングを把握するのは難しいが、今夜と明日を通してクルマがさらに改善され続けることを期待しているよ。

17 ルーベンス・バリチェロ(ホンダ) フリー走行1=13位/2=11位
午後のセッションで、使用済みタイヤを履いてのクルマのセットアップには満足しているし、ロングランのペースでもいい結果を残せた。ただ、まだニュータイヤのセットアップには苦労しているので、今夜中にデータを見直して明日に向けて改善する必要がある。メルボルンではいい週末を送れたが、重要なのは足元を見つめ、可能な限りハードに仕事を続けることだ。クルマはすごく運転しやすいし、明日の予選に向けて正しい方向性でセットアップが進んでいることを証明できている。予選ではトップ12入りが目標。もしそれが達成できたら、決勝ではいいレースができる自信がある。

18 佐藤琢磨(スーパーアグリ) フリー走行1=20位/2=19位
今日はとても良い金曜日のフリー走行だった。制限された周回数の中でも、予定していたほとんどのことができた。オーバーヒートの問題は少しあったが、周回毎に問題を解決でき、着実に進歩することができた。また、終盤にはクルマもグリップを増し、いくつかのセットアップを試した。今日はクルマに関して更なる理解を深めることができたので、明日の午前中は、予選に向けてスピード面を強化したい

19 アンソニー・デイビッドソン(スーパーアグリ) フリー走行1=21位/2=20位
今日はメルボルンのどのセッションと比べても、はるかに収穫の多い1日だった。クルマの信頼性もあり、ふたりのドライバーで建設的なタイヤのテストもすることができた。今日のところのクルマのバランスに比較的満足している。新しいエンジニアのリチャードを始め、皆、今日は素晴らしい仕事をしてくれたと思う

20 エイドリアン・スーティル(フォース・インディア) フリー走行1=22位/2=18位
今朝、僕らはエンジンに問題を抱えていて、午後のP2でもそんなにいい結果にはならなかった。今度はニュータイヤに問題が発生したんだ。クルマに問題があるのか、それともタイヤプレッシャーなのかはわからない。でも、柔らかいタイヤで得られるタイムを出すことはできなかった。まったく満足できる結果にはならなかったので、この問題を解決して、明日はマシンを向上させる必要がある。

21 ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア) フリー走行1=19位/2=9位
午前から午後にかけて大きな進歩があった。午前中はアンダーステアがひどく、そうと思ったら今度はオーバーステアも出てと、クルマがまったく安定していなかった。でも、大きく手を加えたらP2ではクルマのバランスがすごく良くなった。安定していたし、すごく乗りやすくなったよ。残念なことに、ニュータイヤを履いて走行中に、グロックが最終コーナーの真ん中をすごく遅い速度で走行していたので、それでコンマ3秒はタイムロスした。到底受け入れられるものではないけど、今日はまだ予選ではなかったことがありがたかったよ。

22 ルイス・ハミルトン(マクラーレン) フリー走行1=5位/2=1位
今日の結果にはすごく満足している。セッションを通じてクルマがすごく安定したペースで走行できることを示せたし、全体的なスピードも良かった。残念ながら、午前中はセッション終盤にクルマにわずかな問題が発生したため完璧とまではいかなかったけど、予定していたタイヤの評価テストとレースセットアップのプログラムに影響を及ぼすことはなかった。

23 ヘイキ・コバライネン(マクラーレン) フリー走行1=3位/2=7位
初日としてはまずまず、安定したスタートとなった。クルマはすごく快適だし、レース用のセットアップでもかなりいい手応えをつかめた。コースの路面は最近舗装し直されたようだけど、結果として2回のセッションともコンスタントにタイムが上がった。ここマレーシアはいつでも高温と湿度がものすごいけど、クルマのパフォーマンスに影響を及ぼすことはなかった。ここまではすべてのことにすごく満足しているよ。

F1 マレーシアGP フリー走行2回目 結果

フリー走行2結果

順位 No. ドライバー チーム ベストタイム 周回 平均速度 (km/h)
1 22 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス 1'35.055 32 209.928
2 2 F.マッサ フェラーリ 1'35.206 33 209.596
3 1 K.ライッコネン フェラーリ 1'35.428 36 209.108
4 16 J.バトン Honda 1'36.037 40 207.782
5 15 S.ベッテル STRフェラーリ 1'36.474 35 206.841
6 11 J.トゥルーリ トヨタ 1'36.493 38 206.800
7 23 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス 1'36.512 30 206.759
8 4 R.クビサ BMWザウバー 1'36.671 33 206.419
9 21 G.フィジケラ フォース・インディア・フェラーリ 1'36.756 37 206.238
10 8 中嶋一貴 ウィリアムズ・トヨタ 1'36.838 34 206.063
11 17 R.バリチェッロ Honda 1'36.879 38 205.976
12 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ・トヨタ 1'36.908 36 205.914
13 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1'37.106 35 205.495
14 5 F.アロンソ ルノー 1'37.328 23 205.026
15 6 N.ピケJr. ルノー 1'37.331 42 205.019
16 10 M.ウェーバー レッドブル・ルノー 1'37.346 37 204.988
17 12 T.グロック トヨタ 1'37.512 35 204.639
18 20 A.スーティル フォース・インディア・フェラーリ 1'37.614 35 204.425
19 18 佐藤琢磨 SUPER AGURI Honda 1'39.021 27 201.520
20 19 A.デビッドソン SUPER AGURI Honda 1'39.361 30 200.831
21 14 S.ブルデー STRフェラーリ 0'00.000 1 0.000
22 9 D.クルサード レッドブル・ルノー 0'00.000 0 0.000
※Tはテストドライバー


セッションレポート


3月21日(金)
晴れ時々曇り/ドライコンディション
 
 マレーシアGPのフリー走行2がスタート。サーキットは気温32℃、路面温度53℃。
 
 セッション開始直後、早くもトーロ・ロッソのセバスチャン・ブルデーがエンジントラブルでマシンを止める。各マシンが序盤から精力的に周回を重ね、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトンが1’38.110、チームメイトのヘイッキ・コバライネンは1’37.943とそれぞれトップタイムをマーク。しかしフェラーリの2台がコースに入ると、午前中はトラブルでわずか8周の走行に留まっていたキミ・ライッコネンが、1’36.119でトップを奪う。K.ライッコネンはさらに1’36.045までタイムを縮め、フェリペ・マッサが1’36.829で2番手に。フェラーリのみが1分36秒台、マクラーレンが1分37秒台で続く。
 
 ルノーはソフト側のタイヤで出走し、フェルナンド・アロンソが1’37.601で4番手につけ、チームメイトのネルソン・ピケJr.も5番手に。ここでトーロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルが1’37.591をマークし、4番手へ飛び込む。S.ベッテルはさらに自己ベストを更新し、1’36.777で2番手までポジションを上げる。マクラーレン勢は再度コースに出ると、H.コバライネンがソフト側のタイヤ、L.ハミルトンはハード側のタイヤで周回し、それぞれ自己ベストを1分36秒台まで更新。しかし3番手F.マッサを上回ることはできない。2番手S.ベッテルは1’36.474にタイムを縮め、F.マッサもソフト側のタイヤでコースに出ると、1’36.479とS.ベッテルに迫っていく。
 
 F.マッサは再度の出走で1’36.419を記録し2番手に。L.ハミルトンもソフト側のタイヤでアタックに入り、1’36.414でF.マッサに代わって2番手につける。さらにトップのK.ライッコネンもソフト側のタイヤを装着。1’35.627とトップタイムを1分35秒台に入れる。一方、チームメイトのF.マッサはハード側のタイヤでアタックを行ない、1’35.728の2番手タイムをマーク。翌周には1’35.687でK.ライッコネンに0.060秒差まで迫り、さらに周回を重ねると、1’35.485でついにトップに立つ。後方では、ウィリアムズの中嶋一貴が1’36.838で6番手に飛び込んでくる。
 
 ロングランを続けるF.マッサは、1’35.206までトップタイムを塗り替える。トヨタのヤルノ・トゥルーリが1’36.624で5番手に浮上。K.ライッコネンはソフト側のタイヤでロングランに取りかかり、1’35.428まで自己ベストを更新。この間に、L.ハミルトンが最後のアタックに臨み、1’35.055を記録して全体のトップに名を刻む。2番手F.マッサ、3番手K.ライッコネンでチェッカーが振られる中、Hondaのジェンソン・バトンが1’36.037で4番手、トヨタのJ.トゥルーリが6番手に飛び込みセッションを終えた。健闘を見せたトーロ・ロッソのS.ベッテルは、最終的に5番手。以降の日本勢は、ウィリアムズの中嶋一貴10番手、Hondaのルーベンス・バリチェッロ11番手、トヨタのティモ・グロック17番手、SUPER AGURI F1チームの佐藤琢磨19番手、アンソニー・デビッドソン20番手となっている。
 
 なお、トーロ・ロッソのS.ブルデー、フリー走行1でマシンが大破してトラブルの原因究明を行なっているレッドブルのデビッド・クルサードは、タイム計測を行なわなかった。





F1 マレーシアGP フリー走行1回目 結果

フリー走行1結果

順位 No. ドライバー チーム ベストタイム 周回 平均速度 (km/h)
1 2 F.マッサ フェラーリ 1'35.392 20 209.187
2 1 K.ライッコネン フェラーリ 1'36.459 8 206.873
3 23 H.コバライネン マクラーレン・メルセデス 1'36.556 21 206.665
4 7 N.ロズベルグ ウィリアムズ・トヨタ 1'36.578 23 206.618
5 22 L.ハミルトン マクラーレン・メルセデス 1'36.626 17 206.515
6 5 F.アロンソ ルノー 1'37.022 18 205.672
7 6 N.ピケJr. ルノー 1'37.034 28 205.647
8 4 R.クビサ BMWザウバー 1'37.218 9 205.258
9 16 J.バトン Honda 1'37.282 17 205.123
10 11 J.トゥルーリ トヨタ 1'37.540 24 204.580
11 3 N.ハイドフェルド BMWザウバー 1'37.649 17 204.352
12 8 中嶋一貴 ウィリアムズ・トヨタ 1'37.649 18 204.352
13 17 R.バリチェッロ Honda 1'37.776 20 204.086
14 12 T.グロック トヨタ 1'37.782 27 204.074
15 15 S.ベッテル STRフェラーリ 1'38.219 26 203.166
16 9 D.クルサード レッドブル・ルノー 1'38.232 7 203.139
17 10 M.ウェーバー レッドブル・ルノー 1'38.707 12 202.161
18 14 S.ブルデー STRフェラーリ 1'38.798 25 201.975
19 21 G.フィジケラ フォース・インディア・フェラーリ 1'39.046 21 201.470
20 18 佐藤琢磨 SUPER AGURI Honda 1'40.178 11 199.193
21 19 A.デビッドソン SUPER AGURI Honda 1'40.351 14 198.850
22 20 A.スーティル フォース・インディア・フェラーリ 1'41.269 5 197.047
※Tはテストドライバー


セッションレポート


3月21日(金)
晴れ/ドライコンディション
 
 F1第2戦マレーシアGPのフリー走行1が始まり、サーキットは気温28℃、路面温度40℃のコンディション。
 
 トーロ・ロッソの2台からタイムアタックを開始し、トヨタも続く。ヤルノ・トゥルーリが1’38.265でトップに立ち、ティモ・グロック、ウィリアムズのニコ・ロズベルグも1分38秒台に並ぶ。その後は、J.トゥルーリとT.グロックが1分37秒台でトップタイムを争い、30分過ぎ、マクラーレン・メルセデスのルイス・ハミルトン、フェラーリ勢もコースに姿を見せる。L.ハミルトンが1’37.265でトップの座を奪い、キミ・ライッコネンが2番手に。すかさず、フェリペ・マッサが1’36.639と1分36秒台でトップタイムをマーク。さらにK.ライッコネンが1’36.459でF.マッサを上回ってトップに。マクラーレンのヘイッキ・コバライネンは1’36.873で3番手に飛び込み、フェラーリのワン・ツーにマクラーレン、トヨタの2台が続く展開に。
 
 セッション半ば、フォース・インディアのエイドリアン・スーティルにエンジントラブルが発生し、さらにレッドブルのデビッド・クルサードがクラッシュを喫しイエローフラッグが振られる。また、開幕戦でトラブルが相次いだフェラーリだが、ここでもK.ライッコネンのマシンが止まってしまう。D.クルサード、K.ライッコネンのマシンを撤去するため、現地時間(以下、現地時間)10時47分に赤旗中断となる。10時56分にセッションが再開。
 
 ルノーのフェルナンド・アロンソが1’37.331で5番手に浮上すると、L.ハミルトンが1’36.626まで自己ベストを更新し3番手につける。チームメイトのK.ライッコネンはマシンを止めたままだが、F.マッサは1’36.387で暫定トップに躍り出る。H.コバライネンが1’36.625とL.ハミルトンを0.001秒上回り3番手へ。フェラーリ、マクラーレンの4台のみが1分36秒台に入れた。また、レッドブルのマーク・ウェーバーにエンジンブローが発生。レッドブルは2台とも姿を消す。トップのF.マッサは、1’35.744と1分35秒台までトップタイムを塗り替え、ルノーのネルソン・ピケJr.が1’37.034で6番手へ順位を上げる。
 
 セッション終盤、トップのF.マッサはさらに1’35.392を叩き出し、2番手以降を1秒以上引き離していく。H.コバライネンは1’36.556までタイムを縮めるも、2番手のK.ライッコネンには届かない。後方から、ウィリアムズのニコ・ロズベルグがソフト側のタイヤでアタックを行ない、1’36.578で4番手に飛び込む。L.ハミルトンは自己ベストを更新しないまま5番手でピットへ戻り、チェッカーが振られた。フェラーリはK.ライッコネンにマシントラブルが発生する信頼性不足の問題はあるものの、唯一の1分35秒台でF.マッサがトップ、K.ライッコネンはセッション半ばのタイムで2番手とワン・ツー体制を築いている。
 
 日本勢は、Hondaのジェンソン・バトン9番手、トヨタのJ.トゥルーリ10番手、ウィリアムズの中嶋一貴12番手、Hondaのルーベンス・バリチェッロ13番手、トヨタのT.グロック14番手で、SUPER AGURI F1チームの佐藤琢磨20番手、アンソニー・デビッドソン21番手となった。





明暗分かれたフィジケラとスーティル マレーシアGP - フォース・インディア - 初日

フォース・インディアはマレーシアGP初日フリー走行で見事な走りを披露した。

2連戦となる同グランプリ金曜フリー走行2回目、ジャンカルロ・フィジケラがトップ10入りを果たしたのだ。さらに、このセッションでトップタイムをマークしたルイス・ハミルトン(マクラーレン)との差は2秒以内だった。

セットアップやタイヤテスト、そして今週から投入された新しい空力アップデートのデータ収集に励んだフィジケラとチームメイトのエイドリアン・スーティルは、1周5.543kmのコースを2人合わせて98周走り込んだ。

午前中のセッションでエンジントラブルに見舞われたスーティルは、5周のみの走行にとどまり、この日は難しいスタートとなったが、午後には35周を走破。しかし、午前中の走行時間を失った影響で、適切なマシンバランスの見いだしに苦悩したようだ。

ジャンカルロ・フィジケラ

「午前から午後にかけて、大幅な改善ができた。午前中はアンダーステアだったりオーバーステアだったり、かなり一貫性に欠けたけど、素晴らしい前進を遂げて2回目のセッションではバランスが大幅に改善されたんだ。より一貫していたし、快適だったよ。ニュータイヤを履いて走っていた時、最後のコーナーの中間でグロック(トヨタ)がかなり遅かったから、0.3秒は失ったと思う。これは残念だった。まあ、理解はできるし、予選じゃなくてよかったよ」

エイドリアン・スーティル

「午前中はエンジンにトラブルを抱えたし、午後の2回目のセッションもそれほど良くなかった。ニュータイヤを履いた時にまた問題が発生したんだ。マシンに問題があるのか、圧に問題があるのか分からないけど、柔らかい方のタイヤだとタイムがでない。今日の結果には満足していないし、明日に向けてこの問題を改善できるようにしなきゃいけないと思う」


マイク・ガスコイン(CTO/最高技術責任者)

「有益な1日だった。最初のセッションはグリップが低く、2台のマシンともオーバーステアだったし、エイドリアン(スーティル)のエンジンにはトラブルが発生したため、彼の走行が制限されてしまっている。それでも、休憩時間に理由を分析でき、2回目のセッションでは改善できたと思う。ロングランではとてもよかったし、必要なデータはすべて集めることができた。今回も中団グループの中で、われわれがコンペティティブなマシンを擁していることを示せたと思うし、予選でベストの結果を出すために、今は明日に向けてすべてをうまく機能させていかなければならない」


セバスチャン・ボーデQ&A オーストラリアは「ある意味耐久レース」

大荒れのシーズン初戦、トロ・ロッソのセバスチャン・ボーデは残り3周まで見事な走りを披露した。

4位が確実視されていたものの、メカニカルトラブルに見舞われてチェッカーフラッグを受けることなくレースを終えたボーデ。

リタイアを喫するまでに90%のレース距離を走っていたため、ボーデは8位完走扱いとなった。さらに、レース後、Honda Racing F1のルーベンス・バリチェロが失格処分となったことで、7位にポジションアップ。

したがって、初戦を終えた時点でボーデとトロ・ロッソは2ポイントを獲得したことになる。

Q: 初戦で2ポイント獲得されましたね。結果には満足されていますか?

セバスチャン・ボーデ: もちろん。もし、スタート前にああいうレースになるって分かっていれば、僕は正しいレースを展開したとは思うけどね。後方からのスタートだったから、エキサイティングなレースを狙わず、単純にマシンをコース上にとどめておこうって決めていたんだ。他のマシンがたくさんミスをするって予想していたし、追い抜こうとしてお互いにぶつかるだろうなとも思っていた。実際は予想以上のアクシデントがあったし、まさにその通りって感じだったね。

Q: クビサ(BMWザウバー)やアロンソ(ルノー)があなたをオーバーテイクしようとしていましたが、どのような対処を採られたのでしょうか?

ボーデ: 前にいる奴をパスできる人なんていないさ! 一番危険だったのはクビサ。彼にペースがあるってことは分かっていたし、ちょっと心配だったけど、15周くらい彼を抑えられた。だから、フェルナンド(アロンソ)がプレッシャーをかけてきた時も、彼には僕を追い抜けないって分かっていたんだ。僕はただ、ミスをしないように気をつけるだけだった。


Q: F1のどういうところが一番難しいと思われますか?

ボーデ: オーバーテイクする時と、トラフィックだね。正直に言うと、オーバーテイクは・・・不可能だよ。実際、レース全体を通して僕は誰もパスしなかった。事実上、僕は最後尾からスタートして、待っていただけだし。まさしく耐久レースだったよね。スタート自体、ゾッとする感じだったよ! マシンは(燃料を積んでいて)重かったし、いい感触なんてなかった。どこを走ってもすべっていたしね。タイヤに熱も入れられなかったし・・・。それ以外、肉体的にはそれほどハードじゃなかったよ。オーケー、最後には、ある意味オーバーヒートした感じだった。頭がくらくらして我慢できなかったさ!

アロンソ、GPDA加入はハミルトンの自由 「入りたくない人がいるなら別にかまわない」

フェルナンド・アロンソ(ルノー)は20日(木)、元チームメイトであるマクラーレンのルイス・ハミルトンがグランプリ・ドライバーズ・アソシエーション(GPDA)に加入するかどうかは、個人の自由だと語った。

デビッド・クルサード(レッドブル)やジャッキー・スチュワート卿、さらにGPDA会長を務めるペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン・テストドライバー)とマーク・ウェバー(レッドブル)はハミルトンに対し、GPDAに加入すべきだとプレッシャーをかけている。

現役F1ドライバーでGPDAに加入していないのはハミルトン、アンソニー・デビッドソン(SUPER AGURI)、エイドリアン・スーティル(フォース・インディア)、そして現ワールドチャンピオンのキミ・ライコネン(フェラーリ)だけ。

しかし、アロンソは未加入のドライバーを批判することを拒んでいる。

「誰だって自分の意見がある。それに、それを決めるのは自分自身だ」


そう語ったアロンソはGPDAがグリッド全体の利益となるよう、レースサーキットやプライベートテストの安全性を改善するため、FIAと密接に活動をしていると指摘。

それでもアロンソは「もし加入したくない人がいるなら、それはそれでかまわない。個人の自由だし。もちろん、彼らが入れば素晴らしいことだとは思うけど、僕としては(未加入の)彼らを批判するようなことは言いたくない」と主張し、次のように締めくくった。

「僕自身はマシンをドライブしている時、自分が危険にさらされていると思うからGPDAに入ろうと思ったんだ」

タグ:F1 アロンソ

ベッテルのフェラーリ入りを一蹴したマッサ 「僕の契約は3年」

フェリペ・マッサ(フェラーリ)は20日(木)、チームが2009年に彼とドイツの新星セバスチャン・ベッテルとを交替させようとしているという憶測を一蹴した。

イタリアの日刊紙『La Gazzetta dello Sport(ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト)』がマレーシアでマッサに対し、今シーズン末以降、自分のシートが脅威にさらされているという、うわさを知っているかと質問。

何人かのコメンテーターらはジャン・トッドがフェラーリの現場を離れたことがマッサの立場を弱くしていると推測した。マッサのマネジャーはトッドの息子ニコラスが担当しているのだ。

「僕は3年契約。だから、安心していられるのさ」

そう説明したマッサはメルボルンで悲惨なレースを展開したフェラーリだが、チームはメンバーを非難していないと主張。

「だから、皆ドライバーに満足しているし、チームにも満足している。覚えていないかもしれないけど、僕は3年契約なんだ」


また、20歳のベッテルは現在、フェラーリエンジンを搭載するトロ・ロッソのマシンを駆っているが、ベッテルもまた、うわさを否定している。

それについて尋ねられたベッテルは「フェリペ(マッサ)が言ったことはかなり明確だったと思うんだけど」と答えた。

タグ:マッサ F1

チーム運営を継続したいベルガー 「可能性を見極めなければならない」

ゲルハルト・ベルガーは20日(木)、レッドブルのディートリッヒ・マテシッツが2009年にトロ・ロッソの株式50%を売却したとしても、引き続きチームの運営に携わっていきたいと明かした。

セパンで各国メディアと話していたベルガーは、友人であり同胞であるマテシッツが将来的にレッドブルだけに集中していくと決断したことを“とても悲しい”とコメントしている。

「だが、ディディ(マテシッツの愛称)が続けたくないというのであれば、チームに私ができる可能性を見極めなければならない」と語ったベルガー。

F1で10勝を挙げた元レースドライバーのベルガーは新しいパートナーとチームを保持していきたい意向を示しているが、ジャンとニコラスのトッド親子が買収する可能性があるという憶測を否定した。

「いや。彼らと話し合ったこともない」

息子のニコラスはすでにセバスチャン・ボーデのマネジャーとしてトロ・ロッソと関係を持っており、父親のジャンは今週、フェラーリ社CEOを退任することが発表されている。


また、資金不足のため、自分自身がチームの残りの株式をマテシッツから購入することはないと主張したベルガーは、マテシッツについてこう述べた。

「彼がチームを嫌っているなどといったことはないと思う」

「2チームを所有していれば、2チームに全力を投じなければならず、それはかなりの責任を伴うのだ

マッサがトップ! マレーシアGP - フリー走行1回目

2008年F1世界選手権第2戦マレーシアGP金曜フリー走行1回目が、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた。

気温28℃、路面温度39℃、湿度60%のドライコンディションで始まったセッションが50分にさしかかろうとした時、レッドブルのデビッド・クルサードとフェラーリのキミ・ライコネンが相次いでコース上でストップしてしまう。その直前にはフォース・インディアのエイドリアン・スーティルもストップ、マシンを降りている。

クルサードとライコネンのトラブルによって、セッションは赤旗中断となったが、9分後に解除された。

その時点で最速タイムとなる1分36秒459をマークしていたライコネンは、最終的に2番手という位置につけている。

そんなライコネンを抑えてフリー走行1回目のトップタイム、1分35秒392を記録したのは、チームメイトのフェリペ・マッサ。

3番手は1分36秒556でマクラーレンのヘイキ・コバライネンが入ったが、トップのマッサとは1.1秒のギャップがある。4番手に1分36秒578でニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、チャンピオンシップリーダーのルイス・ハミルトン(マクラーレン)が1分36秒626をマークして5番手につけた。


6番手、7番手にはルノー勢のフェルナンド・アロンソとネルソン・ピケJr.、BMWザウバーのロバート・クビサが8番手、ジェンソン・バトン(Honda Racing F1)が9番手、トップ10最後の位置にはトヨタのヤルノ・トゥルーリが入っている。

日本勢の中嶋一貴(ウィリアムズ)、ルーベンス・バリチェロ(Honda Racing F1)、ティモ・グロック(トヨタ)がそれぞれ12番手から14番手となった。

SUPER AGURIの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは20番手と21番手。

タイムシート最下位はセッション途中にトラブルに見舞われたスーティルだった。

フリー走行2回目はこのあと日本時間15時に開始される。


フェラーリのラテン気質にシモンズが苦言 真の実力はうまくいかない時に表れる

かつて“ドリームチーム”と謳われたフェラーリだが、同チームが再び1990年代前半のような混乱に陥るかもしれないとパット・シモンズが警告を発している。

ルノーのエンジニアリングエグゼクティブディレクターを務めるシモンズは、ステファノ・ドメニカリやアルド・コスタといった有能な人物がフェラーリを率いてはいるものの、フェラーリの顔だった複数の人物が事実上、チームに存在していないことを指摘。

ジャン・トッド、ミハエル・シューマッハ、ロス・ブラウン、ロリー・バーンといった今日のフェラーリの立役者が不在であることが、フェラーリの将来に向けた成功継続にどれだけの影響を及ぼしているのかと尋ねられたシモンズは、次のように持論を展開した。

たとえ、トッドの後任であるドメニカリが「優れたリーダー」だったとしても、「誰にも分からないさ」と答えたシモンズ。

「昨年、ロス(ブラウン)がサバティカル休暇(長期有給休暇)をとったときは、すべてうまくいくだろうし、彼らは大丈夫だと思っていたが、真の実力はものごとがうまくいかなかったときに表れる」

「ラテン的な体質がそういった状況を崩壊させることは分かっているだろう」と続けたシモンズは、こう締めくくっている。


「ステファノ(ドメニカリ)とアルド(コスタ)という2人はリーダーとして素晴らしい逸材だし、とても冷静で思いやりがあるが、彼らはチームに2人だけなのだ」

「出口を探し、言い訳を探し始める多くの他の者がいるだろうが、いったん起こり始めたものは、急速に支障をきたす恐れがある」


マネジャーとしての父親に満足とハミルトン 「正しい理由に基づいて取り組んでいるんだ」

ルイス・ハミルトン(マクラーレン)は父親のアンソニーがマネジャーを務めるべきではないという提案を受け流している。

元チャンピオンのジャッキー・スチュワート卿は先日、プロの代理人起用を避け、自身の父親がマネジメントを務めるというハミルトンのスタイルに疑問を投げかけていた。

しかし、チャンピオンシップリーダーとしてセパンに乗り込んだハミルトンは、自身の父親が“パドックで最高のマネジャー”だと強調。

「彼の活動を見てみるといいよ。本当に、本当によくやってくれているんだ」

そうコメントしたハミルトンは両者の関係が時に負担になることもあると認めつつ、次のように説明した。


「でも、それは父が僕に最高のものを与えたいと思ってくれているからなんだ」

「感情的に深いかかわりがあるから、他の人と一緒にやっている人よりは厳しいのかもしれない。でも、僕らはやってみせる」

「彼はお金とか、自分のためとかじゃなくて、正しい理由に基づいて取り組んでいるんだ」


レッドブルはもろさが心配の種 クルサードが午後の走行を取りやめ

マーク・ウェバーはこれまでの2008年シーズンで相次ぐ、レッドブルのサスペンション破損を心配していると明かした。

マレーシアGP初日、セパン・インターナショナル・サーキットでエンジントラブルのため、走行中断を強いられたウェバーの一方で、チームメイトのデビッド・クルサードは高速で低い縁石を乗り越えた際、サスペンションが大破し、大クラッシュを喫している。

先週末のオーストラリアでも、フェリペ・マッサ(フェラーリ)と接触したクルサードのサスペンションが破損しており、ウェバーもSUPER AGURIのアンソニー・デビッドソンが“軽くあたった”だけで同じ症状に見舞われた。

『Speed TV(スピードTV)』に対し、ウェバーは「これからレースがあるモンテカルロなんかのストリートサーキットを考えると、バリアに対してちょっと考え方が変わるよね」とコメント。


メルボルンでのクルサードのアクシデントを見たウェバーは“おかしく”見えたと語り、RB4のサスペンションが驚くほど弱いことを示唆した。

「たぶん、僕らが取り組まなきゃいけないことだろうね」

レッドブルの声明

午前中に行われたフリー走行1回目でデビッド・クルサードがアクシデントに見舞われ、RB4は相当なダメージを負っている。チームが常に念頭においている安全性を考慮し、クルサードを午後のセッションで走らせないことに決定した。これにより、土曜フリー走行までにマシンを完全に修復するだけの時間を確保することが可能となると思っている。


フェラーリ勢を抑えてハミルトンがトップ! マレーシアGP - フリー走行2回目

21日(金)、2008年F1世界選手権第2戦マレーシアGP金曜フリー走行2回目が、セパン・インターナショナル・サーキットで行われた。

セッションは気温32℃、路面温度54℃、湿度52%のドライコンディションでスタート。

午前中に実施されたフリー走行1回目で大クラッシュを喫したレッドブルのデビッド・クルサードは、安全性を考慮した結果、今回のセッションでの走行を見送ったとチームから発表があった。

また、同じくフリー走行1回目でチームメイトのマーク・ウェバーもトラブルに見舞われた上、姉妹チームであるトロ・ロッソのセバスチャン・ベッテルがスピンを喫し、さらに今セッション開始直後にはトロ・ロッソのセバスチャン・ボーデがコース上でストップ。レッドブル勢にとっては厳しい状況となっている。

フェラーリ勢が終始トップを守り続ける形で進んだフリー走行2回目だったが、1分35秒055のトップタイムをマークしたのは残り3分となったところでフェリペ・マッサをかわしてタイムシートトップに躍り出たマクラーレンのルイス・ハミルトン。

2番手に1分35秒206を記録したマッサ、3番手はキミ・ライコネンでタイムは1分35秒428だった。

4番手にはHonda Racing F1のジェンソン・バトン。1分36秒037をたたき出しており、トップのハミルトンとのギャップは0.982秒だ。

5番手はベッテルが入り、1分36秒474をマークしている。さまざまなトラブルが発生したレッドブル勢にとっては励みになる結果と言えるだろう。

6番手以降はヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)、ヘイキ・コバライネン(マクラーレン)、ロバート・クビサ(BMWザウバー)、ジャンカルロ・フィジケラ(フォース・インディア)、そしてトップ10最後の位置にはウィリアムズの中嶋一貴が滑り込んだ。

その他、日本勢ではHonda Racing F1のルーベンス・バリチェロが11番手、トヨタのティモ・グロックは17番手という結果。

SUPER AGURIの佐藤琢磨とアンソニー・デビッドソンは19番手と20番手だった。

マレーシアGP土曜フリー走行は22日(土)日本時間12時に開始される。


状況を見守るアロンソ 2009年のフェラーリ入りはある?

フェルナンド・アロンソは2009年のフェラーリ移籍の可能性を排除することを拒んだ。

しかしながら、アロンソは自身との交渉に反対し続けたというジャン・トッドのチーム監督退任が、アロンソのフェラーリ入りへの可能性を広げたという憶測を促そうとはしなかった。

トッドに関するうわさについて聞かれたアロンソは、「ない、ない」と返答。

「僕らは今、2008年の2戦目に挑んでいるわけだし、来年のことを話し始めるには早すぎるよ。落ち着いて、この後のことを見ていかなきゃいけない」

アロンソとルノーの契約には、今シーズン、ルノーがある一定の目標を達成できなければ、アロンソが今年末にチームを離脱できるという条項が設けられていると言われている。


『Diario As(アス・ディアリオ)』紙に、R28の現在のペース不足に関して怒りはないと話したアロンソは、次のように述べた。

「僕はいい感じだよ。1つや2つのことを変えて、すべてがうまくいくようなスポーツじゃないんだ」

「F1では(1周あたり)1秒を見いだすのに、何年もかかることだってある」


タグ:F1 アロンソ

クルサード、サスペンショントラブルのため2回目のプラクティスを欠場

レッドブル・レーシングのデイビッド・クルサードが、マレーシアGPフリープラクティス2回目のセッションを欠場することになった。彼は午前中のセッションでサスペンショントラブルに見舞われている。

 プラクティス1回目にコースアウトを喫したクルサードのマシンには、両方のフロントサスペンションユニットにおいて大きなダメージが発見された。オーストラリアGP決勝では、フェリペ・マッサと接触してサスペンションが壊れていることもあり、チームはクルサードのマシンをチェックするため、2回目のセッションでの走行を見合わせることにした。
 チームは以下のような声明を発表している。
「チームは常に安全性を最優先している。このため、デイビッドは今日の午後のセッションで走らないことになった。そうすることによって、チームはトラブルの原因を調査し、明日の最後のフリープラクティスセッションの前に、マシンを適切かつ完全に修復するための十分な時間が確保できる」

ハミルトン「マレーシアは一年で一番ハードなレース」

マクラーレンのルイス・ハミルトンは、今週末のマレーシアGPがカレンダー中最もハードなレースであることを認めながらも、再び好成績を狙っている。

 ハミルトンは、MP4-23を駆り、開幕戦オーストラリアでポール・トゥ・フィニッシュを決め、2008年シーズンを圧倒的に有利な形でスタートした。彼自身はセパンは大きな試練になるだろうと考えてはいるが、今回も優勝候補のひとりであることは間違いないだろう。

 セパンのコースについて尋ねられたハミルトンは、このコースは大好きで、去年のレースにはいい思い出があると明かした。去年は、フェラーリのフェリペ・マッサとキミ・ライコネンを下して、当時チームメイトだったフェルナンド・アロンソから17.5秒遅れの2位を獲得している。
「セパンは素晴らしいコースだが、天候が大きな役割を果たすので、誰にとっても非常に大変なレースになる」とハミルトン。
「誰もが本当に限界ギリギリだし、マシンも同様だ。コースはとても高速で、いい追い越しのチャンスがいくつか存在する。でも、前の車に十分接近しておくことがかなり難しい場所もある」
「去年ワンツーを決めたマレーシアGPは、チームにとって、シーズン中のベストレースのひとつだった。僕らには素晴らしいマシンがあり、素晴らしい速さで走れた。キミやフェリペとのレースはとても楽しかったよ。今年もまた同じように楽しいレースになればいいね!」

 高い気温と湿度から、マレーシアは非常に厳しいレースであることが指摘されており、ハミルトンは確かにとても大変だろうと認めている。実際、彼は去年のレースを、肉体的には最も厳しいレースだったと考えている。
「マシンの中がどれほど暑くなるか、想像もつかないと思うよ」とハミルトン。
「昨シーズン、僕らはテストセッションをして、2週間ほど休暇を取った。暑い国に行ってトレーニングをして、そういう環境に適応できるようにね」
「今年、僕らはメルボルンからセパンに直行する。そうすることで2、3日つかって猛暑に慣れることができるんだ。メルボルンの暑さの中で、僕らは少し有利なスタートを切れた。でも、重要なのは、しっかり水分補給をするよう心がけることだ。去年僕は、レース前の期間は、1日につき4リットルも水を飲んでいた」
「去年走ったレースの中でも、一番ハードなレースだった。あれだけ準備をして、前もって体力に気をつけていてもだよ」

コバライネン、開幕戦より上の順位を目指す

マクラーレン・メルセデスのヘイキ・コバライネンは、今週末のマレーシアGPでは開幕戦オーストラリアの5位を上回る成績を残すべく、さらにプッシュしていくと語った。

 コバライネンは、第2戦マレーシアGPを前に、次のように語った。
「僕の目標は、メルボルンで獲得した5位をベースに、さらに上を目指すことだ。僕らは(オーストラリアでは)週末を通してとてもコンペティティブだった。僕は、リラックスし、余計なプレッシャーを感じないよう心がけた」
「マクラーレンでの初めてのレースはすでに体験した。セーフティーカーが出動したこと以外は、とてもうまくいったよ。セパンではさらにプッシュしていく」
「マシンはとても速かった。このパフォーマンスをマレーシアでも維持できるよう、作業に励まなければならない」

 コバライネンは昨年のセパンでポイントを獲得しており、マレーシアには“いい思い出”がある。しかし、フィンランド人の彼にとっては、マレーシアの高い気温はあまりなじみのないものだ。マレーシアでは40度まで気温が上がり、コクピット内は50度を超える。
「そこ(セパン)はとても面白いトラックだ。コース幅がすごく広く、素晴らしいコーナーがいくつもある。いかしたところだから、レースが楽しみだよ。重要なのは体を暑さに慣らしていくことだ。メルボルンもかなり気温が高かったので、そこからすでにその作業は始まっていて、今回もう一歩先に進むことになる」
「トレーニングでは、水分補給をしながら暑い中で耐えるという作業を行う。食事にも気をつかっているよ。いつ何を食べるのかをね。トレーナーとチームドクターとしっかり協力しあって、準備を完璧に整えられるよう、頑張っている」
「月曜にクアラルンプールに飛んだ。この街には去年も来ているので、トレーニングに集中するためにホテルに直行した」
「言われているとおり、ずっと高気温の中にいることになるだろう。フィンランド出身の僕にとってはこの暑さはめったに経験することのないものだ。(フィンランドでも)40度にはなるけれど、それはプラスじゃなくてマイナスの方だからね」

マレーシアGP最初のトップはマッサ。フェラーリ1-2もライコネンはマシントラブルでストップ

F1第2戦マレーシアGPは現地セパンF1サーキットで1回目のフリー走行が行われ、フェラーリのフェリペ・マッサがトップタイムをマークした。2番手にはフェラーリのキミ・ライコネン、3番手はマクラーレンのヘイキ・コバライネンとなった。

 開幕戦から1週間、F1サーカスは舞台をマレーシア・セパンに移し第2戦マレーシアGPが開幕。現地セパンF1サーキットは気温28度、路面温度40度、湿度69%というコンディションのもと、金曜午前10時から1回目のフリー走行が行われた。
 このレースを前にフェラーリ2台はエンジンを交換、BMWザウバーのロバート・クビカ、ルノーのネルソン・ピケJr.、トヨタの2台も交換作業を行った模様だ。一方、前戦で白煙を上げてストップしたセバスチャン・ブルデーはエンジン交換のリストには挙がっていない。

 セッション序盤は多くのマシンがピットで待機する中、まずはトロロッソ2台が最初に走行をスタートさせる。開幕戦のポイント獲得で波に乗るブルデーが最初に1分43秒台のタイムを記録すると、チームメイトのセバスチャン・ベッテルとともに徐々にタイムを更新。1分40秒台までタイムを縮める。そのトロロッソに続きコースに出たトヨタ2台もその後さらにタイムを更新し、今回無事出走が叶ったティモ・グロックも元気に走行、タイムを1分39秒台に入れていった。

 開始から30分を過ぎると、各チームも最初の走行を行うためマシンが次々にコースイン。マクラーレンとフェラーリも走行をスタートさせる。まずはルイス・ハミルトンがトップタイムを塗り替えると、対するフェラーリも応戦しマッサが1分36秒台に入れセッション初のトップを奪う。フェラーリはさらにキミ・ライコネンが1分36秒459をマークして2番手マッサとともにワンツー態勢を築いた。
 しかし、ここでフェラーリにアクシデントが発生する! セッション折り返しの45分過ぎ、暫定トップのライコネンがスローダウンを喫しターン12のコース脇にマシンを止めてしまう。これでセッションは赤旗となり、同じくターン12で単独クラッシュを喫していたデイビッド・クルサードのマシンとともに回収作業が行われることとなった。

 残り36分でセッションが再開された後は、ライコネンとは対照的に僚友マッサが好調な走りを見せトップタイムを更新。3、4番手につけるマクラーレンのタイムが伸びない中、1分35秒台に入れたマッサは2番手ライコネンを1秒以上離す1分35秒392まで自身のタイムを更新していった。結局そのタイムは最後まで破られることはなく、ライコネンも2番手のままセッションは終了を迎えた。

 なおここでは、エイドリアン・スーティルとマーク・ウエーバーが共にエンジントラブルでストップ。また、ウイリアムズ勢はニコ・ロズベルグが4番手と好調をキープしたものの、中嶋一貴は途中までクラッチトラブルに見舞われ走行時間を若干失うなどトラブルに見舞われるマシンも多く見られた。

 フェラーリに続くトップ10はコバライネン、ロズベルグ、ハミルトン、フェルナンド・アロンソ、ピケJr.、クビカ、ジェンソン・バトン、ヤルノ・トゥルーリとなっている。
 
F1第2戦マレーシアGP 金曜日フリー走行1
Pos. No. Driver Car Time Lap
1 2 フェリペ・マッサ フェラーリF2008 1'35"392 20
2 1 キミ・ライコネン フェラーリF2008 1'36"459 8
3 23 ヘイキ・コバライネン マクラーレンMP4-23・メルセデス 1'36"556 21
4 7 ニコ・ロズベルグ ウイリアムズFW30・トヨタ 1'36"578 23
5 22 ルイス・ハミルトン マクラーレンMP4-23・メルセデス 1'36"626 17
6 5 フェルナンド・アロンソ ルノーR28 1'37"022 18
7 6 ネルソン・ピケJr. ルノーR28 1'37"034 28
8 4 ロバート・クビカ BMWザウバーF1.08 1'37"218 9
9 16 ジェンソン・バトン ホンダRA108 1'37"282 17
10 11 ヤルノ・トゥルーリ トヨタTF108 1'37"540 24
11 3 ニック・ハイドフェルド BMWザウバーF1.08 1'37"649 17
12 8 中嶋一貴 ウイリアムズFW30・トヨタ 1'37"649 18
13 17 ルーベンス・バリチェロ ホンダRA108 1'37"776 20
14 12 ティモ・グロック トヨタTF108 1'37"782 27
15 15 セバスチャン・ベッテル トロロッソSTR2B・フェラーリ 1'38"219 26
16 9 デイビッド・クルサード レッドブルRB4・ルノー 1'38"232 7
17 10 マーク・ウエーバー レッドブルRB4・ルノー 1'38"707 12
18 14 セバスチャン・ブルデー トロロッソSTR2B・フェラーリ 1'38"798 25
19 21 ジャンカルロ・フィジケラ フォース・インディアVJM01・フェラーリ 1'39"046 21
20 18 佐藤琢磨 スーパーアグリSA08A・ホンダ 1'40"178 11
21 19 アンソニー・デイビッドソン スーパーアグリSA08A・ホンダ 1'40"351 14
22 20 エイドリアン・スーティル フォース・インディアVJM01・フェラーリ 1'41"269 5
※タイヤは、ブリヂストンのワンメイク

マクラーレン、バルセロナで大きなアップグレードを予定

先週末にメルボルンで行われたF1開幕戦で、惜しくも1-2は逃したものの勝利を手にしたマクラーレンだが、向こう数週間は落ち着いてリラックスしていることなどできないことは承知している。

 オーストラリアでフェラーリはいつになく絶不調に終わった。しかし、今週末のマレーシアGPを前にマクラーレンは、セパンではフェラーリはシーズン前テストで見せた高パフォーマンスを再び発揮するだろうと考えている。全チームでないかもしれないが、ほとんどのチームは、最初の3戦でほとんどパッケージの変更を行わない。マクラーレンは4月のヨーロッパラウンドのスタートと同時に最初の新開発を導入する準備を進めている。

 チームのCEO、マーティン・ウィットマーシュは、次のように語った。
「スケジュールがかなりタイトなので、最初の遠征戦3戦には非常に限られた改良しか施せない。だが、バルセロナには大きなアップグレードを導入できればと考えている。他のトップチームのほとんどが同じことをやってくるだろうがね」
「そこ(オーストラリア)では期待していたパフォーマンスの向上が見られて、勇気づけられた。私たちは、今後毎レース、1周あたりコンマ1秒以上速くしていくことを目指している。今の世界選手権を勝ち取るためには、それが必要なことなのだ」

「信頼性のなさが心配」とライコネン

ワールドチャンピオンのキミ・ライコネンは、フェラーリF2008のスピードとパフォーマンスには全く不安はないものの、オーストラリアで露見した信頼性の欠如は“深刻な問題”であると認めた。

「信頼性の欠如は、今、僕にとって深刻な問題だ」とライコネンは語った。
「しかし、マラネロでチームが問題解決のために頑張っていることは分かっている。パフォーマンスとマシンの戦闘力については、全く心配していない。初戦はああなってしまったけれど、僕らには本当にいいマシンがあることは分かっているよ」
「僕らは週末を通じてコンスタントに戦闘力を発揮する必要がある。後方からスタートしなければならなければ、メルボルンがそうだったように、渋滞に捕まってしまうからね。いいスタートは切れたが、追い越しは難しい。いくらかリスクを冒さなければならないんだ。とりわけ、前に自分より遅いクルマがいるときにはね」
「僕は2003年に初めてマレーシアで優勝した。僕らはセパンでとてもうまくやれるだろう。必要な信頼性さえあればね。とても暑くなるだろうが、メルボルンよりずっと暑いということはないだろう!」
「シーズンはとても長い。僕らはベストを尽くして、1戦1戦で最大限のポイントを獲るように頑張る必要がある。チームが決して集中力を失うことがないことは分かっている。彼らは過去にそれをすでに証明している。フェラーリは挽回するよ!」

 再度オーストラリアGPについて尋ねられたライコネンは、非常に残念だったがそれにこだわっていても仕方がないと答えた。特にシーズンはまだ始まったばかりだからだ。
「シーズン最初のレースについては、あまり言うべきことはない。ただひとつ喜ばしいのは、それがもう過ぎ去ったということだ」と彼は続けた。
「僕らは土曜の朝から問題を抱えており、計画通りに事を進めることができなかった。当然ながら、僕らはとても落胆している」
「金曜、土曜、日曜に、本当なら何ができていたのかを考えても仕方がない。結局、レースを完走できなかったんだからね。僕らは過ぎてしまったことを悔やんだりはしていない。そんなことをしていても何の役にも立たないし、結果を変えることもできない」
「とはいえ、あれだけのトラブルがあっても、1ポイントは獲ることができた。だから結局のところ、今回のオーストラリアの週末にも、ひとつはポジティブな点が見つけられるということだ。シーズンの終わりまでには、その1ポイントがどれほど重要になるか分かるだろう」

ロズベルグはハミルトンと同等とウィリアムズ首脳陣 「マシンの差が結果の差」

メルボルンで表彰台に上ったニコ・ロズベルグは初戦を終えてチャンピオンシップリーダーとなったルイス・ハミルトンと同じくらい素晴らしいと、ロズベルグのレースエンジニアが主張している。

以前、ウィリアムズのドライバーを務めたファン-パブロ・モントーヤやニック・ハイドフェルド(現BMWザウバー)のレースエンジニアを担当し、現在はロズベルグを受け持つトニー・ロスは、『Auto Motor Und Sport(アウトモートア・ウント・シュポルト)』に対し、ロズベルグとハミルトンの成績の違いは彼らが操るマシンによるものだと述べた。

「2006年のニコ(ロズベルグ)のデビューイヤーは、(マクラーレンから)1年後にデビューしたルイスの1年と同じくらい強力だった」と語るロスは、こう続けている。

「ニコのマシンが彼の順位を下にしていただけだ」

また、チームを率いるフランク・ウィリアムズ代表はハミルトンのパフォーマンスを称賛する1人ではあるが、ウィリアムズ代表もロズベルグをハミルトンと同等に評価している。


ウィリアムズ代表は『RTL』に 「彼らが同じマシンに乗っていれば、彼らは同じレベルだろう」と話した

ライコネン、プーケットに別荘購入 ブエミは税金対策でバーレーンに移住

ブラジルGP主催者団体は2015年までインテルラゴスでF1グランプリを開催する契約に調印したようだ。

昨年後半、F1最高権威であるバーニー・エクレストンがアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ、通称インテルラゴス・サーキットのパドックとピットの新複合施設および新グランドスタンドの建設確約をもって、契約更新に臨むつもりであると報じられていた。

地元紙が伝えたところによると、サンパウロのジルベルト・カサブ市長とエクレストンは正式に契約を締結したとのことだ。

一方、現ワールドチャンピオンとして臨んだオーストラリアGPで悲惨な結果となった現ワールドチャンピオンのキミ・ライコネン(フェラーリ)は、その無念さをショッピングで晴らししたという。

スイス在住のライコネンではあるが、タイのリゾート地プーケット島に推定1,500万ドル(約14億8,800万円)と見られる海辺の豪華別荘を購入した。

ライコネンは「家族や友達と冬の2週間の休みを過ごすのに素晴らしい場所になるだろうね」とコメントしている。


また、レッドブルのテストドライバーを務めるセバスチャン・ブエミが、バーレーンに居住を移したことを明かした。

スイスの『Blick(ブリック)』紙によると、19歳のブエミは叔父と共に“公式に”引っ越しをしたのだという。

バーレーン在住者には個人所得税がかからないことに言及したブエミは、「お金を稼ぐ僕にとって、バーレーンに住むことが不利になることはないだろう」と述べている。


ウィリアムズカラーのエアバス登場! 提携を祝うエアアジア




『AirAsia(エアアジア)』は20日(木)、世界初となるF1チームとのコラボレーションとして、エアバスA320機を披露した。

AT&TウィリアムズのF1マシンそっくりのカラーリングが施されたA320機は、金曜日から始まるマレーシアGPと同時に就航。

エアアジアのウィリアムズ機はウィリアムズの伝統的な紺と白のカラーリングとなっているが、機体の“ノーズ”部分はニコ・ロズベルグのヘルメット仕様となっている。

AFW30機はウィリアムズを率いるフランク・ウィリアムズ代表に敬意を表し、“サー・フランク・ウィリアムズ”と名付けられた。

同機披露の場には名高いドライバーらのファンが、このまたとない機会を生かし、ドライバーとの触れ合いを求めて世界各国から集結。また、エアアジアグループのCEOを務めるダト・トニー・フェルナンデス氏、ウィリアムズCEOのアダム・パー、エアアジアの重役が同席し、さらには地元や世界各国のメディアがつめかけている。

お披露目会ではウィリアムズの両レースドライバーによる機内案内や、LCCT(Low Cost Carrier Terminal/格安航空専用ターミナル)コンコースエリアにあるエアアジアのウィリアムズF1シミュレーターで、ファステストラップタイムを競うという催しも実施された。さらに、ファンらは同じくエアアジアのウィリアムズF1シミュレーターでバーチャルレースに参加、F1マシンを間近で見るという機会も得ている。この経験と、F1マシンのドライビングシートに座るというユニークな機会は、ゲームに対する全く新しい特性を供給した。


ダト・トニー・フェルナンデス(エアアジアグループCEO)

「低価格を提供する真の5つ星航空会社として、われわれはAT&Tウィリアムズと関係を保持していることを誇りに思う。われわれは常に他の航空会社との差別化をはかるため、素晴らしい才能と抱擁革新に投資するべきだと考えている。AT&Tウィリアムズは素晴らしい歴史を築いてきており、この投資によるビジョンで利益を上げていることをうれしく思う。彼らのパフォーマンススピリットや独立しているということ、特殊性、情熱はわれわれのそれと同じ資質を持っている。エアアジアはマレーシア企業として真の世界的企業に成長し、アジアにおける低価格提供の企業として最大規模を誇れるようになりたいとする、その資質と同じ意見を持っているのだ」

「今日、ここにニコ・ロズベルグとカズキ・ナカジマ(中嶋一貴)が参加してくれたことも本当に喜ばしいことだ。今回のタイアップは素晴らしい学習手段としてだけではなく、経験を共有することで、高い品質と安全性基準のプラットフォームを達成することだろう。AT&Tウィリアムズカラーのお披露目は、われわれがこのような印象的で活気あるチームとのパートナーシップによって、自分たちの目標を達成する日が近いということを示してくれている」

ニコ・ロズベルグ

「AT&Tウィリアムズカラーのエアアジアの飛行機は本当にすごい。これまでずっとかぶってきたヘルメットのデザインが、エアアジアとチームとのパートナーシップに使われたことをうれしく思う」

中嶋一貴

「ウィリアムズ・トヨタFW30のデザインとSFW30エアバスのデザインは本当にそっくりで感動しました。このような素晴らしい冒険をしてくれたエアバスに感謝しなければいけませんね。僕たちは2007年度からエアアジアとの関係を保持できたことを誇りに思っています。僕ら2人のレースドライバーにとっては今週末のマレーシアGPに向けたインスピレーションの源になると思います」


マレーシアGP木曜日の記者会見パート2 ベッテルのフェラーリ入りとの憶測

デビッド・クルサード(レッドブル)、ロバート・クビサ(BMWザウバー)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、中嶋一貴(ウィリアムズ)、そしてセバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)の5名がマレーシアGP木曜日の記者会見に臨んだ。

Q: カズキ(中嶋)、オーストラリアGPが終了した後、お父様とレースについて話をされましたか? 何とおっしゃっていましたか?

中嶋一貴: はい、電話で話しました。僕がポイントを獲得したことをとても喜んでいました。父はレースの前に、いろいろなアクシデントが起こって普段のレースのようにはいかないかもしれないと言っていたと思います。おそらく父が予想していた以上のアクシデントがあったと思いますが、そうですね、ほとんど予想通りだったのではないでしょうか。

Q: フェリペ(マッサ)、先週のアクシデントについてのデビッド(クルサード)の説明に対するあなたの反応を不思議に思っていました。あなたからは、彼が見たようには見えなかったんですよね。

フェリペ・マッサ: 前に言ったように、それがレースというものさ。ロバート(クビサ)も言っていたけど、それがレースだ。みんなが戦っていて、前にいるクルマより速ければオーバーテイクしようとするものだよね。僕は普通のことをしたまでさ。僕はインサイドに切り込んだ。正直言うと、デビッドが完全に行き場をふさぐとは思っていなかったから、何もできることはなかった。僕としては彼には僕が見えていなかったと思っているけど、それはあくまで僕の意見だ。それに何か間違ったことをすれば、FIAが行動を起こすよね。彼らは僕のクルマも彼のクルマも調査しなかったから、かなりよくあるアクシデントだったんだよ。

Q: フェリペ、まだシーズン2戦目ですが、すでに来年に関するうわさがささやかれており、そのうちの1つにセバスチャン(ベッテル)が2009年からあなたに代わってフェラーリに加入するといううわさがあります。

マッサ: 僕には3年契約があるし、チームではとても快適に過ごしている。みんな、チームや自分たちに満足しているけど、確かに前回のオーストラリアGPはチーム全員にとって最高の週末にはならなかった。ドライバーだけじゃなく、チームにとってもね。信頼性がなかったんだ。一度の結果がチームのすべてを変えてしまうわけじゃない。だから、誰もがドライバーには満足しているし、チーム自体にもハッピーだ。僕は3年間の契約があるんだよ。君たちは覚えていないかもしれないけどさ。

Q: フェリペ、フェラーリ幹部の決断とジャン・トッドがCEO(最高経営責任者)の職を辞することについてコメントをいただけますか? レースではなぜ、あなたとあなたのチームメイトはあれだけのミスを犯したのでしょうか? 予選の後、あなたは少し理性を失っているように見えました。いつもよりも少し神経質になっていたというのは本当でしょうか?

マッサ: いや、それは違うよ。ジャン(トッド)についてだけど、それは彼に聞く方がいいね。彼はここに来ているからいつでも彼と話すことができるよ。昨日、フェラーリから発表があったけど、彼はまだフェラーリにとどまるしね。ジャンはフェラーリの最重要決定事項には今後も参加するんだ。彼はチーム内で起こるすべてのことに多くの責任を負っていると思っている。僕に言えるのは彼が(チームに)とどまることは確実だってことだけだから、彼に尋ねるべきだと思うな。たぶん、全レースには来ないだろうし、以前のように朝7時から夜の9時まで働くことはないけど、重要な決定を下す時はかかわってくる。とにかく聞きたいことは彼に聞いてよ。レースについては、とてもクレイジーなレースだった。僕だけじゃなくて、キミ(ライコネン)とチームにとってもね。スタートで大きくポジションを失ったから、それを取り戻そうとがんばっていた。実際にそうできて、いい位置でフィニッシュできるはずだったんだ。ペースはすごく良かったからね。2台とも信頼性にトラブルを抱えてしまって、チェッカーを受けることができなかったから、チームにとっても残念だった。これは新しいルールの影響じゃないよ。去年から取り組んできた改良点がすべての問題を引き起こしたわけでもない。単純に僕らにとってひどいレースだったってことさ。


Q: マッサ、あなたのチームはエンジンに何が起こったのか正確に理解しているでしょうか?

マッサ: ああ、僕たちはエンジンのバルブを取り外した。詳細についてはテクニカルスタッフに聞いた方がいいよ。エンジニアに聞いてって言うと、僕らが問題を解決したと確信しているみたいに見えるかもしれないけど、エンジニアに聞いた方がいいと思うから、すべてを話そうとは思わない。

Q: セバスチャン、あなたがフェラーリ入りするという、うわさについてどう思われますか? それが真実であってもそうでなくても、まだ数戦しかレースをしていないのに素晴らしいチームのドライバー候補として名が挙がることは、あなたには喜ばしいことではありませんか?

セバスチャン・ベッテル: 僕たちは今、フェラーリエンジンを搭載している。その他のことはフェリペに聞いてね。彼が言ったことはかなり明確だったと思うんだけど。

Q: セバスチャン、あなたのチームメイトは経験豊富ではありますが、F1の経験ではありません。あなたは彼を支えられていると思いますか? 彼はあなたにクルマのことで何か助けを求めてきたのでしょうか?

ベッテル: 僕と彼がチームメイトなんだってことを分かってくれたんだね。僕らはクルマのことも話すし、他のことについても話すよ。正直、(誰だって)チームメイトにアドバイスを求めたりすることはないと思うよ。チームメイトが相手にアドバイスを求めてくることもないさ。情報は常に交換しているからね。それは、はっきりしていることだよ。確かに、あなたが言ったように彼にはチャンプカーでの経験が豊富だ。僕たちはチームと長い冬を過ごしたと思う。かなり厳しかったよ。オフシーズンにあんなに多くの距離を走行したのは初めてだったけど、ドライバーやチームにとってはよかったと思う。それに、彼にとってはクルマに慣れるって意味でもよかったんじゃないかな。だけど、彼が僕のところへやってきてアドバイスを求めるようなことは特になかったね。

マレーシアGP木曜日の記者会見パート1 クルサード、クビサ、マッサ、中嶋、ベッテルが出席

メルボルンでチェッカーフラッグが振られてから、わずか4日、F1サーカスがマレーシアGPの開催地セパンに乗り込んだ。

グランプリに先だって、20日(木)に行われた記者会見にデビッド・クルサード(レッドブル)、ロバート・クビサ(BMWザウバー)、フェリペ・マッサ(フェラーリ)、中嶋一貴(ウィリアムズ)、セバスチャン・ベッテル(トロ・ロッソ)の5名が出席した。

Q: セバスチャン(ベッテル)、ここでは昨年、金曜日に走っていらっしゃいますよね。

セバスチャン・ベッテル: そうだね、昨年は最初のフリー走行でドライブすることができた。39周近く走ったんじゃないかな。その後は(参加)できなくなったけどね! 金曜日午前の時間をすべてチームメイトに与えることにしたんだ。

Q: レースに向けた、あなたの考えを聞かせてください。

ベッテル: そうだね、前回のレースはたぶん500mくらいしか走れなかったから、今回はもっと走りたいっていうのは間違いないよね。先週末、メルボルンで僕らはとても強力なパフォーマンスを見せられたと思う。特に予選ではね。正直、それは予想していなかったことだったけど、ここでもパフォーマンスを改善し続けられると思うし、同じようなことができるといいなって思っている。

Q: 先週末のセバスチャン(ボーデ)の結果から、チームの雰囲気は変わりましたか?

ベッテル: いや。最終的に、僕らはとてもラッキーだったけどね。かなり変なレースだったと僕は思っているんだけど、チームにとっては2ポイント獲得できたレースだった。彼は素晴らしい仕事をしたと思うよ。まず、彼を(ピットに)入れる戦略が完ぺきだったし、あとはフィニッシュするだけだった。僕は彼が5ポイントは取れると思っていたから、4位で帰ってくると思っていたんだ。でも、彼のマシンにテクニカルトラブルが発生した。もちろん、残り2周でマシンが止まるなんて、皆が憤慨したけど、幸運なことに2ポイントをゲットできたからね。

Q: 昨年から開発し続けてきたマシンを使用することをどう思っていらっしゃいますか? また、数レース後に新車を投入することについてはいかがですか?

ベッテル: 新車を楽しみにしているんだ。素晴らしい前進になると思うし、できるはず。これまでのところ、正しい方向に進んでいると思うしね。僕らがビッグチームでないことは確か。僕らはとても若いチームで、成長しようとしている。チームが昨年の経験に基づいて、旧型車のいい型でシーズンをスタートしようと決断したことは素晴らしい決断だったと思う。

Q: ロバート(クビサ)、スポンサー関連のイベントでお忙しい日々を過ごしていらっしゃったようですね。

ロバート・クビサ: うん、ちょっとね。僕らのチームはペトロナスがプライムスポンサーとしてチームのパートナーを務めている関係で、ここではいつもホームグランプリのような感じなんだ。だから、いくつかPR活動をして、子供たちと遊んだり、ペトロナスの施設に行ったりしたりした。うん、おもしろかったよ。

Q: 先週末のペースはかなり励みになったことと思いますが、シーズンに向けて勇気づけられたというところでしょうか? それとも、1レースにすぎない、と感じていらっしゃいますか?

クビサ: 予選のパフォーマンスは誰にとっても驚きだったと思うし、僕ら自身もそうだった。最後のバルセロナテスト終了後、ある程度は僕らの位置を分かっていたつもりだったけど、マクラーレンと接戦するなんて予想していなかったし、フェラーリがトラブルを起こすなんて考えていなかったから、彼らと比べてどの位置にいるかはまだ分からない。だけど、予選ではすべてがうまくいった。いくつか細かなコースオフもあったけど、かなり速いラップタイムを刻めたと思う。ポールを取れそうだったけど、強風に苦悩したってこともあったから、そういうすべての状況によるよね。でも、僕らはいい方法を採っていると思うし、これまでの4週間で成し遂げた進歩を見せられていると思うよ。ヒンウィルとミュンヘンの皆は本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思うし、改善してトップに追い付く、いい方法を採っていると思う。


Q: メルボルンでのカズキ(中嶋)との接触についてはいかがですか?

クビサ: そんな日もあるさ。それ以外、言いようがある?

Q: イライラされたのではありませんか?

クビサ: レースはレースさ。普通はセーフティカーの後ろだと競うことはないんだけど、彼はミスを犯した。それが彼よりも僕の方に影響が大きかったってこと。僕が思うに、彼はブレーキングポイントを間違えたんじゃないかな。僕らはかなり遅かったから、彼が僕にぶつかったんだ。

Q: カズキはいかがですか? どうお考えでしょう?

中嶋一貴: そうですね、アクシデントを起こして、ロバートにぶつかってしまったことは残念でした。スチュワートの決定を尊重していますし、(10グリッド降格)ペナルティは残念ですが、僕らはそこからスタートします。

Q: 10グリッドペナルティは昨年のGP2でも同じようなことがありましたよね?

中嶋: 昨年のアクシデントについては理由があるんですが、そうですね、間違っていると思ったこともあります。

Q: それでも、先週末のレースについてはどのように思われますか? 最終的には見事な結果を残されましたが。

中嶋: そうですね、結果はファンタスティックでしたし、チームにとっては本当によかったと思います。コンストラクターズ選手権で2位という位置につけられましたし、僕にとってはシーズン初戦でポイントを獲得できたということが本当に素晴らしいことだと思っています。

Q: 身体的な要求は厳しかったですか? 今回もかなりタフなレースになると思われますが。

中嶋: そうですね、気温が高く、セーフティカーが何度も出動するというタフなレースでしたが、レース終盤には問題ありませんでした。ここの場合、湿度が高いこともあって、状況は少し違ってくると思いますが、メルボルンほど気温が上がることはないと思います。(メルボルンで)いい準備ができたのではないかと思っています。KL(クアラルンプール)で昨日までの2日間ほどトレーニングを積んできましたので、それがここでうまくいくことを願っています。

Q: フェリペ(マッサ)、昨年はポールポジションからスタートして5位という結果でしたが、その前の年は21番グリッドから5位フィニッシュを果たされました。あなたにとっては興味深いサーキットですね。

フェリペ・マッサ: うん、サーキットは好きだよ。昨年はポールポジションだったしね。レースが予選ほど完ぺきじゃなかったのは残念だった。今回はいい週末を過ごせることを願っている。特に日曜日はね。楽しみでもあるけど。オーストラリアのレースは僕らにとって本当にフラストレーションがたまるものだったし、前回のレースはチームの皆が予想していたものじゃなかったから、今回から改めて新しいチャンピオンシップをスタートできることを願っている。でも、僕らには素晴らしいマシンがあるから、皆楽しみにしているし、先週起こった問題についても作業を進めている。トラブルはだいぶ解決できたから、いい週末になることを願うよ。

Q: 先週末はいろいろとアクシデントがありましたね。リタイアの原因ではない最後のアクシデントだけでなく、オープニングラップにもありましたし、あなたにとっては賑やかなレースだったように思いますが。

マッサ: レースをフィニッシュできず、レース中にすべてのことが起きて最悪の週末を過ごした後の今は、きちんとしたレースをして、フィニッシュすることを楽しみにしている。

Q: デビッド(クルサード)のコメントをお聞きになられましたか・・・?

マッサ: 正直、ちょっとびっくりしたけどね。だって、僕らはレースをしているんだから。僕は彼をパスしようとした。僕がインサイドにいたら、彼が近づいてきて、接触さ。誰だって知っているだろうけど、ひとつのコーナーを同時に2台が走ることは不可能なんだよ。普通はアウトサイドにいるドライバーがよけられるものなんだけどね。それだけさ。

Q: つまり、謝らないということでしょうか?

マッサ: そうだよ。だって、僕は何も間違ったことはしていないから。僕が間違ったことをやったんなら謝るけど、今回は必要ない。

Q: デビッド、有言実行されますか? デビッド・

クルサード: いやいや。ひとまず、僕の暴言を謝るよ。でも、僕は不満だったよ、だって・・・。

ベッテル: ね、何て言ったの? 何て言ったの? もう1回言ってよ!

クルサード: Webサイトで見られるよ。現実として、フェリペは僕と世界選手権を争っているわけじゃないから、こういう状況では僕の目は前を向いていて、後ろを見ているわけじゃない。だから、彼が今後の17戦で同じことをすれば、同じ結果を招くだろう。彼の方がそこにどれだけのスペースがあるのか、もっとはっきり分かったはずだし、僕はあの時走ったライン以外は無理だった。フェラーリの方が、トップスピードが優れているから、彼が僕をパスするなら、3コーナーがよかったんじゃないかと思うね。彼は自分で選んだんだ。(また)同じことをやったら、同じ結果になるだろうさ。僕のマシンを消すことはできないけど、さっきも言った通り、僕は彼のように世界選手権を争っているわけじゃないから、次は3コーナーまで待つべきだと思うね。

Q: この先数日、トラクションコントロール(TC)なしのマシンでウエット路面を走る可能性がありますが、いかがですか? しかも、ここは高速サーキットでもありますよね?

クルサード: 普通の雨なら問題ないはずだし、路面を洗い流してくれると思っている。でも、実際、過去にここで大雨が降ったときは、アクアプレーニング(ハイドロプレーニング)がかなり多発したし、マシンがコース上を飛んでいるようだった。トラクションコントロールがあろうとなかろうと、そういう場合にできることはないだろうと思うけど、確かに、パワーの面ではTCがあった方が助けになる。でも、今はそれもすべて過去のこと。僕らは今あるマシンで戦うし、皆だって自分たちの今あるマシンで戦うのさ。

Q: 最終コーナーや第1コーナーではブレーキングが厳しいと思います。前回のレースでは第1コーナーでの事故が多く見られましたが、同じことが起こると思われますか?

クルサード: アクシデントが起こる可能性は常にある。全車が自分のポジションを確保するのはかなり難しいことだし、それがレースだ。できることをやって、ベストを尽くす。そしてそこを抜けられるようにするんだ。誰だって切り抜けたいし、1コーナーでクラッシュしたい奴なんていないさ。他のグランプリでも同じことだよ。

Q: ここ何年も、見事な信頼性を目にしてきましたが、直前のレースは完走わずか6台という、異常なレースでした。今回は違う形のレースが見られるのでしょうか?

クルサード: まあね。あなたは僕がピットレーン上で最もダメな信頼性を持つレッドブル・レーシングのドライバーだってことを忘れているみたいだね。フェラーリは過去2年間、本当に見事な信頼性を証明して見せたと思う。マイケル(ミハエル・シューマッハ)がいたころはトラブルなんてほとんどなかった。彼らがグランプリマシンに対する人々の見方を変えたんだと思っている。メルボルンで見たように、多くのアクシデントがあったのは確かだし、だから、ほとんどのマシンがフィニッシュできなかった。数台はメカニカルトラブルだったね。2レースで1基のエンジンを使用するというレギュレーションになった途端に、そういうことが続くことはないと思うよ。気温が高かったのが要因だったんじゃないかな。僕らは皆、冬の涼しい気候の中でテストをしているから、そういうのが問題になる。まあ、すぐに解決されると思うけど、当然、マシンはドライブするのがトリッキーになるから、さらに多くのマシンが姿を消し、多くのアクシデントが起こる可能性だってあるさ。


2008年03月19日

スズキ会長に名誉博士号 静岡大が授与

静岡大は17日、地域振興や国際交流、大学の研究などに多大な貢献をしたとして、スズキの鈴木修会長(78)に名誉博士号を授与した。同大の名誉博士号を受けたのは日本ビクター元副社長の高柳健次郎氏(故人)、浜松ホトニクスの晝馬輝夫会長兼社長(81)に続き3人目。浜松市中区のホテルで授与式があり、興直孝学長から称号が贈られた。

 静大によると、地域への貢献では本業の自動車生産による機械工学の発展や静岡文化芸術大の誘致に寄与、静大に対しても学生の自動車部にエンジンを提供するなど活動の根幹を支えた。

 鈴木会長は「地域企業として常識的なことをしてきただけなので光栄。すべての方が応援してくれた結果です」と謝辞を述べた。その後、記念講演を行い、地域を支える人材を育てるための教育機関の重要性などについて熱弁を振るった

東風汽車有限公司は12日、広州市にある同社の花都工場で生産する「キャシュカイ(QASHQAI)」(日本名:デュアリス)の販売を開始した

日産自動車の中国合弁会社である東風汽車有限公司は12日、広州市にある同社の花都工場で生産する「キャシュカイ(QASHQAI)」(日本名:デュアリス)の販売を開始した。中国では遊牧民を意味する「逍客」の名前で販売される。中国での価格は16万7,800人民元(約241万円)から21万9,800人民元(約316万円)で、目標販売台数は月3,000台(1人民元=14.4円で換算)。

中国向け「キャシュカイ」には最大出力137psの2L(リッター)ガソリンエンジン(MR20DE)が搭載される。トランスミッションは、2WDモデルに6速マニュアルとCVTの2機種、4WDモデルにCVTが設定されている。また、中国市場のニーズに合わせ、内装をベージュ色にするとともに、サンルーフの形状を変更し、メッキのサイドボディプロテクターを追加している。

同モデルを生産する花都工場は、グローバルに展開している日産生産方式(NPW)を採用し、他に「ティーダ」、「シルフィ」、「リヴィナ ジェニス」、「リヴィナ」を生産している。

「キャシュカイ」は2007年2月の欧州での発売を皮切りに日本、豪州、南アフリカ、中近東などで販売されており、同年の総販売台数は約14万台に上った。好調な販売に対応するため、本年1月には英国日産が現在年間20万台の生産能力をさらに増強をすると発表。また、日本では九州工場が2007年12月より年産2万4千台の計画で生産を開始しており、中国は同モデルを生産する3番目の国となる。


タグ:日産 自動車
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日産自動車:開発・保守の40%以上を任せる

日本を代表するグローバル・ソーシング先行企業といえば、日産自動車だ。すでにシステム開発・保守の30%強をインドで実施している。行徳セルソ執行役員CIOグローバル情報システム本部長(写真1)は、「2011年3月までの5カ年IT中期計画『BEST』では、最低でも40%以上まで高めたい」と意気込む。

 日産がメインで利用しているのは、インドのサティヤム・コンピュータ・サービスだ。日本だけでなく米国や欧州などのシステムも、同社に発注している。

 今後は仏ルノーと共同で、開発拠点「ルノー 日産 テクノロジー&ビジネスセンター インディア」をインドのチェンナイに設立する計画だ。「オフショア先のプロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)や品質管理などの役割を担う30人の部隊を置く」(行徳CIO)という。


インドのチェンナイに500人を確保


 インド南部のチェンナイにあるサティヤムの開発拠点。ここでは自動車業界向けのエンジニアリング系システムやシミュレーション用システム、車載ソフト、業務アプリケーションなどを研究・開発しており、これらの仕事に従事する技術者は1500人に上る。その3分の1にあたる500人が日産向けだ。

 500人は日産専用のビルに入居し、日産の日米欧拠点から請け負ったシステム開発・保守をこなしている(写真2)。サティヤムで自動車業界向け部門を率いるナラヤナン・ベンカタラマン氏(写真3)は、「日産の業務プロセスが分かりシステム開発の経験がある技術者を1カ所に集約することで、仕事の効率化や生産性向上が図れる」と説明する。顧客のシステムは世界に散らばっていても、開発はグローバルで1カ所に集中しているのだ。

 500人の仕事の割合は、日本が10%、欧州が30%で米国が60%とみられる。チェンナイのほか、バンガロールにもERP(統合基幹業務システム)パッケージの専門部隊約60人が、日産向けの仕事をしている。


厚木で「ベジ・ピザ」を食べる40人のインド人技術者
 サティヤムはチェンナイだけでなく、日米欧などにある日産のオフィスにも、インド人技術者をオンサイト要員として送り込んでいる。例えば神奈川・厚木の開発拠点には、40人前後のインド人技術者が詰めている。昼時になると、野菜だけをのせた通称「ベジ・ピザ」を食べる姿が見られる。

 サティヤムが日産から初めて仕事を任されたのは2003年のこと。日本での付き合いが始まりだ。翌04年に欧州拠点から受注を獲得し、06年には米国拠点の仕事も得た。ベンカタラマン氏は「コストと品質、納期など仕事で結果を出し、信頼を積み重ねていった結果だ」と振り返る。日産はインド・ベンダーのパワーを自社の競争力強化に生かしている。


タグ:自動車 日産
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【F1】ホンダ、スーパーアグリ支援からの段階的撤退を表明

ホンダF1のニック・フライ最高経営責任者(51)は14日、事実上の“ジュニアチーム”であるスーパーアグリ・ホンダへの支援から段階的に撤退することを明らかにした。ロイター通信の取材に、同氏は「エンジンなどは今後も供給するが、(規定で各チームに独自の車体製作を義務づけた)2010年に向け、完全に独立したチームになってもらう」と語った。

 スーパーアグリは05年11月に、元F1ドライバーの鈴木亜久里氏(47)が“純日本チーム”として設立。しかし、スポンサー不足で財政難に陥り、今月10日に英国の自動車コンサルタント会社であるマグマ・グループと資本提携で合意したと発表したばかり。同グループへのチーム売却の可能性も浮上している。

 一方“親チーム”のホンダは昨季、11チーム中で年間8位と不調。フライ氏は「われわれの不振はスーパーアグリを支援したことが原因ではないが、自分のチームが低迷している時に他チームを援助する余裕はない」と語った。



★スーパーアグリ、2回とも最下位

 財政難で一時はチーム存続が危ぶまれたスーパーアグリは、1回目で車が故障したウイリアムズ勢を除いて2回とも最下位。それでも、琢磨は「まずシーズン初日をスタートできてうれしい」と笑顔を見せた。だが、チームは開幕4日前に今季参戦とドライバーを発表するという綱渡り状態。冬の合同テストでも他チームの約1割の距離しか走っておらず、テイラー・ディレクターは「他チームが冬にテストしたことを今やっている状態」と嘆き節だった。



ロス・ブロウン(ホンダ):インタビュー

ロス・ブロウン(ホンダ):インタビュー2008年03月18日ロス、ホンダでの初レースが終わりましたね。どのように要約しますか?
数ポイント獲る良い機会だったので、とても残念だった。全体的に言えば、マシンは競争力あるとは言えないが、今回のレースでは素晴らしかった。ミスを犯し、ピットレーンの赤信号を無視したことは恥ずべきことし、弁解はない。チームは素晴らしい努力をしたので、ただ残念だ。我々は、手に入れられるチャンスを逃してしまった。

あなたが1996年にフェラーリに加入したとき、チームは苦しんでいました。今、再びあなたは苦しんでいるチームにいます。状況は似ていますか?
たぶんね。ここホンダのポテンシャルはとても高い。優れた、プロ意識の高い人々の集団だ。だから、実行しなければいけない内容については楽観的に感じている。向こう2年間のチャレンジを楽しみにしている。フェラーリでの素晴らしい結果と同じ結果を残せると期待している。スタートが同じ状況なら、どうして同じゴールにならない?見ていなさい!

ホンダとは、ほんの11月末からですね。まだ大きな転換は期待できないと思いますが、これまでの開発は計画通りに行われていると感じますか?
私の最初のピリオドは、どのように行われているか観察することにある。ときどき違うことが行われており、私が慣れているものより良くないのであれば、それらは良くなることができるからだ。私はここで「えーと、これは以前した方法で、これが今やりたい方法だ」といった態度をとりたくはない。だから、全てがどのうように作業されているかを知るために本当に多くの時間をかけた。そして、より多くの能力を与え、将来より強くするためにチームにを再構築するプロセスを始めた。私の初期の観察では、とてもポジティブだ。素晴らしい人々の集団であり、必要とするあらゆるリソースがあり、必要とするあらゆる設備がある。現在、我々は、その全てを利用し始めなければならない。

2006年の強い結果を残した後、チームは昨シーズン、かなり悪い状況に陥りました。あなたはどのような考えを持っていますか?
はい、いくつかの考えがある。私が理解しているマシンと我々が今持っているマシンを比較すると、いくつか非常に強くない部分を見つけることができる。改善できる部分を見つけることができる。そして、チームにとっての問題のひとつは、彼らがなぜ'05/'06年のマシンがと買ったかを理解していなかったことだと考える。それはパフォーマンスが落ちたとき、なにをすべきか理解することが難しかったことを意味する。私は適所にもっと強い理解力をつけさせたし、あらゆる設備に必要だ。マシンがどうなるか理解するため、マシンがどうか判断するため、マシンをデザインし開発するため。そうすることで、将来により不変のものになることができる。

チームは、最初の3レースに飛び立つ前に、ヘレスでの3日間のテストを行いましたね。重点は新しい空力パーツになりました。それらの新しいパーツは、大きな効果がありましたか?それらは次の2レースで持続するでしょうか?
非常に良いステップだったし、それは計画通りのステップだった。このマシンが、初期はロースペックで走行することになり、最初のレース前に新しいスペックが導入されることを、かなり初めの時点の計画でわかっていた。すべて計画の一部であり、我々の空力部門からの予測は、当時のトラックでの取り組みにおいて励みになった。もしだめだったら、かなり大きな難問に直面することになっただろうね。

トラック上にあなたの手段を“翻訳する”ために、長年一緒に働いたルーベンスはどのくらい助けになりますか?
ええ、以前一緒に働いたドライバーと働くことは助けになる。まず第1に、お互いを理解するために時間をかけることがなかった。ジェンソンはとても素晴らしいドライバーだと思うが、我々はちょうど、お互い仕事をするために学んでいるところだ。だから、我々が必要とする優先事項を識別することができるルーベンスがここにいることは、とても助けになる。

10年間、あなたはパフォーマンスのために今季よくチームを動かし、非常に才能のあるミハエル・シューマッハと働いていました。ジェンソンとルーベンスとの状況はどうですか?
そうだね、大きな違いがあるよ。ミハエルは、すべてのドライバーにとって、グランプリレースのための参考であった。ミハエルの水準で仕事ができたとこは運が良かった。あの種のドライバーは、10年に1人しか現れないよ。しかし、2人のドライバーとの仕事にはかなり満足している。パドックを見渡しても、他にはとりわけ選ぶべきドライバーはいないよ。

青山ホンダで、インディマシンを展示

ホンダの情報発信施設であるウェルカムプラザ青山では、アメリカンモータースポーツの最高峰と言われる2008年IRLインディカー・シリーズが3月29日(土・決勝)にマイアミのホームステッドで開幕することを記念し、インディ・マシンの展示を実施すると発表した。

 展示は、4月1日〜13日の期間で実施され、アンドレッティ・グリーン・レーシング“#27 武藤英紀選手”のカラーを施したマシンが、ウェルカムプラザ青山にディスプレイされる。武藤英紀選手は、インディカー・シリーズにステップアップするためのカテゴリーでルーキーながら優勝2回(うち1勝はポール・トゥ・ウイン)という好成績を収め、今年インディカー・シリーズにフル参戦する。昨年度チャンピオンのフランキッティ選手が抜けたあとのシートを埋めての、名門アンドレッティ・グリーン・レーシングからの参戦となり期待も高い。

 なおウェルカムプラザ青山では、観戦チケットや駐車券の販売も実施しているので、ぜひ利用したい。


トヨタ、円高の影響で営業利益3500億円の損失?

円高が続く為替相場。3月17日には一時1ドル=95円台に突入し、12年7ヶ月ぶりとなる円高・ドル安水準となった。円高となると影響を受けるのは輸出企業だ。とくに輸出を主力とする自動車メーカーに対して市場から業績見通しの懸念が広がっている。

 自動車メーカーは年初からのドル下落を受け、08年1-3月期のドル/円レートを円高に修正。トヨタ自動車も円高を予測し、1ドル=105円で計画していたが、ここまでの急激な円高は想定外だった。輸出企業であるトヨタの場合、1円の円高ドル安が進むことで年間の営業利益が350億円減少するといわれており、ドル/円レートが95円水準なら、105円の計画より10円の差異が生じ、単純計算で3500億円の影響を受けることになる。

 一方、予想外の円高は国内の輸入企業にとってはプラスに働く。商品の原材料の多くは海外から輸入する日本マクドナルドは、昨年の円高基調による相場の影響もあり、2007年度は12億円の為替差益を得ている。

 今後も為替相場は上下に大きく振れる可能性もあり、輸出・輸入企業、双方とも将来為替がどう動くか神経をとがらせている。


トヨタの含み損1兆円 大幅株安で試算 設備投資手控えも

最近の大幅株安で企業が保有する株式に含み損が発生、トヨタ自動車の含み損が1兆円を超えていることが、新光総合研究所の17日までの調査で分かった。今年3月期決算で評価損を計上して業績の下方修正を迫られる企業は、まだ一部にとどまるとの見方が多いが、株安が続けば設備投資の手控えなどにつながる恐れもある。

 試算は、企業が保有する大口の株を昨年9月末の株価と今年3月14日時点の株価と比較、含み損益額を推定した。含み損はトヨタが1兆12億円、NTTは6141億円、日立製作所も5490億円になったと試算した。

 会計上、評価損を計上するのは前期末と比べて50%以上価値が棄損している場合などとされており、総研の山本光孝クオンツアナリストは「今年3月期決算への影響は限定的」と指摘。企業側も「基本的に保有株を放出する気はないので、あまり気にしていない」(トヨタ広報部)と、静観している。

 しかし、株価の低迷が長期間続くならば、会計監査の厳格化から、50%に達しなくても含み損を評価損として早期に計上することを求められるケースも出てくるとみられる。山本氏は「中長期的には設備投資などに使う予定だった資金が穴埋めに回されてしまう恐れもある」と指摘、経営の自由度を奪う恐れもありそうだ。


JR東日本とトヨタファイナンス、提携カード会員を25日から募集

ホーム > 企業 > 指定記事2008/03/18-18:59 JR東日本とトヨタファイナンス、提携カード会員を25日から募集
 JR東日本とトヨタ自動車系のトヨタファイナンスは18日、提携クレジットカードの会員を25日から募集すると発表した。同カードはJR東が駅構内などに設置している現金自動預払機(ATM)やカード券売機で同社の電子マネー「スイカ」への入金ができる。また、携帯電話の電子マネー機能を利用したJR東の会員制サービス「モバイルSuica(スイカ)」の年会費が当面の間、無料となる。さらに、トヨタファイナンスが普及を推進する後払い式の電子マネー「クイックペイ」の機能も持つ。

2008年03月18日

トヨタ渡辺社長、労組とともに‘夢とビジョン’をスタート

トヨタ自動車は最近、労使と向き合い4度にわたって会社の未来をともに考える場を設けた。

社長を含み会社側から100人、労組は委員長をはじめとする200人が参加した。重要な問題はトヨタが持続的に成長するために挑戦しなければならない中長期的な経営課題についてだった。

渡辺捷昭社長(65、写真)は13日、日本記者クラブでの招待懇談会でこのことについてを紹介し「トヨタの労使は持続可能な成長という共同の目標に向かい労組と会社が共に歩んでいる」と話した。この日の集いは株主とマスコミにトヨタの今年の中長期経営戦略を明らかにするために設けられたものだ。

渡辺社長は「労組側が生産現場で会社の競争力を積極的に後押ししてくれているという点を確認した」と話した。トヨタはちょうどこの日、今年の賃金交渉の結果を発表した。勤労者1人当たり月平均1000円引き上げた。労組は当初1500円を要求していたが、世界1位を目の前に節約しようという会社の立場を受け入れた。

渡辺社長は代わりに労組に対して「自動車はまだ成長産業」とし、夢とビジョンを提示した。「世界の自動車の数は5年ごとに1億台ずつ増加している」とし「1990年に5億7000万台だったが2010年には10億台に増えるはずだ」と具体的な根拠まで取り上げて論じた。社長は「このように増える部分の80〜90%は中国、インド、ロシア、ブラジルなど‘BRICs(ブリックス)’が占めることになる」とし「トヨタはこの市場を席巻しなければならない」と強調した。

続いて「このようなビジョンを実現しようとするなら自動車業界が直面している問題点を率先し打開していかなくてはならない」とし「環境保全とエネルギー効率がカギになる」と話した。このために2010年代序盤、ハイブリッド車両販売を100万台に増やし、2020年にはすべての自動車にハイブリッド装置を導入するという計画を発表した。現場で問題点を解決する‘カイゼン’の重要性も力説した。社長は「問題点を解決する過程で仲良く戦い、解決方法を探さなければならない」と強調した。走るほどに空気がきれいになる車や健康に良い車を作ろうというとう突飛なアイデアが出ても不可能だという評価を下すのではなく、積極的に解決方法を見つけようということだ。

この日、トヨタの協力社の日本岐阜車体の星野鉄夫会長も、ソウルで開かれた韓国の生産性本部主催最高経営者フォーラムで「トヨタの強力な点は現場で現場を改善するところだ」とし、渡辺社長の持論を後押しした。会長は「トヨタではチョークで床に円を描いた後、実務者は現場の問題点を見つけるまでその円の外に出ないようにさせた」とし「誰でも1時間ほど現場を見れば問題点が見つかるもの。その部分を改善した」と話した。

福岡トヨタ自動車・藤家好行さん(58)

◇技術誇りに名車復元

 トヨタ系販売会社の福岡トヨタ自動車が創立65周年記念事業として、半世紀以上前の名車をよみがえらせた。1955年に発売された初の純国産乗用車「初代クラウン」だ。

 同社OBが保有していたクラウンを福岡トヨタ自動車に寄贈したのがきっかけ。1年半かかった修復作業に同社のエンジニア十数人がかかわった。エンジンやブレーキなどを担当した最年長の藤家さんは、初代クラウンを整備した経験があるただ一人のスタッフだ。

 久しぶりの対面は「懐かしかった」が、作業は困難の連続だった。トヨタ本社に問い合わせたが資料はなく、部品も当然残っていない。ほぼすべてのパーツが腐食していた。手に負えない個所だけ現場でサイズ合わせをしながら鉄板から手作りした。発売当時のブルーグレー色を忠実に再現するため、3度も色を塗り直した。

 完全な状態で保存されているのは、トヨタ博物館(愛知県長久手町)など全国でもごくわずか。それだけに昨年10月末に完成し、何十年も動いていないエンジンが再び音を上げた時の喜びはひとしおだった。決して速くはないがちゃんと走り、内装も新車のような輝きを取り戻した。北九州市の工業高校を卒業して入社後、整備士一筋40年。「世界一の自動車メーカーとなったトヨタの技術力を改めて誇りに思う」と言う。

 ベテランエンジニアの最後の大作は今、会社の「顔」として福岡市中央区の本社ショールームに展示されている

未来的すぎて失敗した新手法 「WiLL」をトヨタが復活

WiLLプロジェクトで果たせなかった夢よ、再び――。トヨタ自動車は、1999年夏から展開された異業種による合同プロジェクト「WiLL」でかつて展開した商品を復活、改めて展開を始めた。商品といっても、クルマそのものではなく、今回はクルマを売るための金融商品や手法である。

走行距離に連動して保険料支払額が変化する新手法
WiLLプロジェクトにはトヨタのほか、花王やアサヒビール、松下電器産業、近畿日本ツーリストの4社が参画し、その後、江崎グリコやコクヨも参入した。商品の全てが「WiLL」のブランド名を冠し、オレンジ色のロゴで統一されていた。しかし、プロジェクトそのものは2004年夏に公式展開が終了している。

トヨタも「WiLL VS」「同Vi」「同サイファ」といった3つのモデルを開発・販売していた。これらのモデルは斬新なデザインと商品コンセプト、先進機能で一部には好評だったものの、合同プロジェクトとしての大きな成果が得られず、現在では、いずれのモデルも販売が中止されている。

トヨタは、こうしたWiLLブランド商品の展開に合わせて、車販売にかかわるプロジェクト専用の金融商品も展開していた。ただ、金融商品としてのコンセプトが斬新すぎたり、大きな損失を抱えてしまったなどの理由で、その後、静かに展開が終了していた。

ここにきて、まず復活したのが自動車保険の支払い方法に関する新しい手法だ。走行距離に連動して保険料の支払額が月次で変化する新タイプの自動車保険で、トヨタではこれを「ペイド」の名称で展開している。商品の概要はこうだ。トヨタのテレマティクスサービス「G-BOOKmXプロ」に加入し、対応した車載機を搭載したユーザーを対象とする。ペイドでは、G‐BOOKの通信機器により自動的にユーザーの月間走行距離を把握、これを基本データとして活用する。保険料は走行距離に関わらず毎月支払う「基本保険料」と毎月の走行距離(1km単位)に応じて支払う「走行分保険料」で構成する。

G-BOOK(ジーブック)とは、トヨタ自動車が提供するテレマティクスサービス。携帯電話やパソコン、車載機などからコンテンツが利用できる。

WiLLで展開した新型ローン・クレジットも復活
トヨタの試算によると、ペイドを使った場合、毎月200kmを走行する人のケースでは、毎月700kmを走行する人と比べ、年間の適用保険料は15%程度安くなるという。特にG-BOOKを使った月次のリアルタイム計算で、こうしたメリットが大きくなる可能性もあるとされる。

WiLLプロジェクト展開当時は、G-BOOKなどテレマティクスサービスが普及しておらず、また、リアルタイムで正確な走行距離を把握することが困難だったことに加え、自動車保険料の支払いが年1回の一括払いが主流の日本では、認知度も利用もイマイチどころか、惨憺たる状況だった。しかし、G-BOOKの技術が急速に進化した今、利用環境も整ったこともあり、再び、メリットを見い出すユーザーを対象に商品として販売を再開することとした。他方では、G-BOOKの普及と利用を促す狙いもある。

もう1つ、トヨタが検討しているのが、走行距離に応じて月次の支払額が上下するタイプの新型ローン/クレジットの復活だ。これも、WiLLプロジェクトの中で展開していたもの。しかし、プロジェクト当時は上記の自動車保険商品と同様の理由で正確な走行距離の把握が難しく、また、中古車としての再販売価格の見込み違いといった理由もあり、「トヨタは大損したようだ」(関係者)という評価になっている。

しかし、これまた同じ理由で走行距離の正確な把握が可能になった。また、今、トヨタを始めとする自動車メーカー各社が新車販売活性化の起爆剤として展開に力を入れている「残価設定型ローン/クレジット」に関連したノウハウの蓄積により、3年後や5年後における中古車としての残存価格の正確な把握が可能になったため、この新タイプのローン/クレジットを展開する土壌も整いつつある。

走行距離に応じて料金を支払う。何やらレンタカーのような商品にも見えるが、クルマに対する価値観やカーライフそのものが変化していく過程の中で、未来的に過ぎて失敗した商品が今、復活を遂げようとしている。

起亜車労使見学団“トヨタに衝撃”A

「だから世界一なんだ」

ある起亜(キア)自動車労組幹部は「とうてい我が国の勤労者たちはついていけない。ああだから世界一なんだ」と言った。

工場見学後のセミナーで、労組幹部Aさんは「我が労組はトヨタから学ぶことが多い。我々経営陣もトヨタのように透明経営と雇用安定に力を尽くす姿勢を見せなければならない」と述べた。

トヨタ勤労者が不満をあまり言わないのには、多くの理由があった。正規職は60歳停年が保障される。工場勤労者は健康さえ許せば65歳まで働くことができる。賃金も同種業界最高水準だ。我が企業より雇用安全性がずっと高い。

起亜自動車訪問団は、初日、中京大でトヨタの昼2交代導入に関する勉強会を用意した。同大学のトヨタの専門家である猿田正機、チョン・ウソク教授の発表と討論が行われた。猿田教授が「トヨタは他の名目の手当を新設して相当部分を補ったが、生産量減少分は転換配置で生産性を高めて補った」と言うと、労組関係者たちからは表情をこわばらせていたのがありありと見えた。

労組幹部Bさんは「労組は名分を重視して強く声をあげたりするが“労組も会社を生かすことに賛同する方に変わらなければならない”という声が、勤労者たちの間で大きくなっている」と話した。


技能五輪全国大会:高い技術力を証明 トヨタの4人に金賞 

◇小原さん、柴田さん、中野さん、本田さん

 青年技能者が日ごろ磨いた技を競う第45回技能五輪全国大会(2月29日〜3月3日、千葉市)で、トヨタ自動車の社員4人が1位(金賞)に輝いた。若い技術者が今年も確かな技術力を証明した。

 金賞を獲得したのは、▽図面通りの金属分品を製作する「旋盤」の小原将志さん(19)▽図面に示された鋳造用の木型を作る「木型」の柴田剛志さん(19)▽電子回路を設計し製作する「電子機器組み立て」の中野佑真さん(21)▽車体の塗装や修復をする「車体塗装」の本田佑樹さん(20)。いずれも豊田市大林町で、同社のトヨタ工業学園で腕を磨いた。

 大会は、18歳から22歳の若い技術者が対象。43職種に980人が参加した。同社は例年、優秀な成績を収めており、今年は9職種に、26組28人が挑んだ。大会では金賞を獲得した4人のほかに、6人が銀賞、10人が銅賞、5人が敢闘賞と大活躍した。

 金賞を受賞した4人は、「自分の力を出し切ることができた」(小原さん)、「結果に甘えず、今後も技術の向上に努力したい」(柴田さん)、「指導してくれた皆さんのおかげ、感謝の気持ちでいっぱいです」(中野さん)、「みんなで頑張ったので結果が残せた」(本田さん)などと、笑顔で喜びを語った。

 同社人材開発部第2人事室技能五輪グループの西島保・グループ長は「若い技術者にとって技能五輪は目標であり壁でもある。克服することで精神的にも大きく成長できる」と、次の世代を担う若者に期待を寄せていた

トヨタ、米2工場で生産調整…続

トヨタ自動車は14日、大型ピックアップトラックなどを生産する米国2工場で、近く生産調整を行う計画を明らかにした(既報)。ガソリン価格の高騰などにより販売が低迷している車種を減産する。

対象となるのはテキサス工場とインディアナ工場で、テキサスはピックアップの『タンドラ』、インディアナはタンドラのほか大型SUVの『セコイア』、ミニバン『シエナ』を生産している。

フル生産時の両工場の能力はそれぞれ、年20万台と35万台。両工場の生産車種はいずれも昨年末以降、販売が低調となっている。

ラインタクトを遅くして調整するが、減産規模については明らかにしていない。トヨタは「需要動向に応じ、生産は常に柔軟に対応している。足元の北米需要に応じた稼動調整を行う」(広報部)としている。従業員の削減などは行わない。


トヨタ、「E10」対応車の認定取得

トヨタ自動車は、バイオエタノール混合率10%燃料(E10)対応車として、「カローラフィールダー」1.8l 2WD(CVT)の国土交通相認定を取得した。今月末より、環境省の「地球温暖化対策技術開発事業」(E10利用実証事業)でE10対応車による実走行を計画している大阪府に提供する。大阪府が使用する燃料は、バイオエタノール・ジャパン・関西が供給する建設廃木材、木くずなどの廃棄物を活用したセルロース系エタノールを混合する。

トヨタは、2006年6月以降に世界各地で生産するすべてのガソリンエンジン車について、燃料系部品の材質変更を行うなど、E10への技術的対応を完了している。今年1月からはタイで「カローラアルティス」のE20対応車を、FFV( Flex Fuel Vehicle:ガソリンとエタノールなどを任意の比率で混合した燃料が使用可能な自動車)については2007年5月からブラジルで「カローラFlex」「カローラフィールダーFlex」の販売を開始している。米国でも今年中に「タンドラ・セコイア」のFFV(E85)を販売する予定。今後も各国の政策やインフラ状況、消費者ニーズを踏まえ、環境対応技術の開発とエコカーの展開を積極的に推進していく方針

New パッソの特別仕様車−−トヨタ自動車

トヨタ自動車は小型車「パッソ」の特別仕様車「プチトマコレクション」を発売した。パッソの広告でシンボルの「プチトマト」をイメージした。シートやフロアマットにプチトマトの柄を織り込んだ。後部荷室の扉や給油口にもプチトマトのステッカーを張り、かわいらしさを表現し